初恋はいつも突然に(番外編)
第2話で書こうとしていたボツ案をおまけとして載せようと思います。
ある日の放課後、彰はいつものように校内でやるような用事もないためカバンに教科書を詰め帰宅する。
…というわけにはいかなかった。
__授業の合間の短い休み時間、いつものように友達と駄弁っていると。
「あ、あの!」
同じクラスの女子から突然話しかけられた。
「お、おう。どうしたの三森さん」
彼女は三森 水希、彰の家の近くに住んでおり実家はパン屋でいわゆる看板娘であった。
そこは町ではとてもおいしいと評判で彰もそこのパンがとても好きでたびたび買いに行っていたため水希とも店内でたまに話していた。
話してたと言っても今日はどんなパンがおすすめだとか、そんな特別お互いのことを深く話す間柄でもなかったたのに加え、学校では全く話すことはなかったため彰は少し同様していた。
「あのね、今日…暇?」
「今日?」
「うん!その、よかったらパン屋に来てほしいな~なんて……」
「え、全然いいけど?ていうかほとんど毎日帰りに寄ってると思うけど?」
今日も特に用事はなかったし、この頃はほぼ毎日通っていたためなぜそんなことを聞くのかよくわからなかった。
「そうなんだけどね!今日は確認を取っておきたかったっていうか……」
「?」
「と、とりあえずもういいの!今日来れるんだよね?」
「え?ま、まぁ…」
「じゃあ放課後来てねっ!それじゃ!」
そういうと水希はパタパタと自分の机に戻っていった。
そんな日の帰り、終礼が終わった後すぐに帰ると女子と一緒に向かうことになりとても気恥ずかしい。
そう思い、水希がバタバタと教室から出るのを確認しながら彰は一度トイレに行くなどして10分ほど学校をうろうろした後校門に行くと。
「あ、安形くん!」
なんと水希は律儀に待ってくれていた。
「え、先に行ってたんじゃ……?」
「えっと、その…同じ所に行くのに一緒に行かないのはおかしいかなって。」
はにかみながら言うその姿に彰はとてもドキドキしながら惹かれていた。
「あれ、安形くんだいじょうぶ?」
そう言われてハッと我に返る、どうやらすこし水希を見つめていたみたいで、彼女も見つめられて顔をほんのりと赤く染めていた。
「ご、ごめん。まさか待ってくれているとは思ってなくて……待たせちゃってごめんね!」
「ううん!いいんだよっ!わたしが待とうとおもって待っていたんだから!」
「そっか……」
「う、うん……」
顔を赤くして話す彼女を見るとこちらも恥ずかしくなってくる。
このまま校門で2人して顔を赤くしたまま立っているのは周りの目もあいまってとても気まずい、そう思って彰は提案することにした。
「えっと、じゃあ行こうか。三森さん。」
「は、はいっ!よろしくお願いします!」
彼女の声が、放課後の校舎にこだました。
本編より早く終わらせないと色々マズいので頑張って書きます。
こちらもよろしくお願いします。




