華族会議⑳
しかし、反応は……ない。
後に続いてチャットをしようという者が出てこない。
みんな今の状況を整理しようと必死になっているのはなんとなく理解できるが、それにしても時間がかかり過ぎだ。
それに俺の方から話合いを進めて行きましょうと提案しているのに、それに対して何も返事が返って来ないのも妙だ。
もしかしたら、みんな喋った者が目を付けられて追放の対象になるのではないかと恐れているのかもしれない。
こういう場合確かに最初にアクションを起こした方が不利なケースが多いのは確かだ。
さらに待ってみても話が一向に進む気配が無いので、俺はしびれを切らして更に発言を続けることにした。
「どうしたんですか? みなさん、話をしていきましょう」
しかしやはり反応がない。アムジャックさんが無口なのはもちろん理解できるのだが、他の二人、カロとMakotoは何かしら反応してもらわないと議論が進まない。
もしかして父さんだからわざと無言になって俺を困らせるつもりなのか?
それとも俺をキャラデリさせるための方法をいろいろ考えているんじゃないか?
そんな疑惑がふつふつと湧きあがってくる。
そう思いだしたら止められなくなってきてしまって俺は更に発言を続けた。
「どうしたんだよ。
みんなキャラデリが嫌なのはわかるけど、これじゃ話にならないじゃないか。
このままだと、時間切れでみんなキャラデリになっちゃうじゃないか」
焦った気持ちが文章に表れて、雑な文章になってしまう。
「アムジャックさん。無口なのは知ってますけど、ここは議論する場なんですから、何か話して下さい。
カロさん、何か議論を進めるようなアイデアを下さい。
そしてMakotoさん……」
俺はパーティ一人ずつに協力をお願いするように話しかけた。




