7-2,探し物を探している時に限って探し物は出てこないよね!!
警察署を後にしたレイジは、例の男の情報を得るため騒動があったメイド喫茶に足を運んでいた。
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
店に入るや否やメイドに挨拶をされるが、レイジは自分はお客できたのではないと説明。例の騒動を詳しく知る人を教えて欲しいと伝える。すると目の前にいる女性があの時告白を受けた女性であり、あの騒動を一部始終見ていたいという。
詳しく話を聞きたいと思ったレイジは女性はに話がしたいと詰め寄った。女性は、タダでは教えられないと少し悪い顔で話かけ、レイジはいくら欲しいのか女性に尋ねた。女性は、慌てた様子ででそういう意味ではないと弁明。その後、冷静な態度で女性は”ここはメイド喫茶”で、ご主人様の情報をみだりに話すことは出来ないのだという。
それを聞いたレイジは、仕方ないと諦めそのまま店を出ようとした…その時女性が
「ただ…あなたがもしご主人様だったら、もしかしたらあの時の情報をうっかり教えちゃうかも」
と如何にもな事はを発した。
その言葉を聞いたレイジは瞬時に理解し、大きなため息を吐いた後”分かった”と半ば折れたように店内へ入る。その後席に着いたレイジは、メニューを注文してご飯を食べたり、メイドと遊んだりして何とかあの時の騒動について話しを聞くことが出来た。
騒動の原因は女性関係でのトラブルで、その日偶々ヘルプで入ってもらった女の子をどっちのものにするかと言うトラブルらしく。その女の子についても聞いてみたが、その子も偶々道で歩いていた子を連れてきただけらしく、詳しくは知らないという。ただ遠目から聞こえてきた内容からするに、その例の男との知り合いぽかったという。
それで男の特徴を聞いてみると、特にパッとしない見た目でどこか死んだ魚のような目をしていたという。その女性にその男の似顔絵を描いて貰い、レイジはそのまま店を後にした。
その頃、似顔絵の男はと言うと……全身丸焦げの状態で街を徘徊していた。
「はぁ~、朝から酷い目にあった。まさかミサイルが飛んでくるなんて誰も予想できないぜ。おかげで頭がアフロヘアになっちまったぜ。というか今時爆発でアフロってネタが古くないか、大丈夫か?」
なぜか爆発ネタについてダメ出しを入れてくる主人公……一体何処を心配しているんだこの主人公は……。とりあえず!
変な心配事を考えながら歩いていると、とある看板がクロトの目に留まった。
「…肉まん、今だけ100円……か。ちょっと入ってみるか」
小腹が空いていたクロトは、百円という安さに目がくらみそのままコンビニの中へと入っていった。
その頃レイジは、似顔絵を元に様々な人に男について聞いて回ったが何の成果も得られずにいた。
「くっそ、なんの情報も得られねぇ」
何の情報も得られない事に対し苛立ちを出し始めたレイジは深いため息を吐く。その後胸元にしまってあるタバコを取り出した一服しようと思ったが……空だった。
「…チッ」
つい舌打ちしてしまい、持っていた空のタバコを握りつぶしをしてしまう。途方に暮れていると、目の前に”今だけ肉まん100円!!”という看板が設置されているコンビニを発見。…皮肉にも探し回っている男がいるコンビニだった。……勿論、例の男がいるとは知る由ない。
レイジはタバコを購入するためそのコンビニにへ足を運ぶ。コンビニに入店したレイジは、他の商品などには一切目もくれずレジに直行、そのままタバコを注文、購入する。そしてそのまま何事もなかったかのように店を出ようとしたが…ふと雑誌コーナーの方に目を向ける。するとそこには、大人の本を顔がにめり込むぐらい食い入るように読むアフロ姿の男性がいた。
男性を見たレイジは、何とも軽蔑したような目で男性を見た後、深いため息をこぼす。そしてそのまま何も発することな店を出た。
……そのアフロ客の男性はと言うと、鼻息荒く呼吸しながら、目を血走らせながら本を読んでいる。
店を出たレイジはその後も、例の男について聞き込みを行う…が結局何の成果も得られないまま、もうすぐ昼に差し掛かろうとしていた。
「はぁ~」
路地裏にて深いため息を吐きながら一服しているレイジ。再び似顔絵を取り出し見たレイジは…。
「この街で、こんなパッとしない野郎を見つけ出すのは流石に無謀だったかぁ?」
半ば諦めのムードに陥ってしまう。色々と思考を巡らせていたが考えていても埒が明かないと思ったレイジは、とりあえず腹ごしらえをするめた行きつけの大将がやっている店に向かった。
数分歩いたレイジは、行きつけの大将がやっている店前までやってきた。レイジはそのまま店の暖簾をくぐり入店。
「親父―いつものたの……あっ」
入店したレイジは、いつも頼んでいるメニューを注文しようと顔を上げたその時、驚愕してしまった。なぜなら先ほどまで必須になって探し回っていた似顔絵の男が自分の行きつけの店で呑気にてラーメンをすすっていたのだ。




