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脱出鬼ごっこ。  作者: 桜餅葉 杏
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人探し

各クラスを回って、音楽室や家庭科室を回る。

時々いろんな先生に出くわしたが、隠れたり走って逃げきった。

理科室を覗いて、誰の人物の影が無いことを確認する。


「いないなぁ」


外を走り回ってきた上履きを見る。

そろそろこの世界ともおさらばしてやる。

今、私が考えていることが合っていたならの話だが。


私は理科室の扉から離れて昇降口へと向かう。

外に出て左右を見る。

地面が抜けたような黒い世界は2日目で見慣れた。

元の世界へ戻ったら、それも最初は違和感があると思うのかなぁと想像してみる。


「どっちにいるかなぁー」


右に曲がるとフラフラと紅葉ちゃんが歩いているのを見つけた。

見失わないように声をかけておく。


「紅葉ちゃんっ」


少し進むと地理の和田先生がフラついていた。

すぐに立ち止まる。

和田先生は紅葉ちゃんを追いかけているわけではなさそうだ。

職員玄関から校舎内に入るのを確認し、再び紅葉ちゃんに駆け寄る。


「うめちゃん、どうしたの?」


紅葉ちゃんは私に気づく。

私はこの世界から出られるかもしれない、自分の考えを話した。

話終えると紅葉ちゃんは目を輝かせた。


「そういうことっていう場合もあるかも!それなら早く他の2人を探そうっ」


紅葉ちゃんは私の手を取って走り出す。

夏川くんに突き飛ばされて気落ちしてるのかと思ったらそうでもないのだろうか。


「さっき夏川くんに突き飛ばされてたけど、大丈夫?」

「あれ?あー・・・・・・」


紅葉ちゃんは足を止めると、少し間を開けてふにゃりと笑った。


「まだ2回あるしいいかなとか、別にさっくんを最初から信用していたわけじゃないし・・・・・・なんか、気にしてても無駄かなって」


続けて悩むあたしもあたしらしくないし、と笑って見せた。

その笑顔に安心していると紅葉ちゃんはすぐに走り出した。


「わっ」

「早くみんなにも説明して、仮面の人に言おう!」

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