↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陸 ~人狼物語~  作者: 霧島雅狼
第弐章 陸~高校狼ドタバタ騒動記~
PR
14/23

第拾参話 アーッ!

 ――「ただいま~。」


 俺の名前は宮原陸。

 まったく、今日も仕事、疲れたなぁ……。


 でも俺には、彼女がいる!


 「おかえりなさい、あなた!」


 そう言いながら出迎えてくれたのは俺の新妻、宮原流菜だ。


 流菜はニコッ、と笑うと、


 「あなた、先にご飯にする?。お風呂にする?。……それとも、私?」


 と聞いてきた。




 ――「……く、陸!」


 そんな声で目が覚めた。

 見ると始の顔が目の前にある。


 そして相部屋のクラスメイトたちも……。(ちなみに翔輝は、瀕死の状態で今ベッドで寝込んでる。)


 確か俺はペンションについた後疲れたからシャワー浴びて夕食の時間まで寝て……。


 ――あぁ、今のは夢か。


 何かスゴい残念な気分に浸りながら俺は始たちに、


 「……あれ?、もう夕飯?」


 と聞く、すると始たちは、


 「……お前、ホントに陸だよな?」


 と聞いてきたので、俺は、


 「お前らバカなの?、俺は宮原陸ですよ?


 何に見えるんだよ……?、言ってみ?」


 と聞く、すると部屋にいた(翔輝を除く。)全員が、


 「犬。」


 と言った。


 「……ん?」


 そこで気がついた、俺は最近暑いので犬の姿で裸になって寝ているのだが……、その、いつもの癖で犬の姿になってしまっていたのだ。


 「……あはは。」


 俺はとりあえず今の状態はとてもヤバイ事は理解した。


 ――うん、これはヤベェェェェェェェどうしよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!




 ……………




 ――「……と、言うわけデス……。」


 俺はとりあえず始たちにどうして犬の姿になれるようになったかを話した。(ちなみに翔輝はまだ死んでる……。)


 俺の話を聞いた後、始は、


 「お前は………、何で言わなかったの?」


 と聞いてきた、俺は、


 「……いや、だってさ……。気味悪がられると思ってさ……。」


 と少しうつむきながら言った、その時、俺は始に頭を小突かれた。


 「なっ、何を……。」


 と俺が言うと始は、


 「お前アホ?。俺たちがそんなんで友達を気味悪がると思うか?、この俺たちが……、なっ?」


 と他のクラスメイトたちに聞く、すると、


 「おうよ!」


 「そうだっつーのッ!」


 「てゆーか陸、むしろお前、スゲーじゃねぇかよ!」


 とみんなは口々に言ってきた。


 「みんなぁ……。」


 俺は嬉しくて少し涙ぐみながらそう呟いた。

 するとクラスメイトの一人が、


 「おいおい泣くなよ陸~。男らしくねぇぞ?」


 と言ってきた、俺は、


 「うっせーよっ!」


 と言ったその時、始は思い出したように、


 「……陸、ちょっと犬になってくんねぇ?」


 と言ってきた、俺は(何で?。)と思いながら言われた通り犬の姿になる。


 すると始はニヤァッ、と笑うと、


 「……狼はどうかしらねぇけどさ、犬って……、尻尾と肉球がスゲェ敏感なんだって?」


 と言ってきた、それを聞いた俺は、


 「あ~、確かに敏感でさ~、困っちゃうよなぁ~って、まさか……っ?」


 そこまで喋ってある嫌な想像が頭をよぎった。

 いつの間にか俺はクラスメイトに拘束されてしまっている。


 始たちはニヤァッ、と笑うと、


 「た、め、さ、せ、ろ、よ、陸?」


 と言った。


 それからすぐ、俺たちのいる部屋の中から、「アーッ!」と言う悲鳴が響いた。



 ………………



 ――「だ、大丈夫なの?、陸くん……?」


 それから約一時間後、始たちにつれられて食堂にやって来た俺に向かって流菜はそう聞いてきた。

 俺は、


 「あぁ……、大丈夫。」


 と言う、すると流菜は、


 「そ、そう……。」


 と少しオロオロしながら言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。