表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/40

12 剣聖の復活

3章12話です

アベルとリリはついに大聖堂の最下層に到着した。


「この階層のどこかに魔力を集めているところがあるはず…」


「にしても、何もありませんね。あるとしたらフレーシア像くらいでしょうか。」


どうしようかな。

あまり探すのに手間取ってられないんだよな。

この子も衰弱しかけてるし、早く休ませてあげたい。


_その時


「ここまでたどり着いていたのですか。」


なんだ、このおっさん。

いや、どこかで見たことがあるぞ。

そうだ!こいつ、トーマスとかいう副司教だ。

俺たちを追ってきたのかな。


「そっちもずいぶん遅かったじゃないか。それになんだ。その変なマスク。」


「これは魔力中毒にならないようにするためのマスクだ。そこのリリが無事なのはわかるとして、貴様はなぜ平気で立っていられる?魔力中毒になったら歩くこともままならなくなるのだが。」


あーなるほど。

聖教の人間だからって魔女の力を持っているとは限らないわけね。


「リリ、下がってて。危ないから。」


なぜ魔力中毒にならないかは黙っておこう。

クラウスの時みたいに正体バレしたくないし。


「答える気はないようだな。まあ良い。捕らえて吐かせるまで。」


杖で戦うわけね。

遠距離タイプか。


俺は抜刀した。


刹那、トーマスの杖から無数の魔力弾が飛んでくる。


「風魔法か。」


「いかにも。」


距離詰めにくいな。

なんかこいつ俺よりも若干魔力量多いしやりにくい。


「だったら・・」


俺は魔力斬を飛ばし風魔法をかき消した。

さらに剣から魔力を放出し、それをトーマスに向かってぶん投げた。


「何をして…」


動揺するトーマスに対し俺は一瞬で距離を詰め、こぶしに魔力をためてトーマスの顎にアッパーをかました。


「歯を食いしばれ、くそじじぃ!」


「ぎゃあああああ」


トーマスは回転しながら宙に舞った。


「今際の際に教えてやる。俺はエペノアール、リーダー、アーレフだ。」


かっこよく決まったかな?


「まだだあああああ」


なんかこいつ自棄になったな。

また風魔法出してくるし。

ん?

まずい。


トーマスが魔法を放った先にはリリがいた。


「リリー!」


まずい。

あんなかわいい子を死なせるわけにはいかない。


そう思った時、


バシュン


リリが紫色の閃光を放ってトーマスの魔法を相殺した。


もんげー!

あの子、戦えたのかよ。

てか、意図的に魔女の力使えんの?

てことは完全に俺の先輩になっちゃうじゃん。


「あなた方の実験のせいで魔女の力を使えるようになったこと、気が動転していて、忘れていたようですね?」


リリ、ブチ切れてんな。

そりゃそうだ。

あんな過去、聞いてるこっちが辛かったわ。


「おのれ、おのれぇぇぇぇ!‥‥だが死ぬのは貴様らだ。」


「何を言っている?貴様では勝てない。分かっているだろう?」


「ああ。だから戦うのは私ではない。」


その時、いきなり鳥肌が立った。


直感で何かあると確信した。

やめさせなければ。


「もう遅い。」


トーマスが懐から小型のアーティファクトを取り出し魔力を込めると、そこには剣聖フレーシアの姿があった。


俺は死が迫っていることに気づいた。


続きが気になる方や少しでも面白いと思った方はページ下部にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただけると執筆の大きな励みになります!

ブックマーク登録もぜひお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ