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大作RPGに割とある過去編㉞

ゲーセンに通っていることはすぐに親にバレたけれども、俺はその頃ギルワに夢中で何を言われようとも強い信念を持って通い続けていた。


 でもそれもずっとは続かなかった。


いい加減言うことを聞かない俺に両親がキレたんだ。キレたといっても怒鳴りつけられるというようなものではなくて、両親二人揃った所で前に座らされて、延々と論理的に説教をされた、それも2時間近く。


やれ、『いい大学に行けば就職に有利だ』とか『将来のことを考えるなら今が頑張りどころだ』とか、『いい会社に入れば人生のほとんどが決まる』だとか、『友達は遊んでいても、他人は他人』だとか、そんなどうでもいいことを延々と、俺の意思など全く気にもかけないで延々と説教をされた。


その間俺は一言も話さなかったけれども、心の中では自分のことを分かってくれない両親が悲しくて仕方が無かった。


そんなこともあって完全に学校に行く意欲を殺がれてしまった俺はゲーセンにも行かなくなって、完全にひきこもりになったんだ。


だけど、ひとつだけ最高に幸運と呼べることもあった。


ギルティワールドがゲームセンターの筺体でのオンラインプレイから、パソコンでのインターネットオンラインプレイに移行したことだ。


まあそのことも知ってたから安心してひきこもりになる道を選んだんだけど。


俺がひきこもった最初の頃は父さんも母さんも、恵もみんな俺が部屋から外に出てくるように説得を繰り返したけど、その頃はギルワが面白くて楽しくて仕方が無かった、何もかも全てを忘れてゲームに没頭していた頃だったから、全く聞く耳が持てなかった。


そんなこんなで、1年もすれば説得も諦めがついたのか、見捨てられたのか、俺は正真正銘のニートと同時にギルワでの誇り高き戦士の名声を得ていた。


それもこれもみんな、俺が正しいことをして救えなかった友達への罪を忘れるためにしてきたことなんだ。

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