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ヴァルモント公爵家からロザリンド伯爵家に縁談が持ち込まれたのは夜会から三日後のことだった。

そして次の日にはヴィンセント様がロザリンド家を訪れたのだった。

お父様の言っていた通り、当主の病は回復が難しく、ヴィンセント様が兄に代わってヴァルモント家の当主になることが決まったとのこと。

そして当主になるにあたって、家政を任せる妻が必要になるとのことで、出会いを求めて夜会に出席し、私を選んでくれたとのことだった。



「娘を望んでくれたことは感謝いたしますが、娘はその……」


「はい。離婚歴も、理由も、把握しております。ですが兄夫婦の間に男児がおりますので、甥を次の当主に迎えればいいかと。なので、子どもについても無理にとは思いません」



公爵家なのだから私の事情も調べた上での求婚なのだろう。

爵位も問題なく、世継ぎを産む必要もなく、相手のいない適齢の令嬢を探すのは難しいのだろう。

何よりヴィンセント様以上に条件のいい縁組はないとのことで、話は進んでいった。

十六歳でダニエル様と。

十九歳でシモン様と。

そして二十二歳、私はヴィンセント様と三度目の結婚をすることになった。



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