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真実を求めて⋯⋯

「なぁ。まなみ、オレずっと考えていたんだけど⋯⋯。」

今、私達は、のんびり皆で、トンテキの夕飯を食べて。

デザートのマカロンとクッキーを持ち込んで、プールサイドに座って2人でプールに足をつけて話をしている。

ここはママの力が行き届いていて安心なところ。

私達の内緒話には最適なところ。

『ホォ〜?おバカなオマエが、何をカンガエタンだよ?イッテミロ!ピー』

ピーちゃんがマカロンをモクモク食べながら海を見る。

「うん。まなみ、俺達って、幼馴染だよな?」

何を今更⋯⋯。

いきなりの質問に首を傾げる。

「そうだよ?小さい頃泳げない海が泣いてる写真とかあるよ?持ってこようか?」

「そ、それはいつの話だ!忘れろっそんなもん。

オレがいいたいのは、洋平だよ。」

「よーちゃん?」

「あいつ、ずっと一緒にいたっけ?」

⋯⋯。

そう⋯⋯あの時感じた違和感⋯⋯を、私は思い出す。

「そう⋯⋯なの。海が泳げなくて泣いている時、よーちゃんといた写真なかったの。その前もその後も⋯⋯。ずっとなんかおかしいって思って。」

そう⋯⋯このあいだ、ピーちゃんが落としちゃったアルバム。

小さい頃の写真がたくさん入っていたの。

でも、私と海だけだったの。

あの時は、たまたまいなかったんだなって思ってたんだけど。

私達はいつも一緒の幼馴染のはずなのに⋯⋯何かおかしいの。

「オレも思い出してるんだけど。記憶はあるんだよ。遊んだなとか。だから、洋平は幼馴染なんだって思っているけど。

何か違和感があるんだ。オレの家のアルバムにも、子どもの時の洋平の写真がないんだよ。」

「え⋯⋯」

やっぱり何かおかしいんだ。

『やっとオマエ分かってきたんだな。でも今はそれ、アイツに言うのキケン!ケンケンと合流シタホウガいい。ピー』

マカロンをモクモク口に運びながら、ピーちゃんが、そう言って私達を見たの。

「ピーちゃん。ピーちゃんはなんでそんなに色々知ってるの?」

『アタリマエダロ!オレはまなみを守るナイトだぞ!』

ピーちゃんはマカロンを食べながら、偉そうにふんぞり返った。

えーそうなんだ。⋯⋯ちょっとかわいい⋯⋯。

「違うんだまなみ。あの夢の洋館の時に。じーさんいただろ?そのじーさんに、そばにおいておけって渡された。

あと、これも。」

海は、水につけた左足を上げると。

「あ!それ!ケンケンもしてた。」

「あぁ。⋯⋯足輪。」

⋯⋯。アンクレットね⋯⋯。

私の耳のピアスと同じ石がついてる。あの時、海ももらったんだ。

「ピーちゃんは、何事にも惑わされない、オレたちの道しるべになるからって。オレの力ですぐ会話ができるようになるはずだから連れて行けって。

こんなに生意気と思わなかったけど。」

海はピーちゃんを撫でる。

『海!テメー。オマエが、雑な男ダカラ!オレも雑になったダケー!オマエのスキルのセイ!ピー』

へぇー。すごいね!海の能力!

「海!能力上がってるんじゃない?!」

「え?確かにピーちゃんそばにおいてから、スズメの話も聞こえるな。」

えー!ハトだけじゃなく?!

鳥全般と話せるんじゃないの?!

『ソウダ!海!オマエは鳥人間になっタンダー!ピー』

「なんかやだな。鳥人間。」

海はポリポリほっぺたをかいた。

「ふふふ。心強い小さな仲間が、たくさんできたってことだね。」

私がそう言うと。海は頷いた。

「でも。これからどうしたらいいんだ?」

「ピーちゃんが言うように、ケンケンと合流した方がいいと思うの。

あ!あとね!」

私は思い出して、海を見る。

「お?なんだ?」

「桜井くんから電話があって!桜井くん。お菊ちゃんのこと、忘れてないの!なんかおかしいけど、みんなが変だから黙っていたって言うの!」

「マジか⋯⋯。」

「それで、ほかに違和感がない子がクラスにいないかな?って。」

「でもまてよ?あんまり1人で動くのは危ないんじゃないか?」

⋯⋯たしかに!

「海どうしよう!私!余計なこといっちゃったよね?」

「まず、電話してオレ達と合流してからにって言おう!」

その時だった。

ピピピっと海の携帯電話が鳴る。

「おおお?桜井だよ。」

海は携帯電話を私に見せる。

!!すごいタイミングじゃない?!

「はい!もしもし?!桜井お前!大丈夫なのか?!」

慌てて電話に出る海。

音声をスピーカーにしてくれた。

『あれ~?海くん?どしたの?あわてて。

それよりさぁ。今日の国語の時間の

与一が愛の矢を放ち、愛のキューピッドになったとこあったでしょ?』

「⋯⋯はぁ?そんなはなしあったか?」

『あったじゃん〜みんなメロメロになる話だよ!

あの時さぁみんなで班作って話ししたでしょ?お休みっていなかったと思うけど。誰かいたっけ〜?

僕さぁ、日誌持って帰ってきちゃってたのを今思い出してさぁ。今書いてるのね〜。

日誌って毎時間誰が休みとか遅刻とか書くじゃん〜?昼寝しちゃったからさぁ忘れちゃってさ。教えてぇ。』

⋯⋯。うまくない?聞き方。

あと⋯⋯国語でやったのは平家物語だね。桜井くんには、与一の愛のキューピットの話になったみたいね⋯⋯。

「⋯⋯桜井さぁ、今からそっち行っていい?」

うん!そうだね、桜井くんは合流した方がいい!

『え〜?いいけどぉ〜?もういい時間だよ?じゃぁ。お泊まり会しようか?』

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