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デブ郵便  作者: さらんち


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 地下の食堂階に向かう前に家具・寝具コーナーを通りかかる。

「大きいサイズあり」の貼り紙が出てる。

 蝶ネクタイをした陽気な店員がいたので、俺はかけあった。

「デブ用の寝具を探してます」

「どのぐらいデブですか?」

「超デブです」

「じゃあ文字通りキングサイズですね。キング・オブ・デブ、XXL、燃えよデブゴン」

「XLが一番大きいサイズ?」

「いえ、そんなの序の口です。世の中には8Lとか9Lとかの特大サイズもあります」

 俺はデブを店員の前に引きずってきた。店員は目を見開いてデブを振り仰ぐ。

「これはすごい……肉襦袢に?」

「なんでだよ」

「肉布団?」

「失礼なこと言うな。こいつは家具じゃない」

「……強いて言うと……非常用食料? 地震の」


 俺はその場で店員を張り倒してから店を出た。

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