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5 なんで一部屋なの?

3章5話です。

今回は短めです。

次話は18時40分投稿予定!

神聖シエナ帝国の王都の旅館で4人の男女が受付で手続きをしている。


「どうして一部屋しかないのよ!」


「そういわれましても・・・。」


マーガレット、そんなに怒るなって。

まだこの世界では旅館の予約ができないからね。


「マーガレットさん、仕方ありません。早くいきますよ。」


シュリエッタさん、やっぱり、マーガレットにあたり強くない?

まだ根に持っているのかな。


*  *  *


年頃の男女が共に寝る。

そして男女は2人ずついる。

部屋の広さ的に必ず一人の男子と女子が真横で寝なければならない。


本音を言うと端で寝たいけれどルブラン先輩も端がいいだろうからなぁ。

どうしよう。


すると


「ここは女性陣に誰となら隣で寝られるか聞いてみよう。」


なるほど

名案だ。


「わ、私はどっちもいやよ。でも、どうしてもっていうのならア・・・。」


「私はアベル君ならいいです!」


素直になれないマーガレットが言い終わる前にシュリエッタさんがそういった。


「なら、アベルはシュリエッタの隣でいいかい?」


「はい。」


まぁ、ラヴァンデさんと同じベッドで寝た時よりかはましでしょ。


マーガレットの方を見るとすごい悔しそうにしていた。


マーガレット、お前、隣がいいなら素直にいえよ。

断るけど。


こうして俺たちは明日に備えて寝ることにした。


*  *  *


獣人の少女がいる。

どうやら、牢屋にいるようだ。


エメラルドグリーンの瞳に白い髪、犬の耳としっぽを持つ、13歳くらいの子だ。

とてもかわいらしい顔立ちだ。

だが、服は汚れ、目はうつろで目元には涙の跡がある。


「お父さん、お母さん、ララ、ルル・・・。」


少女はそう言って泣き出した。

1000pvまであとちょっとです。

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