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死亡扱いの最強冒険者、13歳の姪として再登録しました 〜“故人”のままバレずに現役復帰します〜  作者: 猫が寝転んだ
第二章 傷跡の残る森

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第十話 菓子は甘~いが先行きは辛〜い

ブックマーク&リアクション及び誤字報告ありがとうございます。

今後とも宜しくご愛読願います。

 ジミニーの店を出たあと、マキが向かった先は商店通りの片隅にある甘味処だった。


 激辛紅茶で痛めつけられた舌を慰めるには、ここ以上の場所をマキは知らない。


 木製の看板には、妙に丸っこく可愛らしい文字で店名が大きく書かれていた。


 ――甘味処『甘〜い』


 何とも直球全開な店名である。


 もっとも、店主曰く「甘いものを売る店なんだから一番わかりやすいだろう」とのことだった。


 先ほどの店といい、アタシの眼鏡にかなう店は、どうしてこう名前の癖が強いのだろう。


 だが、店構えはどこにでもありそうな木造建築で、内装も木目を生かした落ち着いた造りである。

 甘さへのこだわりは、どうやら看板に全部注ぎ込んだらしい。


 まあ、落ち着いた雰囲気だからこそ、こうして一人で甘味をつつく気にもなる。 もし店中が乙女趣味一色で、若い娘たちの笑い声が響くような場所だったなら、マキの足は最初からここへ向かなかっただろう。


 扉を開けると、焼き菓子と甘い樹液を煮詰めた香りがふわりと鼻をくすぐる。


 窓際の席へ腰を下ろす頃になっても、さきほどまで鼻と舌を蹂躙していた激辛紅茶の記憶は、薄れることはない。


「やっぱり口直しは必要だよな……」


 運ばれてきた皿の上には、マロの実をたっぷり使った新作ケーキがのせられている。


 生地はきめ細かく焼き上げられ、表面には艶やかな飴蜜。刻んだマロの実と丸ごとの実が贅沢に使われ、甘く香ばしい香りが皿の上からふわりと漂ってくる。


 激辛紅茶に蹂躙された舌が、全力で歓声を上げていた。


 何はともあれ、早速一口。


 優しい甘みが口いっぱいに広がる。舌の奥にこびりついていた辛味が、ゆっくりと溶けていく。


 思わず肩の力が抜けた。


「……う〜、生き返る」

 

 あの店は情報屋としては文句の付けようがないほど優秀だ。

 情報は早く正確で、あそこ以上に『耳』の広く遠くまで届く店を、マキは知らない。


 ただ一つだけ救いようもない難点を挙げるなら――


「あの紅茶さえ何とかなればなあ」


 飲み干さないと店主の機嫌が悪くなり、情報量が目に見えて減る。


 あれは決して紅茶と呼んでいい代物ではない――辛味という名の試練だ。


「味覚への拷問は、情報料とは別料金にしてくれんかなぁ……」


 そんなことを考えていると、フードの中から小さな鼻先がひょこりと顔を出した。


『マロ…ニオイ』


「食べるか?」


 丸ごとのマロの実をひょいと摘んで差し出す。


 バーツは両手で器用に受け取ると、嬉しそうにかじり始めた。


 もぐもぐ。 もぐもぐ。


 よほど気に入ったらしい。その姿を眺めながら、マキは自然と目を細める。


「お前さぁ……」


 バーツはもぐもぐを止めることなく、小さく首を傾げた。


『クル?』


「フードに潜ってる時も、こうして店にいる時も、絶対縮んでるだろ」


 森や家にいる時と比べると、どう見ても一回りは小さい。

 実際、肩に乗せていても驚くほど軽く、フードの中に潜り込んでいても邪魔にならない。


 いくら考えても、物理的に説明がつかなかった。


 もっとも当の本獣は、そんな疑問など全く意にも介していない。


『ジャマ……ナイ』


 それだけ言うと、またマロの実へかぶりつく。


「いや、確かにそうなんだろうけど……そういう問題じゃないんだよね」


 思わず苦笑が漏れた。


 こいつ自身が持っている固有能力なのか。

 それとも契約(テイム)したことで起きた変化なのか。


 一月以上ともに過ごし、森で訓練を重ねても、新しい謎ばかり増えていく。


 マキはフォークを置き、窓の外へ目を向ける。


 窓の外を行き交う人々の様子は、いつもと変わらない。

 商人は客と値段の駆け引きをし、親子は甘味の袋を手に仲よさげに笑い合い、依頼帰りの冒険者たちは今日の成果を自慢しあっている。


 森の異変など、この街の日常からは少し遠い出来事に思えた。


 とりとめのない思考を打ち切り、もう一口ケーキを口へ運ぼうとした、その時だった。


 カラン――


 店の扉に付いたカウベルが、軽やかな音を鳴らした。


「マスター! 新作ケーキできたってー!」


 店の空気まで明るくなるような声が響く。


 冒険者らしい軽装の娘が、猫のような身軽さで店へ飛び込んできた。

 店内を見回したその目が、窓際の席で止まる。


「あれぇ?」


 ぱっと顔が輝いた。


「マキちゃん! こんなところにいたんだ!」


 返事をする間もなかった。

 後ろから首元へ柔らかな感触が乗る。


「見つけたー!」


「ぐぇ……」


 ギュウッと抱き締めてくる。力加減など最初から頭にないらしい。

 相変わらず距離感という概念が行方不明な娘だ。


「……ミリア、苦しい」


 腕を軽く叩いてようやく力が緩む。

 しかし、抱きついたまま一向に離れようとしないミリアは、マキの肩口から皿の上を覗き込んだ。


「あ、それ新作?」


 途端にきらきらと目を輝かせる。


「一口! 一口だけ!」


「……はいはい」


 せがむミリアに苦笑しながら、マキはケーキを小さく切り分けた。


 フォークへ刺して差し出すと、ミリアは素直に口を開く。


「あーん」


 ぱくり――


 次の瞬間、頬いっぱいに幸せそうな笑みが広がった。


「おいしー!」


 その反応を見ていると、ついつい甘やかしたくもなる。


「ほら、もう一口」


「あーん!」


 今度は自分から顔を寄せてくる。

 もぐもぐと頬を動かす姿は、どう見てもB級冒険者には見えなかった。


 その様子をカウンターの奥から眺めていた店主が、肩まで両手を上げて首を振る。


「まったく……どっちが年上なんだか」


「同感だね」


 マキも素直に頷いた。


 ミリアはそんな二人の視線など気にする様子もなく、口いっぱいにケーキを頬張っている。


 自由気ままで、思い立ったら一直線。気が向かない時には寄り付きもしないが、そのくせ妙に人懐こい。

 まるで猫みたいな奴だと、マキは常々思っていた。


 そして実際、最近ではすっかり餌付けが済んで懐かれてしまっている。


 しばらく猫のように「ウミャウミャ」と頬張っていたミリアが、不意にマキの耳元へ顔を寄せる。

 

「ねえ、マキちゃん」


「ん?」


「例の場所、行くんでしょ?」


「……断ったよ」


「えぇー!」


 今度は両肩を掴まれた。


「なんでー、行こうよー!」


 ぐらぐら。


「絶対楽しいって!」


 ぐらぐらぐら……


 視界が左右に揺れる。

 まとわりつくように揺さぶり続けるミリア。


(……駄々っ子か)


 ちなみに、ミリアが抱きついてくる気配を察したバーツは、とっくにフードから抜け出し、テーブルの端へ避難していた。


『……アブナイ』


 小さく呟き、両前足でマロの実を抱え込み、じりじりとテーブルの端へ後退していく。


「お前、主を見捨てるなよ……主よりマロ優先か?」


『マロ……ダイジ』


 もちろんバーツの言葉など知る由もない店主は、いまだぐらぐら揺らされているマキを見かねて、苦笑交じりに声を掛けた。


「ミリア。用事があって探してたんじゃないのか?」


「あ――」


 ぴたりと揺れが止まる。


「そうだった!」


 ようやくマキを解放したミリアは、そのまま隣の席へ腰を下ろした。


「ギルマスがね、マキちゃんを見かけたらギルドへ来てほしいって」


「ギルマスが?」


 何の用件だろう――

 考え込むマキの横で、ミリアの視線は皿の上を行ったり来たりしていた。

 最後の一切れを見つめる目は真剣そのものだ。

 やがて意を決したようにそろりと指を伸ばし、ぱくりと口へ運ぶ。


「……うまーい」


 満面の笑みだった。

 マキは空になった皿を見つめ、小さくため息をつく。


「まったく……猫かこいつは」


 まあ、いいか。口直しは十分にできた。


 ほんのちょっぴり未練を残しながら席を立つと、避難していたバーツが安心したように肩へ戻ってくる。


 その背後では、


「マスター! 同じのもう一つ!」


 という元気な声が響いていた。


「太るぞ……」


 そう呟くと、マキは振り返らずに店を出る。


(……今度はあいつに奢らせよう)


 そんな小さな決意だけを胸に抱きながら、ギルドへの道を歩き始めた。



 甘味処を出ると、午後の日差しが石畳を柔らかく照らしていた。


 依頼帰りの冒険者が戻ってくるには、まだ少し早い時間だ。 ギルドも、今なら比較的落ち着いているだろう。


 通りを歩く人影も、昼時ほど多くはない。


 マキは肩に乗ったバーツを一度見上げる。


「さて、お前さんはどうする……」


 森でも街中でも、必要に応じて別行動をとることは珍しくない。 退屈するだけだろうと思って、一応聞いてみたのだが、


『……イク』


 少し考えてから、短い返事が返ってきた。バーツはそのままフードの中に潜り込む。

 どうやら午睡と洒落込む気のようだ。


 呑気なもんだね――


 小さく苦笑して歩いているうちに、見慣れたギルドの建物が見えてきた。


 見慣れた建物の扉を押し開ける。 中にいた冒険者たちの視線が、一斉にこちらへ向いた。

 もっとも、その視線はほんの一瞬だけだった。


 顔見知りだと分かれば、それぞれの会話へ戻っていく。

 すっかり街に馴染んだ証左だろう。


 そういった反応を気にすることもなく、そのまま受付へ向かった。


「あ、マキさん」


 受付に立っていたナタリーが笑顔を向ける。


 マキは目線で上を指し、声を潜めて問う。


「呼ばれてる?」


 言葉の代わりに、ナタリーが小さく頷く。


 どうやらギルドマスターは在室らしい。


「じゃ、上がるよ」


 そう囁いた瞬間、マキの気配が室内の空気へ溶け込む。


 姿が消えたわけではない。 人の意識から自然に外れていく――深奥の森で会得して、その後も磨き続けた技術だ。


「あれ?」


 ナタリーが目をぱちぱちさせる。


「えっ?」


 ついさっきまで目の前にいた少女の姿が見当たらない。

 慌てて左右を見回した時には、マキはすでに階段へ足を掛けていた。


 本人は何事もない顔で歩いており、周囲もまた、誰一人として気に留めない。

 階段を上りながら、マキは小さく首を傾げた。


(納品の件かね)


 査定に問題があった覚えはない。 ……いや、「まとめて持ち込むな」と査定担当が泣きついた可能性はある。


 それとも……探索隊の件だろうか。


 思い当たることを一つずつ頭の中で並べながら歩くうちに、ギルドマスター室の前へ着いていた。


 ためらうことなく軽く扉を叩く。


「誰だ――」


 すぐに中から声が返ってきた。


「マキです。お呼びと聞きましたが…」


「おう、マキか。入れ」


 聞き慣れた返事に、マキは無造作に扉を開けた。


 一方その頃、一階では――


 ナタリーが首を傾げたまま、並んで立つ同僚に小さく問い掛けた。


「……あの娘、ギルマスのお部屋って知ってましたっけ?」


 問い掛けられた同僚は苦笑する。


「さあ?」


 二人とも知る由もない――


 その部屋は、マキにとっては昔から何度も出入りしている見飽きた場所だったことを。


 そんなことなど露ほども知らない受付嬢たちをよそに、当のマキはソファへ腰をゆったりと下ろしていた。


 運ばれてきた茶をなんの遠慮もなく口に運びながら、ギルドマスターが用件を切り出すのを待っている。


 ギルドマスターは机の上で両手を組み、少しだけ言いにくそうな顔をした。


「……えーっと、実はな――」


 そこで一度言葉を切る。


「今度、森の奥まで野営訓練を兼ねた探索に出ることになってな」


 ――野営訓練。


 それを聞いた瞬間、マキは鼻で小さく笑った。


「あんたもか――」


「……は?」


「いえ、何でもありません」


 ギルドマスターは怪訝そうに眉を寄せたものの、深く追及することはなかった。

 代わりに腕を組み、何か思い出したように頷く。


「ああ、もしかしてフレットか」


「?」


「あいつ、お前をずいぶん推していたからな」


 マキは曖昧に笑うだけだった。

 ギルドの極秘計画に相談もなしに勧誘してきたアホ面が頭に浮かぶ。


 さすがに少し不味いかな――


「推してたって、何をです?」


 何気ない調子で論点を逸らして聞き返すと、ギルドマスターは部屋の扉へ一度視線を向けた。


 誰もいないことを確認し、少しだけ声を落とす。


「これはまだ極秘なんだがな」


(だったら話すなよ)


 マキは心の中だけで突っ込んだ。


「先日戻った探索隊とは別に、第二区画まで進む探索隊を編成することになった」


 (そんなところまでなぜ話す…)


 思わず額に手を当てる。考えなしの脳筋なところまで、あいつとそっくりだ。


(まったく、血は争えないな)


「それで、お前にも参加してもらえないかと思ってな」


「まだD級ですよ――」


 首を振りながら、即答するマキ。


「参加資格はないでしょう」


「そこなんだがな――」


 ギルドマスターは少し身を乗り出し、声をひそめる。

 二人しかいないこの部屋で、声を潜めてなんの意味があるのか。


「近いうちに、お前をC級へ昇格させる話が進んでいる」


(だから言うなって、このおっさんは――)


 昔なら、膝を詰めて一時間は説教していたところだ。

 昇格が決まっているとしても、本人へ先に漏らしていい話ではない。


「経験年数も足りませんし、実績だって――」


「実績なら十分だ」


 言葉を遮るようにギルドマスターが笑った。


「最近納品している素材の量を見れば分かる。あれだけの魔物を安定して討伐できる冒険者は、C級であってもそう多くはない」


「魔物を倒すだけが昇級の条件じゃないだ……でしょう」


 危うく昔の口調が出かけて、慌てて言い直す。

 幸い、ギルドマスターは気付いた様子もない。


「だからこその依頼だ」


 机の上へ依頼書が置かれた。


「物資管理と後方支援を担当してもらう。そして、探索隊の活動を支える重要な一部門を任せる」


 いかにも、もっともらしい説明だった。

 

 マキは依頼書からゆっくり視線を上げる。

 ギルドマスターの笑顔は、どこか落ち着かない。


 ギルドマスターになってそれなりに経験は積んできたろうに、一向に変わらないな……こいつ。


 この顔は、後ろめたいことがある時の顔だ。


「つまり――」


 マキは静かに口を開いた。


「料理番はお任せ……と」


 ギルドマスターの肩がぴくりと震えた。


「大した料理でもないのに、そんなにせっつかれてるんですか?」


「いや、その……」


 視線が泳ぐ――耳まで少し赤い。


 相変わらず、嘘だけは驚くほど下手だった。


 マキは思わず苦笑する。


(海千山千の連中相手に、よくこれでギルドマスターが務まってるな)


 少しだけ考え込み、依頼書へもう一度目を落とした。


 どうせ近いうちにイプザへ顔を出すつもりだった。

 方向はほぼ同じであるし、条件次第では悪い話でもない。


「長期間拘束される依頼なら、本音を言えば遠慮したいですね」


 ギルドマスターが口を開く前に、そのまま続ける。


「でも、中継拠点はイプザの少し北西寄りになる予定でしょう?」


「……ああ、おそらくな」


「なら、仮設拠点が形になるまでを依頼期間にしてください。その条件なら引き受けます」


 ギルドマスターの顔がぱっと明るくなる。


「本当か!」


 勢いよく立ち上がったあと、不思議そうに首を傾げた。


「しかし、どうしてそこまで譲歩したんだ?」


 マキは少しだけ視線を窓へ向け、小さく笑う。


「……久しぶりに故郷へ帰ってこようかと思いまして」


 その一言に、ギルドマスターは「ああ、そういうことか」と納得したように頷いた。



 ◇



 ギルドを出ると、西へ傾き始めた陽射しが石畳を赤く染めていた。


 街の風景はいつもと変わらない。


 商人が店じまいの準備を始め、子どもたちは家路を急ぎ、冒険者たちは手にしたばかりの依頼達成金を片手に酒場へ向かって笑い合っている。


 けれど、そんな変わらぬ日常の向こうで、誰もが知らぬうちに異変が静かに広がっている。


 ダンジョン――


 ジミニーから聞いたその言葉が、ふと頭をよぎる。


 もし本当に発生しているのなら、これから先、街も森も大きく変わっていくだろう。


「……まあ、考えたところで仕方ないか」


 マキは空を見上げ、小さく肩を回した。


「結局、引き受けちまったな」


 ――探索隊への参加。


 少々めんどくさいが、たまには大勢でワチャワチャやるのもいいだろう。


 そして、仮設拠点の設営が終われば、久しぶりに故郷イプザへ顔を出さねばなるまい。


 マキになって、さんざん迷惑をかけたのに、深奥を出てからも無事の便りすら出していない。


「……怒ってるだろうな」


『クル?』


 肩の上でバーツが不思議そうに首を傾げた。


「まあ、たぶんアタシが悪い」


『ワルイ?』


「ああ、全面降伏だ」


 両手を挙げて認めると、バーツは何を納得したのか大きく頷いた。


『ゴメン?』


「うん、そうするよ」


 素直に返事をすると、自然と笑みがこぼれる。


 その様子を見て、バーツも嬉しそうに鳴いた。


『クルル!』


「……そうだ、土産でも買っていくか」


『クル?』


「うまいもんを献上すれば、少しは許してくれるかもしれん」


『アマイ!』


「お前が食う気満々じゃねえか」


 思わず笑いが漏れる。


 夕暮れの街を、一人と一匹が並んで歩いていく。


 故郷までの道は、まだ少し遠い。

お読みいただきありがとうございました。

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毎週土曜日12時10分の更新予定です。

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