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21 出会いは唐突に

3章最終話です!


今日の新聞の見出しはこう!


『凶悪組織エペノアール、司教を殺害。大聖堂の破壊も彼らによるものか?』


だ。


聖教の奴らめ。

全部嘘じゃないけど、凶悪なのは聖教の方なんだよな。

はぁ。

こうなることはわかってたけどね。


______________________________________________


学園に登校するとみーんなエペノアールの話でもちきりだった。


「おい、アベル、エペノアールの組織のリーダーを捕まえたら賞金10億マニーだってよ。」


まじか。

トム、いい情報をありがとう。

でもごめんね。

それ、俺なんだ。…とはいえないよね。

トムに連行されちゃうし。

俺だって逆の立場だったらそうする。


「俺はやめとくよ。」


そう言ってトムから離れた。


______________________________________________


廊下を歩いてると、人にぶつかった。


「すみません。」


「いえ、こちらこそすみません。」


あれ?

この人確か・・・

やべ。

バルセロナ王国王女のマリー先輩じゃん。


バルセロナ王国はエルベル王国の西にある大国だ。

マリーさんはそこの第一王女。

うん。

大物だ。

王族をエペノアールに入れるのもいいけど、高望みはよくないからね。


「それでは失礼します。」


そういって、俺はマリー先輩から離れた。


ーーこの出会いが、アベルにとってもマリーにとってもターニングポイントであることを二人はまだ知らない









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