大作RPGに割とある過去編㉛
昔からある伝統的な格闘ゲーム、最近老若男女を問わず知名度の高い音ゲーム、技術による力の差がでやすいパズルゲーム、全国通信のクイズゲームやマージャンゲーム等沢山のゲームがあり、その全てにそれなりにプレーヤーの姿が見られた。
俺はほぼ全てのゲームの初心者ではあるが、この中のどれかをプレイしてみようと心の中で決めつつあった。
そんな中フラフラ歩いていると、まるで俺を吸いつけるように、気づいたら一つのゲームが俺の目の前にあった。
本当に俺は吸い寄せられるようにそのゲームの椅子に座っていたんだ。
そのゲームの名前は『ギルティワールド』四角い筺体の上部には囚人を模した、ポップとリアルの中間くらいのデザインのキャラクターが、モンスターと一緒にポーズを決めていた。
プレイ用のパネルはタッチ部分とスティック付きのコントローラー部分に分かれ、細かい操作を必要とすることが一目で見て取れた。
俺はこれまで一度も見たことも、聞いたこともないそのゲームになぜかとても惹かれていた。
それはゲームの名前に惹かれたのか、キャラクターや筺体のデザインに惹かれたのか、全く分からない。
いや、そのどれでも無くて、おれが『ギルティワールド』に惹きつけられたのは運命だったんじゃないかとさえ今では思っている。
不思議な引力に引き寄せられた俺は、ゲームの説明もほとんど読まず、取りつかれたように100円をゲーム機に入れた。
ジャンルとしてはアクションRPGになるようだ。キャラクターを決めて、モンスターを倒しランクを上げていくといった、いわゆる一般的なアクションRPGのチュートリアルが、ファンシーな世界観のゲーム機に映し出される。




