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華族会議⑧

「そうなんだ。怪しいわね。


せっかくパーティを組むんだし、直接本人に聞いてみたらどうなの?」


「本人に聞くっていうのはリアルの? それともギルワの方のMakotoさん?


どっちに聞いても多分違うって答えが返ってくると思うな。


それに俺がKajuma@17のアカウントだってことを知られたくないし」


そう答えてみるが、本心はもしも本人だという答えが返ってきた時に、どう接したらいいのかが分からないから曖昧にしておきたいのだと気付く。


「そうなんだ。


でもギルワの世界では一真君有名だから、多分お父さん知ってるんじゃないかな?


知っててわざと交流を持ってないんじゃないかな?」


そうだ。もしも父さんがギルワをしていて俺の思っている通りMakotoが父さんだったら、多分俺のアカウントも知っていると思う。


だとしたら結局お互いが気付いたままお互いに知らないふりをしてパーティを組むしかないということになる。


とても異常な状況だが他に方法を思いつかない。


色々考えても結局堂々巡りをしてしまう。


俺が難しそうな顔をしていたからか、朝霧さんが優しくアドバイスをしてくれる。


「そんなに難しく考えなくても、一緒にクエストを楽しんだらいいんじゃないかな?


お父さんでも、お父さんじゃなくてもクエストはクエストだし楽しんできなよ。


それに、もし本物のお父さんだったら、きっといつかどこかでそれと分かる機会があると思うな。だからそれまで焦らずに気長に待ったらいいと思うわ」


朝霧さんの的確なアドバイスにうなずく。


そうだ、別に父さんでもそうじゃなくてもギルワのクエストには変わりは無いんだ。


だったら俺は誇り高き戦士として全力を尽くすまでのことだ。そう気付いて決意を固めた。


「朝霧さんアドバイスありがとうございます。何かもやもやしてた踏ん切りがつきました。これで思いっきり楽しめそうです」


「そう、良かったわね。またクエストが終わったらどんな感じだったか教えてね。


それと私ともパーティ組んでクエスト行くの忘れないでね」


朝霧さんは軽くウインクをして、レシートを手に席を立とうとする。


今日は俺もバイト代があるから半分は出そうと、急いで俺も席を立った。

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