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4.アンネルの思惑

「やだなぁ…。」


つい本音がポロッとでてしまった。明日はダンスパーティーということで、リジーが張り切って準備をしている。


明日着ていく予定のドレスは、王太子が贈ってきたターコイズブルーのドレスだ。装飾は派手ではなくシンプルだが品があり、洗練された美しさがある。

私の好みのドレスで嬉しいが、ちょっと怖い気もする。


なぜ私の好みを知っているのか…?9歳の時に婚約者になってから頻繁に会いには来ていた。しかし、お茶をするばかりでたいした会話もしていない。王太子はずっとにこにこしながら私に話しかけるくらいだ。私はいつも素っ気ない返事ばかりしかしていないのに。こんなにも無愛想な婚約者(私)に会いに来る王太子は、きっと陛下から私に会いに行くように言われているのだろう。可哀想に。


まぁ、私の好みなどはリジーから聞いたのだろう。どうでもいいか。明日のパーティーでは正式に王太子と私の婚約者発表が行われる。憂鬱だ…。

だが、婚約者がいるからといって貴族の令嬢が王太子に言い寄ることに変わりは無い。


さっさと婚約破棄してもらいたい…。そうだ、妹のミリアと殿下に婚約してもらおう!私は、病気にかかり代わりに妹を婚約者にした。これなら世間的にもいいだろう。よしよし…。そうと決まればミリアに会いに行こう!!


王太子はリジーから情報提供をしてもらったわけではないんです笑。王家が率いる影の騎士にアンネルのことを調べさせて、色々なことを報告させています。ちなみに、アンネルの好きな食べ物はチーズケーキで、いつも王太子がアンネルの元へ訪れる時は手土産にチーズケーキを持って行っています。

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