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Eクラスなめんなよ!

「うわぁ。こ、これは想像以上に甘いね!水を何杯でも飲めるよ!!」

ケンケンが目を白黒させてつぶやいた。

「ごほごほっ⋯⋯こりゃすげー!」

海なんかむせてるよ。

ただ1人ピーちゃんだけ

『ピーうまい!モットヨコセ!ピー』

と大喜び。

ケンケンの家で、まず!噂の?スイーツを食べよう!ってなったのね。

見た目は可愛らしい小さめのケーキ。

色もカラフルなのよ。

飾っておきたいくらいの可愛さ!

パクって2口くらいで食べれるタイプ。

でも⋯⋯その甘さときたら⋯⋯!!目が飛び出る甘さ!!何この甘さ!何入ったらこんな甘いの?!

びっくりしてしまった。

「すごい甘いねぇこれは感心するよぉ!でも、たっつんはぺろっと食べちゃった!」

桜井君が驚いたように言うと、たっつんはニコニコしながら

「おいしいよぉ。」

って言うの。

たっつんすごい⋯⋯!!

「さすがたっつんね。せんべい右手にスイーツ左手で、甘いショッパイのループをできる男だから!!」

ゆうちゃんが感心したように言うと。

「ぷっ。なにそれ。」

ケンケンが笑った。

その時ふっと野外活動の時の話を思い出す。

特別能力であるからゆえ、監視されて自由を制限されてて、友達と指切りしたりあだ名で呼びあったりしたことが今までないって言ってた⋯⋯

でもこれって。

「こういう感じだよ。ケンケン。放課後皆でワイワイ。悪くないでしょ?落ち着いたら激辛ラーメンも行こうよ!海が泣きながら食べてたとこ!」

「まなみ!あそこやべーぞ!」

海が思い出したように情けない声でそう言った。

ケンケンは笑って

「ありがとう。まなみといると、楽しいことがたくさんありそうだ!」

楽しい時間を早く取り戻したい⋯⋯。

「じゃあ、本題に入ろう」

ケンケンが真面目な顔をして皆を見回した。



「なんてこと?!ふざけてるわね!洋平のやろー!お菊ちゃんかえせ!!」

ゆうちゃんはそう言ってガン!テーブルを叩く。

ケンケンから、現状の話を聞いてゆうちゃんはカンカン。

たっつんは驚いて髪が伸びちゃうもんだから、それを慌てて皆でカットしている。

「でも。Eクラスのみんなはあの記憶操作が解けるなんて⋯⋯たとえばうちのでんでん君なんて⋯⋯」

え?でんでんがどうしたの?

「でんでん?なんかあったの?」

ゆうちゃんが心配そうに声をあげる。

「ああ。彼自体は何もないよ。でんでん君なんか、菊さんのことをまったく覚えていなかったよ。くるみわりくんも。もしかしたら特殊な能力を持つEクラスであるからこそなのかもね⋯⋯。」

そうなんだ⋯⋯

「そうするとさ、落ち着いて他にもお菊ちゃんのことを思い出してきたらまた、洋くんがなにかしそうじゃない?」

桜井君がそうつぶやく。

確かに⋯⋯

「もっとつよい能力をつかったり、菊さんを処分したりとかを考える可能性もある⋯⋯。」

ケンケンが難しい顔をしてそう言うと。

皆、ハッと息を呑む。

確かにそうだよね。邪魔なものをってならなくもない。

ならすぐになんとかしないと!

「まずは洋平のクソを懲らしめる前に、お菊ちゃんを取り返さなきゃだよね?!」

ゆうちゃんが言うと。

ケンケンは頷いて

「うん。まずそうなるね。菊さんの居場所の特定からはいらないと。」

「でもさ⋯⋯どこにいるかわからないんだよね?」

たっつんが心配そうにつぶやく。

「ねぇ。案外さ、洋くんの家にいるんじゃないの?灯台下暗し。近くにおいておいた方が安心じゃない。」

桜井君がそういって、皆を見る。

!!たしかに⋯⋯あり得る。

「よーちゃん家は結構大きくて豪邸なんだよね。地下とかあるかもしれないし⋯⋯ありえるかも?ねえ?海?」

私が海を見ると。

「確かに。でもあんまりアイツん家行ったことないからさぁ。家の中までよくわからないよな。」

それはそうだね⋯⋯。

ほとんどうちか、海の家に集まってたよね。

よく考えるとよーちゃんって⋯⋯私と海のとこはよく知ってるけど。私達はよーちゃんのことを知ってるようで知らないかもしれない⋯⋯。

きっと、そうやって壁を作っていたのかなぁ⋯⋯。

「じゃあ、あたしと、まなみで洋平くんのとこ行きましょうよ。潜入。桜井もきて。なんか危ないときはあんたが本とか読み出したりしてごまかして。」

ゆうちゃんがそう言って私と桜井君をみる。

確かに何事もない感じで行くって手あるよね。

「じゃぁ激甘スイーツ届けに行くってことでいく?!」

私がそう言ってゆうちゃんと桜井君を見ると。

その時⋯

「危険だ!彼も薄々は気がついてると思う。君たちが記憶操作が解けていることを。しかも!まなみが行くのはもっと危険だ!君を狙っているんだよ?!」

慌てるようにそう言ったケンケン。

でもゆうちゃんはニヤリと笑うと。

「堂本さん。大丈夫。そりゃね、向こうはうわべだけの付き合いかも知んないけど。私達はEクラスなんだから!何とかする。ちょっと見ててよ。ピーちゃんも借りる。Eクラスなめんなよっ!」

ゆうちゃんがニヤリと笑った。

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