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28/35

2  ちょっとくらい貰ってもいいよね

時系列が分かりにくくてすみません。

3章1話→3章2話前半→2章最終回→3章2話ラストの順番になります。

次回も18時40分投稿予定!

エペノアール結成から4日、アベルたちは聖教について徹底的に調べていた。

しかし、黒いうわさはあるものの、その実態はつかめずにいた。


「あ~もう!全然手がかりないじゃない!3日もこんな調子よ。」


エペノアールの特攻隊長となったマーガレットが愚痴をいう。


「落ち着きなよ。そう簡単に見つかるものではないし。」


ルブラン先輩は指揮官となった。


「そうですよ!明日は周辺の盗賊を討伐しながら調査もするので我慢してください。」


シュリエッタさんは斥候となった。


俺はマーガレットの言葉を煩わしく思いながらも、心の中で同意していた。

だって、もう1000冊以上調べたよ?

でもトレズ・シュバリエに関する記述は一切ないし、ラヴァンデさんの話も神話にしかないし、あきらめたくなってきたよ。


なんであの時クラウスを殺しちゃったんだろう。

生け捕りにすればよかった。


結局、今日も手掛かりなしだった。


_____________________________________


夜の帰り道、一人で歩いていたら、盗賊団に遭遇した。


「おい、そこのガキ。おとなしく金目の物をよこしな。」


まじかよ!

こいつら絶対金持っているだろ!

ああ、ありがとう。

君たちのおかげで俺の財布は満たされるだろう。


「いやでーす!」


「ふざけやがって!」


盗賊が切れて襲い掛かってくる。


1,2,3,4,5・・・20人か。

そんなに強くなさそうだし大丈夫そうだな。


襲い掛かってきた盗賊の一人を瞬殺した。


「な、何だお前・・・。」


おびえる盗賊達にこう言った。


「金目の物をよこしな。」


完全に立場が逆転した。


__________________________________


「いやーこんなにあるのか。」


俺は盗賊団を全滅させて彼らの財宝を漁っている。

元々は誰かのものだったんだろうけど多分もう死んでるし、いいよね。


・・・そういえば、明日みんなで退治するっている盗賊団ってもしかしてこいつらだったとかないよね。

だって、ここら辺ふつうは盗賊いないから、盗賊団までの規模となると1か月に一回来るかどうかだし。


・・・うん。別にいいよね!


俺は気にしないことにした。


__________________________________


大体金目の物をとった後


「結構あったな。明日はステーキかな。・・・うん?」


ふと盗賊を見ると、盗賊団の棟梁の懐から紙切れが飛び出しているのを見つけた。


その紙にはこう書いてあった。


『実験体の子供を護送してほしい。金は1千万マニイ払う。場所は王都の大森林を抜けた先にある遺跡だ。』


もしかしてこれ、聖教の・・・


よし!手がかりゲット!

すごい都合がいいけれどラッキー。

明日みんなに伝えよう。


_____________________________________


「・・・ということがあったんだ。」


俺は翌日ルブラン先輩たちに昨晩のことを話した。

もちろん、金を奪ったのは言ってないよ。


「なるほど。あそこか・・・」


「行ったことあるんですか?」


「ああ。昔だけどね。肝試しで言ったんだよ確か、5年くらい前に。」


先輩にもガキだった頃があったんだな。

安心したよ。


「・・・なら、明日でもそこに行きましょ!」


「いや、落ち着けマーガレット。おそらく小規模拠点とはいえ50人はいるはずだ。たった4人で行くんだ。せめて、明後日まで準備してから行こう。」


こいつ、血の気多すぎるんだよ。

脳筋とはこいつのためにある言葉かもしれない。


こうして2日後に拠点をつぶすことにした。


_____________________________


2日後


例の施設の前に俺たちは潜伏している。


「いいかい、多勢に無勢だ。危なくなったら逃げること。」


「はい!」


「私が全員ぶっ飛ばしてやるわ。」


「馬鹿なこと言うなマーガレット。・・・みんな、行くぞ!」


俺の合図で拠点へ侵入を開始した。


_________________________________


「カガリ様、ネズミが入ったようです。」


部下らしき男が主にそう言う。

主は隻眼で筋骨隆々の男だ。


「どうせ、大した数ではないのだろう。適当に始末しておけ。」


「それが・・・現在、4分の1がやられました。


「敵は何人だ。」


「・・・4人です。」


「は?」


「よ、4人です。」


完全にカガリは困惑した。


4人で4分の1を制圧?

小規模拠点とはいえ全員で80人はいるのだぞ。

それを倒したとなるとかなりの腕前だ。

・・・面白い。


「・・・俺が出る。」


カガリは大剣を手にした。







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