解き放たれる時
警視特区、烏野。
四大都市を監視する、いわば核ともいえる場所である。
現在、この都市はボマーに狙われている。
そう言えば、隼区にボマーが来たときは交通が邪魔で閉じ込めることができなかった。
しかし、この都市はそもそも警察用なので自由に使えるのである。という訳で。
監視カメラにボマーが写った。
新たなグライダーのエンジンを吹かして、今この瞬間、烏野に入った。
「今だ!!閉めろ!!!」
烏野は警察用であると言ったが、警察の拠点というのはそれだけで隙なようなものであるので、いつでも犯罪者を隔離して、他の援護を待ったり、犯人の逃走の阻害ができる。
烏野を囲う巨大ドームが遂に起動。これでボマーは逃げ場がなくなった。
「おっと、これはやられたね。先手を打っていたか。見た感じ、強化ガラスだからなー。ここで爆弾を使うのは勿体ない。警察を皆殺しにしたほうがまだお釣りがくる。」
そんなボマーのもとに、いち早く機動警察が2名たどり着いた。
「いたぞ!ボマーだ、捕まえれば昇進確定だ!」
別にそんな事は一言も言われてないが、憶測だけで物を言っている。
「撃て!ミニガンだ!」
テジョーガンには対変態用の厳しいテストがあるのだが、落ちたものには少しの静電気を与えるミニガンが支給される。尚、あんまり強くない。
「こんな物、一発使うのも躊躇するなぁ………」
爆弾一撃で2人を薙ぎ払ったボマーは、本部を狙ってグライダーを飛ばした…………………が。
「ぜぇぇぇあああああっっっ!!!!」
高速バイクが急にグライダーの右翼をかすった。
「ここは良いですね!どこの建物も繋がる通路があるので、空中戦が他に比べてやりやすい!こんな事言うのもなんですが、凶悪犯は大好きです!さぁ、私から逃げられると思わないことですね!!!」
玲乃のバイクがグライダーに襲いかかった!
「なぁ、お前何して捕まったんだよ?」
「何もしてないから捕まった。」
「何だそれwww理不尽すぎるだろwww」
無実の罪で牢獄にぶち込まれて、今日で1週間くらいだろうか。この俺、沖田相司はというと、かなり快適に過ごしている。この監獄めっちゃ楽しいんだけど。
昼食の定食は美味いし、正直外より楽しい。
「おや、看守さんに呼ばれたようだ。そろそろ行かなきゃ。」
「まさかそこまで満喫しているとはな。」
「何の事?」
「しっかりしろ!お前は機動警察!ここで遊んでるのも今日まで!釈放だ!」
あ、俺そういや警察だった。




