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華族会議⑦

「そうなんだ。何か立場完全に逆転しちゃったね。


多分前は斎藤課長とお母さん同じ気持ちで一真君のこと思っていたんじゃないかなぁ?


実際に体験してみないと気持ちは分からないっていうけど、一真君もお父さんお母さんの気持ちが分かって良かったんじゃない。元気そうで何よりだ」


「全然解決してないんだから良くないですよ。会社だってずっとこのままだったらクビになっちゃうんでしょ」


 俺は少しふくれっ面で返す。


「今は有給休暇と休業申請でなんとかなってるみたいだけど、確かにずっとは無理だね。


だけど、そうなってもいいって思ってるんじゃないかな?


そうなったら一真君が稼いで家計を支えるしかないね」


真剣な相談なのに、何だか朝霧さんは嬉しそうでもある。父さんに復帰してほしくないのかこの人は。


「分かりました。そうなったら頑張りますよ」


悔しくて皮肉を言葉に一杯詰めて返した。


「えらい。


本当にもう大丈夫そうだね。一真君」


朝霧さんは余計にうれしそうだ。


「ところでさっきの話の続きになるんだけど、そのお父さんらしい人とパーティを組むっていってたけど、どうしてそう思うわけ?」


朝霧さんはうれしそうに話を続ける。


「一緒にパーティを組むのがMakotoってプレイヤーとカロっていうプレイヤーなんですけど、その内Makotoって方が怪しいと思ってます。


プレイを始めた時期が父さんがひきこもり始めた時期と同じくらいだし、単純な一致かもしれないけど、父さんの名前も斎藤真だし。


いつも一緒に行動しているもう一方のカロって人は分からないけど、ゲーム内で仲良くなった人かな?


どっちも俺とは挨拶以外一切チャットしないし。


あと極めつけが、前に一回パーティを組んだ人がたまたまMakotoともパーティを組んだことがあって、その時少しだけチャットしたらしくって、ポロっと


『息子を探しに来ていて、連れ戻す』


みたいなこと言ってたらしいからさ。


あぁ、これもしかしたら父さんかなって思っちゃって」

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