~葛飾北斎のチート伝説・伝説の看板絵師?①~
~葛飾北斎のチート伝説・伝説の看板絵師?①~
「源内さーん!帰ったぞ。」
「おお!グレン!帰ったか。それで魔石は取れたのか?」
「おう!魔石と魔炭がたくさん取れたぜ。」
「魔炭まで?!大収穫じゃねぇか!で、北斎は役に立ったのか?」
「あたぼうよ!俺ぁすげぇ絵を書いてきたぜ!」
こそこそこそ
(源内さん、コイツのチート本物だ。というよりやり過ぎだ(苦笑))
(そんなにすげぇのか?)
(後で絵を見せて貰うといいぜ。)
「源内さん?グレン?何こそこそやってるんでぇ?蒲焼き作るんじゃねぇのかよ!」
「ああ、そうだった!おめぇ達が異世界行ってる間に食堂の店主にタレ仕上げて貰っておいたから火力さえ上げりゃいつでも作れるぜぃ。グレン早速やってくれるか?」
「魔炭はな、直ぐに丁度いい火力になるんだよ。ちと高いが……ジャパネスクでこんなに取れるなら……鳥居さえ潜らなきゃ……Aランクぐらいでも...…ギルドに……」
「グレンさんよぉ!な~にぶつぶつ言ってやがるんでぃ!手を動かしやがれ!」
「源内さん。看板これでいいのかい?」
俺は判じ絵で描いた看板を掲げた。
「ちぃとでけぇが……それでいいだろうよ。」
辺りに蒲焼きのタレの焦げる香ばしい匂いが漂ってくる。
「そろそろ開店だ。」
ぞろぞろぞろぞろ
匂いに釣られたのか人が集まってくる。
「グレンさん。新メニューかい?」
常連が声をかけてきた。
「ああ。サーペントの蒲焼きだ。」
「サーペント?!食えるのか?臭くて固いだろ?」
「まぁ。食ってみろ。飛ぶぞ。」
パクッ。
パクッ。
数人が口にする。
「旨いな。」「臭みが少し残ってるだろ?」「まぁこの値段ならアリじゃね?」
パクパクパクッ。
「臭いにゃ。」
1人の獣人の女性が一言。
「蛇肉は嫌いにゃ。」
と言い残して去っていった……
「オーク串肉は無いのかい?」
「俺もオーク串食いたいよ。」
他の客も声を揃える。
そして一同が看板に目をやり、
『看板はわかりやすくていいんだけどなぁ……』
そうだろ?俺ぁ、稀代の天才絵師、葛飾北斎だぜぇ。




