締まらないくらいが丁度いい
「おっ、開いてるじゃ~ん」
「おい、それヤバイって。マイケル」
「平気だってジョン!凶悪犯言ってもただの人間だぜ?」
烏野のシェルターを抜けて外から来た二人組。
どうやら穴を掘ったらしい。
「おーーい!!ボマー!!俺達の動画のネタになれ!」
「やべぇってwwwてめぇはカスだ!社会のゴミめ!」
「ゴミで悪かったな。」
破壊したバイクを捨て、ボマーが現れた。
「「やべぇ!逃げろ!」」
投げ込まれた爆弾は、2人を焼き尽くした。
「振り切れませんでした………ぐえ。」
玲乃はバイクをグライダーにぶつけたは良いものの、そのまま地面に叩き落とされ、気絶した。
「喪退!ボマー今どこだ!」
沖田が高速を渡されたバイクで駆け抜けながら、テジョーガン片手に喪退に聞く。
「そんな焦るなよ。山並の情報によると、そこの角を曲がった先の上空だ。」
「ならビルから行ったほうが早いな。」
「だが、それを実践したスピード狂いが失敗したからやめておけ。」
「断る。」
「よし分かった、それで………お前今何つった?」
「断ると言ってるんだ!」
「おい辞めろ!あのバイクと一体化したような奴が失敗したんだぞ!」
「でも出来れば回り道が出来る!」
「遅れてもいいから命令に従え!お前今度こそ死ぬぞ!失敗したらお前を隠してた意味がない!話を聞け沖田!」
「さんをつけろよデコ助野郎!!!!」
沖田は高速のガードレールを破壊して、高層ビルに向かってバイクを飛ばした!!!
「ここまで来れば良いだろ。」
烏野の上空はビルが繋がっている事により非常に入り組んでいる。グライダーを飛ばすのにも一苦労なのに、機動警察とチェイスしながらは、かなりの疲労がたまった。ボマーはビルに腰掛けた。
「グライダーのバッテリーは……残り13%。これじゃあもう使い物にならねぇ。どっかに捨てて逃走するか。」
「でえやあああああああ!!!!、」
「何ッ!?」
ボマーが腰掛けたビルの前の高いビルの上からバイクが跳んできた!そのバイクに乗っていたのは。
「久しぶりだな!爆弾魔!!!機動警察、沖田相司!只今参上!!!」
沖田が腰に携えた警棒を引き抜き、殴りかかった!
「やっと会えたな!あの時の借りを返してやる!」
「その台詞は病院&監獄送りにされた俺のものだ!」
ボマーが銃を発砲するが、警棒で沖田が弾を受け止める。しかし、警棒はそれで大きくねじ曲がってしまった。
「えぇい、耐久力の悪い!」
沖田は地面に警棒を差し、反対側に踏み曲げて警棒を直した。
「コイツはどうかな!?お巡り風情がよぉ!!」
ボマーがグライダーで突っ込んできた。
「またあの時みたいに登るだけよ!」
沖田はテジョーガンをグライダーに撃ち、グライダーに飛びの…………
よく見るとグライダーの上には大量の爆薬が乗っていた。
「弾けろ!!!」
「お断りします!!!」
ボマーがグライダーから飛び降りると同時に、沖田がグライダーを蹴り飛ばした。グライダーは大量の爆薬により、粉々に弾け飛んだ。
「テジョーガンが今ので逝ったか………」
テジョーガンの紐が焼き切れ、スペアの弾も粉々になっていた。
警棒は、先ほど曲がったのを強引に戻したからか、後弾を一発受ければ壊れる。
対して、ボマーの銃はまだ壊れる様子もなく、爆薬は使い切ったが、全身武器のようなボマーが他に武器を隠してる可能性も十分にある。
「こいつでやり切るしかないか………」
「作戦会議は終わりだ!」
ボマーが沖田を狙い、銃の引き金を引いた。
「な、何をしてるんだお前は!!!!何故警棒で弾から体を守らなかった!!」
ボマーが撃った弾は、沖田の左腕を貫いた。
銃で撃たれた人間は、一般的には苦しみ悶える。
一般的には。
「根性万歳!教えてやるよボマー!何故俺が警棒で自分を守らなかったか……今からテメーを殴るからだ!!!」
沖田は腕のダメージを気にせず、右腕に持った警棒でボマーの銃をはたき落とした!
沖田はボマーの銃を拾い、それをボマーに向けた。
「…………警察が人を殺しても良いのか?」
「お前は人じゃないだろ。ただ、殺す気はない。例え人の行動をしなくても、この星にいる直立二足歩行の会話可能な生物は法で裁かなきゃいけないからな。」
沖田はボマーの銃を地面に捨て、それを踏み壊した。
「テジョーガンはテメーが焼き切ったからな。少し手荒になる。」
「それは都合が良いな。お陰でこの街を吹き飛ばすくらいの準備ができた。」
ボマーが腕の装置の装甲を外すと、中から爆弾が出てきた。
「こいつに火をつけれさえすれば俺の勝ちだ。丁度そこにガラクタが壊れた後があるからな。」
ボマーが見た場所には、先ほど破壊されたグライダーがジリジリと燃えていた。
「お前、本当に人じゃないな。」
「なんとでも言え。俺は何でもする。」
「何がしたいんだよ、お前は。」
「さぁな。殺してる内に忘れたよ。」
「テメェの犯罪歴に終止符を打ってやる。お前を殴り飛ばして気絶させたら俺の勝ちだ。」
「………そうかい。じゃあ始め!!!」
ボマーがグライダーの墜落跡に走り出し、沖田はボマーに向かって走り出した。
どのみち殴り飛ばされても突っ込めば俺の勝ちだ。
テメーは俺の最後の殺人の対象にしてやる。
あばよ、クソ警察。
「誰が素直に殴るなんて言いましたーー!?」
沖田は、ボマーの顎に膝蹴りを叩き込んだ。
吹っ飛ばされた拍子に、貯水タンクに激突し、ボマーの装備は全て破壊され、ボマーは気を失った。
「5月14日、24時11分。対象、ボマーを確保。これより連行します。」
「やってくれたね。この野郎。」
「俺等お前に何かした?」
「牢屋にブチ込まれたことを怒ってないとでも?」
喪退と新見がやった作戦(沖田牢屋投入作戦)は、署長に完全に無許可だった事が後で分かったので、門方さんを通して署長に報告した。
結果、新見と喪退は罰を受け、現在烏野監視センターの掃除をしている。尚この施設は一般開放もしているので、そこの掃除もやることになっている。
「まぁ、俺等は別に後悔してないぜ?テメーの清掃員姿も見えたしな。」
俺がボマーと戦ったビルは、烏野警察の司令室の真上だった。帰るの面倒くさいのでビルぶち抜いたら、お偉いさん方に出くわし、壊した罰として俺も掃除。
ちなみに終わったらボマー確保の報酬がもらえるそうだ。
「ほら、手が止まってるぞ、そこのバカ2人!病院送りよりはマシだと思え!」
俺はこの後の報酬を楽しみにしながら、地獄の掃除を再開した。
MSP シーズン1 完!
と、言うわけで。
シーズン1。終わり!
初めての小説という事で、大苦戦しながらの執筆でしたが、200を超える閲覧数を貰い、まぁまぁ需要があったという事が本当に支えになりました。
さて、活動報告で行った特報ですが。
とりすばウィンターフェスティバル!開戦!!
今年冬、とりすばウィンターフェスティバルと題し、とりすば作品を絡み合わせるお話を作ろうと思います!
MSPの面々も結構活躍するので、ぜひご期待下さい!




