8 激突
3章8話です!
「着いた…」
マーガレット達は大司教室に到着した。
「見たところ何もなさそうね。」
「いや、注意して調べよう。」
「そうね。」
何かあるのかしら。
そう思って本棚を漁っていると、奥に何か隠してあるではないか。
もしかして…半ば興奮しながらその本を取り出した。
取り出したんだけどそれは…
…グラ〇アだった。
「こんのエロジジイがぁぁぁ⤴︎ ⤴︎」
「どうしたんだい?いきなり。」
ルブランがマーガレットの手にある本を見ると
「…あぁぁぁ。これは…たしかにある意味隠したいものかも知れないね…HAHAHA…」
大司教の秘密を知ってしまった。
彼は勤務中にグラ〇アを見ているようだ。
本当に大司教が黒では無かった場合、申し訳ないな。
ルブランはこっそりアルヴィースに同情した。
「…何考えてんのよ。これ欲しいの?」
「いや、ちょっとアルヴィース大司教が可哀想になっただけ。」
「何同情してんのよ。ただのエロハゲ腹黒大司教じゃない。」
「…」
マーガレットならアルヴィースの秘密を儀式中でも暴露しそうだなと思った。
* * *
「本当に何もなさそうね。」
「うん。他の部屋にも何も無かったよ。」
ルブランはさっきまで別の部屋にも行って、調べていたのだ。
「じゃあ、あとは捧げられている魔力が何処に送られているか探…」
その時、ハイネスがマーガレット達の前に現れた。
「貴様らか。ネズミは。」
「あんたは大司教の部下ってわけね。」
「あぁ。お前ら、エペノアールだな?」
「!?何故、存在を知っている?」
「お前ら、クラウスの死後、聖教の小規模拠点をいくつか襲っていたな?その時の生き残りが教えてくれたのだよ。」
実はサルディーニャ帝国に向かう前に何か手がかりはないか教団の拠点を探し出し、いくつか壊滅させていたのだ。
結局、手がかりZEROだったが。
「なるほどね。まあ問題ない。名前を知らせてくれた方が助かるまである。」
「ほざけ!その薄ら笑いがいつまでも出来ると思うなよ。」
ハイネスはルブランに切りかかった。
それをルブランは受け止める。
実力者だが、クラウスほどではない。
マーガレットもいるし、大丈夫そうだ。
「君こそ、後で命乞いしても助けてあげないよ?」
「舐めるな!」
そのまま激しく打ち合う。
「私を忘れてないかしら!」
マーガレットも参戦する。
「ッッ…タダの盗賊風情ではないな。」
当たり前だろ。
我々は魔剣士学園の中でも実力上位。
並の盗賊と一緒にされては困る。
それに誘拐事件以降、エペノアールのメンバーで特訓したのだ。
負けるわけが無い。
「はああああああああ!」
マーガレットがハイネスの肩に傷をつける。
続いてルブランがハイネスの剣を折った。
「観念しろ。知っている事を話せ。」
「…私がそれを言うとでも?」
「言わないなら殺すまでだ。」
「…いや、死ぬのは貴様らだ。」
そういうとハイネスは誰かの血を自分に打った
「ドーピングで俺たちに勝てるとでも?」
「フフフッ。貴様らは知らんようだから教えてやる。これは魔女の血。コレで絶大な力を得られる。」
そういった途端、ハイネスが筋骨隆々の姿になった。
血管が浮き出て目は紫色になっている。
「副作用があるようだね。」
「あぁ。力を得られる代わりに体に大きな負荷がかかる。だが、それも貴様らを始末する為ならば小事。」
まずいな。
予想以上に手こずりそうだ。
だが、ひとつ確信した。
やはりアベルの力は魔女のものだ。
だが、アベルには副作用が無かったし、ドーピングした訳でも無かった。
「所詮は失敗作か…」
無意識にルブランが発した言葉にハイネスは目を見開いた。
「まさか、貴様ら…魔女の奇跡を知っているのか?」
「魔女の奇跡?なんの事だ。」
「!いや、知らんならよいのだ。」
「気になるね。無理やりでも吐かせよう。」
ルブランとマーガレットは剣を構えた。
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