第拾弐話 海
熱海編第壱話
……ついに、ついにやって来たよ……。
『若崎高校2年生3泊4日宿泊研修旅行』!、しかも研修旅行先は真夏の静岡県熱海市の海辺のペンション!
ヤッベェよッ!、だって真夏の熱海だよ!、海だよ!、砂浜だよ!、青い海!、青い空!、白い砂浜!
……そして水着姿の流菜っ!
「イェェェェェェイ熱海ィィィィィィィィィィッ!」
寝ぼけていた俺はバスの中でそう叫んでしまった……。
……………
――「お前さぁ、いくら目の保養が出来て嬉しいからって、はしゃぎ過ぎだぜ……。」
俺は熱海のビーチではしゃぎすぎて10分でダウンしてしまい、流菜と遊ぶ前に今は砂浜にたてられたテントでのびている。
今は翔輝は委員長(女)に誘われてどっか行ってしまって居ない。
なので俺はテントで友達の哀川始と共に涼んでいた。
俺は始の言葉に対して、
「……うるさい、俺は流菜一筋だ。」
と言うと始は、
「……ハイハイ、リア充お疲れー。」
と言ってきたその時、
「……陸くん?、大丈夫?」
そんな声が背後から聞こえ、俺は振り替える、そこには、
――白い水着姿の、流菜がいたのだ!
「うわぁぁぁっ!?」
まてまてまてまて!?、何だよその格好!、姉ちゃんが選んだ水着、ヤバすぎるだろっ!。超セクシーじゃねぇかよ!
気がつくと俺は鼻血を出していた、しかも始まで……。
それを見た流菜は軽く首をかしげ、
「……どうしたの?、二人とも。」
と言った。
――……可愛すぎるだろォォォォっ!
俺はテントの中でゴロゴロと転がりながら悶絶していた……。
………………
――「まったくバカかお前は……、せっかくの熱海なのにダウンしっぱなしじゃねぇか……。」
俺は帰ってきた翔輝にそう怒られていた。
そして何故か翔輝は携帯の画面をチラチラと見ている。
「……何携帯の画面見てんの?」
そう俺が言うと翔輝は、
「……へっへっへ。」
と笑いながら俺に携帯の待ち受け画面を見せてきた、そこには……、
委員長と、翔輝が笑顔でピースサインをしながら浜辺をバックに写った写真があった!。
「……おぉ!?。お前、委員長の事、好きなの?」
そう俺が聞くと翔輝は、
「ハッ、ハァ!?。誰があんなケチな女の事好きになるんだよ!。誰が夕夏の事なんて……。」
と言ったその時だった。
「……へぇ~。誰が、ケ、チ、で、す、って?」
そんな声が翔輝の背後から聞こえる。
翔輝が振り返ると、そこにはスゴい顔をした委員長が流菜がスポーツドリンクを持って立っていた。
翔輝は唖然とした表情で委員長の事を見ている。
委員長はニッコリ笑うと、
「広瀬君、これからゆっくり、お、は、な、し、しましょうか?」
と言った。
――委員長ニッコリ笑ってるけどスゴい殺気が……。
それから委員長は流菜にスポーツドリンクを渡すと、
「……それじゃあ桐島さん、宮原君の事、よろしくね。」
と言って嫌がる翔輝を引きずりながらテントから出ていった。
流菜は、
「……大丈夫?、陸くん?」
と聞いてくる、見ると流菜の格好はワンピースタイプの水着になっていた。
俺は、
「あぁ、大丈夫だけど……、どうしたんだ?、その水着……?」
と聞く、すると流菜は、
「多奈川委員長に、貸して貰ったの……、ちょっと派手すぎるからって。
……似合うかな?」
と少し躊躇い気味に聞いてきた。
俺は、
「うん、スゴい可愛いよ、流菜!」
と言う、さっきの水着よりは露出は減っているが、こっちの方が可愛かった。
そしてその言葉を聞いた流菜は、
「……なっ、何を言うのよ……、陸くん……。」
と頬を赤らめながら言う。
俺は、
「……海、行く?」
と聞くと流菜は心配そうに、
「……でも、大丈夫?」
と聞いてきた、それを聞いた俺はニヤッ、と笑うと、
「せっかく海に来たんだよ?、楽しまないと損じゃん?。……流菜も一緒に、さ!」
と言った。
陸のキャラが……。




