8 そんなことされたら好きになっちゃうじゃない・・・
8話目です!
ちょっと不穏になってきました。
一応シリアス作品なので仕方ないと思って許してください。
シリアスな展開を待ってた人はうれしいかも?
毎日19時10分に投稿予定!
それとお詫びです。
ヒロインの名前を7月1日にラヴァンデに変更しました。
前の名前で覚えてた方、本当に申し訳ございません。
こんなイチャイチャしてますが10話からは完全シリアスになります。
明日からは1日1話投稿にします。
頭の中が真っ白だ。
ラヴァンデさんと一緒に寝る?
そんなの作品によってはR18展開になっちゃうよ!
「怖いって・・・お化けとか?」
「そうじゃないの。・・・お願い。」
そんな目で見られたら断れない。
「わかったよ。」
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俺の部屋のベッドはシングルベッドだ。
二人で寝るとなると密着状態になってしまう。
「俺は床で寝るからラヴァンデさんはベッドで寝てね。」
「あなたも一緒に寝ましょうよ。ほら!」
バンバンとラヴァンデがベッドをたたく。
落ち着け、落ち着けよ。
もしこのベッドで寝たら俺は間違いなく理性が吹き飛ぶ。
そんなことになったら、いきなりR18の話になって通報されかねない。
断れ断れ断れ・・・・断るんだ!
「わかりました!」
欲には逆らえない。
それが人間の性だ。
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眠れん。
目ががんぎまっている。
今の俺はラヴァンデさんと密着状態。
彼女の体のぬくもりが背中で感じ取れてしまう。
デートの時の膝枕効果もあってか、過剰に意識してしまう。
なんでラヴァンデさんはすやすや寝てんだよ。
少しくらい意識しろよ。
やっぱり羞恥心とかいろいろ大事なものを棺桶に忘れてきたようだ。
そんな失礼なことを考えていると
「・・なさい。ごめんなさい。こんな、こんなことをするつもりじゃ・・・。ごめんなさい。誰か・・・助けて・・・。」
ラヴァンデさんがうなされはじめた。
彼女は悲痛な表情とともに涙を流している。
その時、なぜラヴァンデさんが一人で寝たくないかわかった気がした。
12歳の時、ばあちゃんが死んだ。
昔は一人で寝るときよく俺は泣いてた。
親もいない、誰も頼れない。
寂しい。
悲しい。
怖い。
助けてほしい。
誰かに寄り添ってほしい。
そんな気持ちをラヴァンデさんも抱えているのではないか。
・・・。
俺はラヴァンデさんを優しく抱きしめた。
「大丈夫。君は一人じゃない。」
あの時、俺が誰かにかけてほしかった言葉を彼女にささやいた。
するとラヴァンデさんは安心したようにまた、穏やかな寝息を立て始めた。
そういえば、今日は楽しかったな。
久しぶりに人と心の壁なく話せた。
トムやボブは男爵家の次男と三男だ。
でも俺は平民。どこか、彼らと壁を感じている。
ラヴァンデさんは違う。最初は怖かったけど、彼女を知っていくうちに楽しくなって、それで
そばにいるだけでドキドキする。
俺はチョロいのかもしれない。
でも、確かにラヴァンデさんが俺の心のよりどころになりつつある。
俺も彼女の痛みを少しでもなくしてあげたい。
そう思いながら瞼を閉じた。
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パチリ
ラヴァンデは目を開けた。
アベルに抱きしめられている。
そして、悪夢を見る中で、聞こえた、「君は一人じゃない。」という言葉。
彼が、うなされている私を抱きしめて言ってくれたのだと気づいた。
「もう・・・そんなことされたら私、あなたのことを・・・。」
恥ずかしくてそれ以上は言えない。
悶絶しながらラヴァンデはアベルの胸板に顔を押し付けた。
後、彼とどのくらい一緒にいられるかわからない。
それでもあと少しだけ、少しだけでも、この生活を続けたいと思った。
そして、ラヴァンデは再び眠りについた。
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