表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノートクエスト  作者: 伊達柴紫
2章 忍びの村と雷の目覚め
76/86

50話 新たな旅立ち②

~~~忍村~~~

ワカ「もう行ってしまうのですか。寂しくなりますね」

ハル「はい。本当にお世話になりました」

シノブ「ナギ次会うときは負けないよ!」

ナギ「ああ」

 ナギは口角を少しあげる。そして、シノブもそれに応える。

 

ハル「魔王城を見つけて必ず女忍長を助けてみせます」

シイナ「ありがとう。私も復興が落ち着けば村長の千里眼と協力をして辿ってみるよ。忍達はいつでも君たちの力になる。数が必要な時はいつでも要請してくれ」

ハル「ありがとうございます」

 ハルとシイナは固い握手をかわす。

 

風マスター「まだまだ改善点あるんだからサボってる暇ないよ」

雷マスター「またなぁ!!」

 5人は霧の中に消えていく。

カーア「5人の勇者様どうかご無事で」


~~~迷いの森付近~~~

ナギ「オレンジ村行くか?」

ハル「いや、次行く時はユナと一緒と決めたから進もう」

リク「また土国までは長旅になりそうだな」

マナ「そうだね」

 

リク「ドーアさんって人はどうやって探すんだ?」

ハル「多分カーアさんが説明してくれなかったって事は僕らが自然にたどり着く先に会うきっかけを掴めると考えてる」

リク「まぁ、たしかに」

 

ハル「迷いの森ともしばらくお別れだね」

ナギ「あぁ。次来る時はまた強くなっていよう」


 

~~~魔王城~~~

大長2「ばっちりだね~。この感じだと次は土国かな?ドクターまだ本気で詰まさせちゃダメなのかーい?」

ドクター「別に禁止はしておらぬよ。お前が出なくても柱を二体倒した奴らに興味を持ち手を出す魔物が沢山いるだろうしな」

大長2「折角場所分かるんだから、皆俺に聞いてくるはずだよね~。上手く俺の策の駒に出来ないかなぁ」

 ツバつきの帽子を被り眼鏡をかけた若い青年のような魔物とドクターとの会話に深くフードを被った子供の姿に見える魔物が混ざる。

 

大長3「クウハ兄ちゃん、次土国って言ったよね。じゃあ彼らが途中の刺客達から逃れられたら中央都市にくるよね」

大長2「お!グーか、お前が行くのか?あいつらにはちょいと高すぎる壁じゃないか?」

大長3「遊びに行くだけだから大丈夫だよ!ただ、刺客に勝てる見込みないんだよねぇ。じゃあ、ドクターもし彼らが生き残ったらワープよろしくねぇ!」

 大長3テッテとかけていき、部屋を出ていく。

 

大長2「残虐性は低そうなのにねぇ~、大長3を担当してるって凄いよねぇ」

ドクター「お主はやり口が性格悪すぎると思うがのぅ」

大長2「敵に嫌がられる策は良い策だって証拠さ」

ドクター「まぁそれは言えてるかもしれんのぅ」

 

大長2「というかこの『千里眼』相当使いやすいよ。良い能力をコピー出来たなぁ」

ドクター「なぜ、未来視や過去視やマスターの能力をコピーしなかった?」

大長2「さぁね?(俺は俺の利益になる動きしかしないって決めてるし)未来視はちょっと興味あったけどね~。未来見えちゃったら面白くないからさ」

ドクター「ふん。お前らしいわ」

大長2「グーの言っていた刺客って誰なんだ?」

 

ドクター「あやつらに因縁の相手じゃよ」

大長2「あー、あいつか」


~~~~~~

リク「(使ってみるか)」

 ハル達は、ヤコウオオカミとカミナリオドリに囲まれており風城で譲り受けた装備達を試す機会にしている。

 オオカミはリクの腕を噛みちぎる勢いで飛びついてくるが、バックラーのシールドに弾き返されノックバック状態になり、それをマナの矢が貫く。

リク「ナーイス」

 

 カミナリオドリの電撃をルカは無抵抗で受けるがほとんどダメージがない。

ルカ「凄いもの貰ったみたい!」

ハル「(速さに比例して攻撃力の上がるマント)」

 ハルは全力で大地を蹴り飛び出す。

 

ハル「閃斬!」

 ハルの高速斬りの威力は数日前とは比べ物にならないものになっている。一振りしただけで狙っていたオオカミだけでなく、その周りの4体も倒れている。

ハル「す、すごい」

 ハルは自身の横を通り過ぎていく竜巻に反応して振り返る。そこには少し不安そうにしているナギの姿があった。

ハル「(今の竜巻、もしかしてブーメランか?)」

 

 その思考の短い間にナギはハルの横を通り過ぎて全てのヤコウオオカミを斬り伏せていた。

 空中のカミナリオドリはブーメランの竜巻に飲み込まれ地上に落ちた所をリクが倒していた。

ルカ「これは、アケビさん達に感謝だね」

リク「そうだな」

ナギ「風と雷属性の魔物は今のが最後だな、もう国境だ」

ハル「そこを越えれば土国か」

 

ルカ「(今思い返せば、水柱と大長6と大長落ちは雷を扱い、キングバームは水を吸って根を成長させるしなんか相性悪い相手ばっかりと戦ってきた気がする)」

マナ「(少しずつ弓も使えるようになってきたけど、まだまだ。光属性の攻撃も出来るようにならないと)」

ハル「(土国で新たに属性を開花させて、着実に強くなる)」

 風国ではリクとナギの成長が著しかったが、次の物語ではハルともう1人が大きく成長する事となるのをまだ彼らは知らない。

 上級の魔物達もハル達に興味を持ち始め手を出し始める。この試練を乗り越えられるかが彼らの命運を分ける事となる。


ハル「よし、じゃあ恒例の!せーのっ!」

 風国で色んな経験をした。自分の無力さを何度も知った。まだ解決できていない問題も沢山ある。それでも成長させてくれたワカさんや、共に戦ってくれた仲間に感謝して受けた責任をしっかりと果たそう。ドミーさん必ずユナを元気に連れ帰ります。行ってきます。


――― 第2章 「忍の村と雷の目覚め」 完 ――― 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ