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ep.23

あ、この子の声、とっても特徴的、まるで、アニメに出てくるヒロインみたい。とても透き通っていて綺麗。


そう思ったときには声に出してしまっていた。


「あなたの声、ほっーーんとうにきれいね!まるで、アニメ、、えーっと、お話に出てくるプリンチェスみたいね!」


やっぱり、何度練習しても、さ行は言いづらい、ちゃんと伝わったかな?そう思いながら、私は女の子の手を握った。すると、その子は目を見開いたあとに、下を向いて、また


「ありがとう」


と言ってくれた。そういえば、助けたってなんのことだ?どっちかというと助けたというよりもやらかした方だと思うんだけど。


女の子はうつむきながらも私のことをチラチラとこちらの方を見ていた。そのときの仕草が本当に可愛らしく私の心は鷲掴みにされた。決めた。この子と絶対に友だちになる。友達の第一歩目はまず名前を聞くことから、現実世界にいたときにそう誰かが言っていたような気がする。名乗るなら自分からだ!


「ねえ、私、アリシアっていうの、あなたは?」

「ノエル」


顔も可愛くて、仕草もかわいいのに、名前まで可愛いときたか。ノエルちゃんは私が絶対に守らねば。ノエルちゃんをアリシア重要文化財に認定します。


「ノエルちゃんは何ちゃいなの?」


すると、ノエルちゃんは手をパーにしてこちらに見せてきた。


「五、、五ちゃい?」


すると、ノエルちゃんはこくんと頷いた。もしかして、ノエルちゃんは話すのが苦手なのかな。


「もしかして、ノエルちゃんって話ちゅの苦手?」


また、ノエルちゃんはこくんと頷いた。そっか、話すのが苦手なのか。それでも全然大丈夫、ジェスチャーで話せばいいもんね、ボディーランゲージっいう言葉があるだけでなく、現実世界には手話というものもあったし!


そういえば、この世界に手話はあるのだろうか。あるなら、ノエルちゃんとお話しするために覚えたいな、あとでギルにぃに聞いてみるか。


「ノエルちゃんに話しかけてもいい?それとも、話しかけられるのは嫌?」


すると、ノエルちゃんは顔を横に振った。話しかけられるのは大丈夫なんだ、それならよかった。そう思いながら、私はノエルちゃんに質問を続けた。

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