喪退の世界
「ここ、烏野警視特区の警察署は国内最大規模の巨大署担っており、何と都市そのものが警察署。そのため、この街の建造物は交通関係以外は全て繋がっている。誰が呼んだか、スチールフォレスト(鉄の森)何で呼ばれてるんだぜ?」
「いや、知ってるから。そんなもん知ってるから俺はどうなるの?」
「手錠をかけられたら行くところは一つだろ。…………牢獄だ。」
畜生め!!完全なる冤罪だぞ!てゆーか冤罪ですらないぞ!罪状を俺は知らねぇ!
「ほら、今日からお前はここに入るんだ。」
お喋りな看守に連れてこられ、牢獄に入れられた。
「今日からお前は271番だ。まぁ、精々足掻いてな。」
この野郎!てかあいつの顔見たことあるぞ!帽子で見えねぇけど、多分知り合いだ!
「思い出した?」
「え?聞こえてた?」
「そりゃあもう丸聞こえ。でも正解だ、隼の。」
帽子を取ったこの看守は、俺を牢獄にぶち込んだのも納得できる奴だ。
「忘れもしねぇ!忘れてたまるか!」
「なら言えるよな?俺の名前を。」
「烏野のクソ参謀、山崎喪退。」
喪退。こう書いてものうと読む。コイツは悪辣極まりない作戦を思いつき、人を上から目線で手足のように扱うクソ野郎。なのに結果は出すから烏野にまで出世したやつだ。
「んで?これも何かの作戦か?なら教えてくれよ。」
「まだだね。俺が看守やるから時が来たら教えてやるよ。」
じゃあしばらく待ってるか…………。
アレ?これ犯罪者とあまり変わらなくない?
「では、芹沢署長による作戦を説明する!」
門方が声を上げ、機動警察が一斉に聞く姿勢に入る。
「それでは、ボマーが次に向かう所を教える。まぁ結論から言うとね。ここに来るよ。顔が特定できたからさ、監視カメラがフルに使えるんだ。」
「ここに来るんですか!?」
動揺を隠せず、メンバーはざわめく。
「静まれ!話はまだ終わってない!」
署長が勢いよく怒鳴る。
「ボマーとの戦闘では多くの爆撃が予想される!そこで、職員全員にこいつを支給する!門方くん、出してくれ。」
門方が手に持っていたボールを投げると、そいつは勢いよくバイクに変形した。…………部屋のガラスはその勢いでめちゃめちゃに割れた。
「……と、こんな風に変形する携帯式バイクを支給するんだけど、場所には注意しようね。」
署長が苛立ちを隠せず門方の方を見ながら弁明した。
門方の顔はビビって引きつっていた。
門方へのお仕置き後………
「行くぞお前ら!ボマー撃滅作戦開始じゃあ!!!」
「おおおおおおおおっ!!!!」
各々が携帯式バイクを出して、次から次へと烏野中を駆け抜けていった。
さて、ボマーに対して本気の機動警察達ですが、ここで少しばかりミニコーナーを挟みましょう。
誰得!署長による門方への厳しいお仕置き一覧!
デコピン3発
リアル黒ひげ危機一発
バイク没収
の3本です。




