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『 1ドル100円の日、日本が急に高級品になった(笑)』 ――人口が減る国は、必ず弱くなるのか。 世界が日本を笑った夜、日本は静かに「世界へ払うドル」を減らし始めていた。――

✦『 1ドル100円の日、

  日本が急に高級品になった(笑)』


――人口が減る国は、

 必ず弱くなるのか。


 世界が日本を笑った夜、

 日本は静かに

 「世界へ払うドル」を

 減らし始めていた。――


……


「おじいちゃん」


ゆづきが、

スマホから顔を上げた。


「日本って、

 もう終わる国なん?」


画面には、

暗い言葉が並んでいた。


《人口減少》


《高齢化》


《国の借金》


《円安》


《ホルムズ海峡》


《食料自給率》


《中国の安売り》


《AIが仕事を奪う》


「どの記事も、

 日本は苦しいって言ってる」


ゆづきが言った。


僕は、

昔の為替チャートを開いた。


「日本は昔から、

 苦しいと言われてきた」


「でも今は、

 ほんとに苦しいんでしょ?」


「苦しい。


 ただし、

 苦しいことと、

 終わることは違う」


僕は、

紙に数字を書いた。


明治の新しい通貨制度が

始まった頃、

1ドルはおおむね1円前後…。


戦前の金解禁期には、

1ドルは約2円…。


戦争に負けたあと、

1949年には1ドル360円…。


2011年には、

1ドル75円32銭…。


そして今、

また160円台…。


「日本は、

 同じ島に住んでるのに、


 ドルの都合で

 1円にも、

 360円にも、

 75円にも、

 160円にもされた」


「それって、日本人が

 毎回変わったんじゃないん?」


「そこが大事じゃ」


僕は言った。


「道路も。


 港も。


 水道も。


 工場も。


 人間も。


 急に360分の1に

 なったわけじゃない。


 世界の値札が、

 何度も付け替えられたんじゃ」


……


★目次


■第一章 

 1ドル2円の国が、

 360円になった日


■第二章 

 75円32銭まで戻った、

 小さな島


■第三章 

 160円は、

 日本の実力なのか


■第四章 

 11兆7,349億円の冷たいタオル


■第五章 

 原油100ドル、

 160円の請求書


■第六章 

 ホルムズで

 干上がるはずだった国


■第七章 

 WTI200ドル説が外れた夜


■第八章 

 資源国が、

 資源で疲れる不思議


■第九章 

 中国は作りすぎて、

 買う人を失った


■第十章 

 BRICSは大きいが、

 同じ船ではない


■第十一章 

 人口1億469万人の日本


■第十二章 

 化石燃料24兆円を減らす国


■第十三章 

 AIは、

 日本の第二の労働人口


■第十四章 

 160円から100円へ、

 世界の値札が変わる


■第十五章 

 世界が買い直した、

 日本の普通


……


■第一章

 1ドル2円の国が、

 360円になった日


「円って、

 最初から弱かったん?」


ゆづきが聞いた。


「いや」


僕は答えた。


「明治の新貨条例ができた頃、

 1ドルはだいたい1円前後じゃ。


 1930年ごろ、

 戦前の金解禁期には、

 1ドル約2円じゃった」


「今の160円と、

 全然違う」


「戦争は、

 国の通貨まで壊す」


戦争に負けた日本は、

焼け野原になった。


外貨もない。


工場も壊れた。


輸出するものも少ない。


1949年、

日本は1ドル360円に固定された。


2円だった円は、

360円になった。


数字だけ見ると、

円は180分の1まで

叩き売られたように見える。


けれど日本人は、

次の日から働いた。


港を直した。


橋を架けた。


電気を通した。


工場を建てた。


水道を守った。


「通貨は弱くなった。


 でも、国民の手まで

 180分の1になったわけじゃない」


……


■第二章

 75円32銭まで戻った、

 小さな島


1971年。


ニクソン・ショック。


1ドル360円は、

308円へ動いた。


1973年。


日本は変動相場制へ入った。


1985年。


プラザ合意。


アメリカは言った。


「日本円は安すぎる」


そこから円高が進んだ。


そして2011年3月17日。


東日本大震災の直後。


円は、

1ドル75円32銭まで上がった。


「おじいちゃん。


 地震で大変な時に、

 なんで円高になるん?」


「世界が、

 日本企業は海外の資産を売って、

 円に戻すかもしれんと考えた。


 安全な通貨だと、

 まだ見ていた人もおった」


「日本が強かったから?」


「強さだけではない。


 世界が怖くなった時に、

 比較すると日本が安全に見える。


 そんな場面もある」


日本は、いつも絶対的に

強かったわけではない。


ただ、世界が揺れた時に、

相対的に残ったことがある。


……


■第三章

 160円は、

 日本の実力なのか


2013年。


日本は、

大きな金融緩和へ入った。


景気を良くする。


物価を上げる。


株価を上げる。


輸出企業を助ける。


そのために、

長い間、

金利を低くした。


だが薬は、

長く飲みすぎると

酒になる。


円安は、

最初は輸出企業を助けた。


だが、

長く続くと、

原油も高くなる。


LNGも高くなる。


小麦も高くなる。


飼料も高くなる。


薬の原料も高くなる。


「円安って、

 いいことだけじゃないん?」


「輸出する会社だけ見れば、

 追い風になることもある」


僕は言った。


「でも日本全体は、

 石油も食べ物も

 海外から買っとる」


円安は、

輸出企業には追い風。


家計には、

輸入請求書。


一つの為替でも、

見る場所で顔が違う。


……


■第四章

 11兆7,349億円の冷たいタオル


2026年。


政府は円を買った。


ドルを売った。


約11兆7,349億円。


一か月で動かした金額としては、

かなり大きい。


相場は一時、

円高へ振れた。


けれど、

また円安へ戻った。


「11兆円って、

 どれぐらいすごいん?」


「たとえば人口1億人で割れば、

 一人あたり約1万1,000円じゃ」


「日本中の人に、

 1万円ずつ配るぐらい?」


「ざっくり言えば、

 それに近い大きさじゃ」


ただし、

これは紙幣を燃やしたわけではない。


外貨を売り、

円を買った。


家計で言えば、

別の通帳へ移したようなものじゃ。


「じゃあ、

 なんでそんなことしたん?」


「熱が上がりすぎたからじゃ」


「熱?」


「円安という熱じゃ」


……


■第五章

 原油100ドル、

 160円の請求書


僕は紙に書いた。


原油が1バレル100ドル。


1ドル160円なら、


100ドル × 160円 = 1万6,000円。


1ドル100円なら、


100ドル × 100円 = 1万円。


「同じ原油なのに、

 6,000円違う」


ゆづきが言った。


「そうじゃ」


「6,000円って、

 大きいね」


「日本は、

 原油を一滴二滴では買わん」


日本は2024年、

原油やLNG、石炭などの

化石燃料輸入に、

約24兆円を払った。


一方で、

自動車や半導体製造装置で

約33兆円を稼いだ。


つまり日本は、


33兆円を稼いで、


24兆円を燃料に払う国だった。


「一生懸命に車を売って、

 その金の大半を

 石油に渡しとるんじゃ」


「なんか、

 自転車を全力でこいで、

 向かい風に札束を投げてる感じ」


「そのたとえは、

 なかなか残酷じゃな」


……


■第六章

 ホルムズで干上がるはずだった国


ホルムズ海峡が揺れた。


ニュースは言った。


「日本は危ない」


「石油が来ない」


「干上がる」


日本人も身構えた。


だが、

世界を見渡すと、

奇妙なことが起きた。


石油を持っている国でも、

ガソリンが届かない。


製油所が止まる。


港が混む。


船が来ない。


保険料が上がる。


道路が荒れる。


通貨が弱い。


石油は、

地下から掘るだけでは

国民の車に入らない。


油田。


港。


タンク。


製油所。


船。


保険。


銀行。


道路。


治安。


契約。


石油は、

この全部がそろって、

初めて生活になる。


「日本は石油がないのに、

 なんで残れるん?」


「石油を料理する

 台所があるからじゃ」


商社。


港。


備蓄。


製油。


配管。


契約。


そして、

壊れにくい社会。


……


■第七章

 WTI200ドル説が外れた夜


世界が騒いだ。


「原油は200ドルだ」


「戦争だ」


「インフレだ」


「日本は終わる」


だが、

原油は一方向には進まなかった。


戦争が不安を生む。


原油は上がる。


原油が上がりすぎる。


企業も家庭も買えなくなる。


世界の景気が弱る。


石油が売れにくくなる。


中国の内需も弱い。


世界の在庫も重い。


原油は、

上がれば上がるほど、

自分で需要を壊す。


「市場って、

 自分で自分を止めるん?」


「時々な」


僕は言った。


「人間が怖がって買いすぎると、

 市場は逆に冷やす」


市場は、だれか一人が

操作する怪物ではない。


みんなの恐怖が積み上がって、

みんなの財布を閉じる。


その結果、

高くなるはずのものが、

急に安くなることがある。


……


■第八章

 資源国が、

 資源で疲れる不思議


石油があれば勝てる。


そう思われていた。


だが、

資源国には別の苦しさがある。


原油が高い。


国の予算は助かる。


だが国民の生活費が上がる。


原油が安い。


国民は少し楽になる。


だが国の収入が減る。


工場がない。


物流が弱い。


通貨が弱い。


輸入品が高い。


若者の仕事がない。


資源だけでは、

国は豊かにならない。


「じゃあ何がいるん?」


ゆづきが聞いた。


「資源を、

 生活に変える仕組みじゃ」


日本は資源が少ない。


だからこそ、


備蓄した。


加工した。


節約した。


再利用した。


輸送した。


契約を守った。


資源を持たない国は、

資源を持たないから、

仕組みを育てるしかなかった。


……


■第九章

 中国は作りすぎて、

 買う人を失った


中国は、

ものすごく作れる。


EV。


太陽光パネル。


電池。


家電。


鉄鋼。


スマホ。


安い製品が、

世界へ流れる。


だが国内を見ると、

家が売れない。


不動産が重い。


地方政府の借金が重い。


若者の仕事が足りない。


家計はお金を使わない。


工場は作れる。


でも買う人が足りない。


「ゲームで言えば?」


ゆづきが聞いた。


「回復薬を999個作った。


 でも、

 仲間は全員HP満タン。


 しかも町の人も

 お金を持ってない」


「在庫だけ増える」


「そうじゃ」


海外へ安く売れば、

売上は作れる。


だが利益は薄くなる。


補助金を出せば、

さらに安売り競争になる。


中国が明日倒れる、

という話ではない。


だが、


作りすぎ。


内需不足。


不動産不況。


利益率低下。


この四つが重なると、

大国でも苦しくなる。


……


■第十章

 BRICSは大きいが、同じ船ではない


BRICSは広がった。


人口も多い。


面積も広い。


資源もある。


ニュースだけ見れば、

新しい世界の王様に見える。


だが中を見ると、

困りごとは全部違う。


中国は不動産とデフレ。


ロシアは戦争と石油価格。


インドは成長とエネルギー輸入。


ブラジルは外貨と財政。


南アフリカは電力と物流。


「みんな同じ方向を向いてないん?」


「反対側を見る時は、

 一緒になれる」


僕は言った。


「でも、

 自分の家の雨漏りを直す時は、

 それぞれ違う道具がいる」


BRICSは、

大きな旗にはなれる。


だが、

一つの財布。


一つの通貨。


一つの電力網。


一つの軍隊。


には、

まだなっていない。


……


■第十一章

 人口1億469万人の日本


2024年。


日本の人口は、

1億2,380万人。


2050年の中位推計は、

約1億469万人。


約1,911万人減る。


比率にすると、

約15%減る。


「15%って、

 たいしたことない?」


ゆづきが聞いた。


「日本が100人の村なら、

 15人いなくなる」


「大きいね」


「しかも、

 若い働く人の減り方が大きい」


多くの人は言う。


「人口が減るから終わり」


だが、

別の計算もある。


人が15%減る。


食べる量も減る。


車の台数も減る。


服も減る。


家電も減る。


住宅も減る。


店舗も減る。


通勤も減る。


物流も減る。


つまり、

輸入する量も減る。


「人口が減るって、

 日本が世界から買うものが

 減ることなん?」


「そうじゃ」


「輸入するドルも減る」


「そうじゃ」


日本は、

人口が減る国であると同時に、


世界へ払うドルが減る国に

なるかもしれない。


……


■第十二章

 化石燃料24兆円を減らす国


ここで未来の試算をする。


これは予言ではない。


条件がそろった時の、

一つの計算じゃ。


人口が約15%減る。


EVやハイブリッドで、

輸送燃料を15%減らす。


AI物流。


共同配送。


断熱住宅。


省エネ工場。


再エネ。


原発。


蓄電池。


これでさらに

化石燃料の使用量を10%減らす。


計算すると、


0.85 × 0.85 × 0.90 = 約0.65。


つまり、

燃料輸入の「量」が

今の65%まで下がる可能性がある。


2024年の化石燃料輸入約24兆円を、

単純に65%へ縮めると、


24兆円 × 0.65 = 約15.6兆円。


約8.4兆円分、

海外へ払う燃料代が減る。


もちろん、

原油価格も為替も変わる。


だからそのまま未来の答えにはならない。


だが方向としては、


人口減。


省エネ。


AI。


国産電力。


で、


燃料輸入の請求書が

何兆円単位で軽くなる。


これは十分あり得る。


……


■第十三章

 AIは、日本の第二の労働人口


アメリカでは、

AIが仕事を奪うと怖がられた。


中国でも、

若者の仕事が減ると怖がられた。


日本は少し違った。


もともと人が足りなかった。


介護。


運転手。


工場保全。


農業。


役所。


病院。


小売。


建設。


「AIが仕事を奪うんじゃなくて、

 仕事が空席なん?」


「そうじゃ」


僕は言った。


人口が1,900万人減る国で、

昔と同じ人数を

集めようとしても無理がある。


だからAIは、


書類を読む。


在庫を数える。


配送を組む。


電気を調整する。


機械の故障を予測する。


介護記録を書く。


医療画像を補助する。


人間は、


手を握る。


謝る。


決める。


責任を取る。


物語を作る。


AIは、

日本の第二の人口になる。


ただし、

人間を粗末にするためではない。


少ない人を、

燃え尽きさせないためじゃ。


……


■第十四章

 160円から100円へ、

 世界の値札が変わる


僕は、

ゆづきに紙を見せた。


年収500万円。


1ドル160円なら、


500万円 ÷ 160円 = 約3万1,250ドル。


1ドル100円なら、


500万円 ÷ 100円 = 5万ドル。


1億円の土地。


160円なら、

約62万5,000ドル。


100円なら、

100万ドル。


「日本人には、

 給料も土地も変わらん」


僕は言った。


「でも、

 ドルで世界を見る人には、

 日本の値段が1.6倍に見える」


160 ÷ 100 = 1.6。


日本の道路。


港。


水道。


鉄道。


病院。


企業。


人材。


土地。


全部が、

ドル建てで1.6倍になる。


「急に日本がすごくなったように見える?」


「そうじゃ」


「でも、

 日本人は何も変わってない感じ?」


「そうじゃ」


円高は、

日本人には

“海外旅行が少し安くなった”

くらいに見えるかもしれない。


だが海外の投資家には、


「日本は安売り国家を卒業した」


と見えるかもしれない。


……


■第十五章

 世界が買い直した、日本の普通


2035年。


世界の投資家は、

日本を見直し始めた。


人口は減った。


でも、

水は飲める。


電気は来る。


港は動く。


道路は使える。


治安がある。


病院がある。


工場がある。


ロボットがある。


AIがある。


海外資産から配当が入る。


そして、

少ない人で社会を回す技術がある。


「おじいちゃん。


 日本って強くなるん?」


僕は答えた。


「円が100円になるから

 強くなるんじゃない」


「じゃあ何で?」


「100円になった時に、


 また安売りに戻るのか。


 それとも、


 少ない人数で、

 豊かに暮らせる国を

 作るのか。


 そこじゃ」


人口が減る。


それは苦しい。


だが、

輸入も減る。


無駄な電気も減る。


無駄な移動も減る。


無駄な在庫も減る。


AIが人手不足を補う。


世界が日本をドルで見直す。


「おじいちゃん」


「なんじゃ」


「日本は、

 終わる国じゃなかったん?」


「終わるかどうかは、

 人口の数では決まらん」


僕は言った。


「残った人を、

 大事にできるかで決まる」


……


❥Z世代からあなたへ


人口が減ることは、

失敗ではない。


何もしなければ、

苦しい。


だが、


人口が減る。



輸入する量が減る。



燃料を使う量が減る。



AIが人手不足を補う。



少ない人数で、

高い利益を出せる会社が増える。



日本の技術を海外へ売る。



円が見直される。



世界が、

日本の人材と暮らしを

ドルで見直す。


という道もある。


未来は、

人口が多い国だけが勝つ

ゲームではない。


少ない人数を、

雑に使わない国。


少ない電気を、

無駄にしない国。


少ない若者に、

全部を丸投げしない国。


AIを、

首切りの道具ではなく、

生活を守る道具にする国。


そこが勝つ。


日本は、その実験を 

最初に始める国になるかもしれない。


……


★あとがき

 ホームズ、ワトソン、

 やすきよ漫才の夜(笑)


ホームズ

「ワトソン君。

 事件の犯人が分かった」


ワトソン

「円安ですか?」


ホームズ

「違う」


ワトソン

「人口減少ですか?」


ホームズ

「違う」


ワトソン

「中国の不動産ですか?」


ホームズ

「君はすぐ、

 大きい犯人を探す」


ワトソン

「じゃあ誰です?」


ホームズ

「数字を見ずに、

 “日本は終わり”と決める心だ」


✲ やすきよ風の男

「なんやそれ。

 犯人が気持ち悪いな」


✲ もう一人

「ほな、

 どうしたらええんや」


ホームズ

「人口を見る」


ワトソン

「はい」


ホームズ

「輸入を見る」


ワトソン

「はい」


ホームズ

「原油を見る」


ワトソン

「はい」


ホームズ

「AIを見る」


ワトソン

「はい」


ホームズ

「ドルから日本を見る」


ワトソン

「はい」


✲ やすきよ風の男

「そんなん全部見たら、

 目が回るで」


✲ もう一人

「お前は最初から

 目が回っとる」


✲ やすきよ風の男

「なんでや」


✲ もう一人

「円相場見て、

 朝から晩まで

 右へ左へ回っとるからや」


ホームズ

「最後に一つだけ言おう」


ワトソン

「何です?」


ホームズ

「日本が強くなるとは、

 世界に勝つことではない」


✲やすきよ風の男

「ほな何や」


ホームズ

「少ない人数でも、

 笑って晩ご飯を食べられる国に

なることだ」


✲もう一人

「ええこと言うたな」


✲やすきよ風の男

「でも円が100円になったら、

 わしの海外旅行は安くなるんか?」


ホームズ

「なる可能性はある」


✲やすきよ風の男

「よし、日本再生!」


✲もう一人

「動機が小さい!」


ホームズ

「国家再生は、

 だいたい最初、

 小さな願いから始まる(笑)」

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