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アイドル完成

「アイドルだから。色は大切。赤、青、黄色、緑、ピンク。その5人がセンターね。残りの男子は裏方だから、お揃いの黒いワンピースで、派手にしすぎないように。でも。可愛くする感じね。」

ゆうちゃんはそう言って、歩き出す。

「そうなんだね。」


色々話し合ってみんなで分担して準備。

あっという間に当日になった。


衣装の準備は大変だったけど。なんとか当日を迎えられたんだ。


更衣室にしている教室で。みんなで着替えている。

「うん!いいんじゃない?!」

ゆうちゃんがそう言って私を手招きする。

そこには。

「お菊ちゃん!かわいい!!」

お菊ちゃんはもう!!可愛いアイドル。

ピンクのフリフリの衣装を身に着けてツインテールのカツラをつけている。 

もう!お菊ちゃん推し!!

「で!青は桜井くんね!」

青い衣装を身に着けて、ロングの髪の毛のカツラを着けたのは桜井くん。

「ひぇぇえー美女!!」

目が飛び出るほどの美少女!!!

「で!赤は洋平くんっ!」

えええええ

『ヤベー!ヨウヘイ!!!カワイイじゃんか!』

ピーちゃんが私の肩の上で驚いて飛び上がる。

「なんて可憐な⋯⋯」

目の前にボブヘアのカツラをつけて、赤い衣装のよーちゃんが⋯⋯。

かわいすぎるんですけど!

「んふふふ。化けたわね!で。次は黄色!黄色は高橋よっ!チキンナゲットを夢中で作る!我らがアイドル!」

大きなリボンを頭につけた。黄色の衣装の高橋くん。

ちょっと中性的な感じで、エキゾチックな美女!

素敵!

「そして!最後は!緑!」

でてきたのは

『オェーーーー。』

ピーちゃんは大声でそう叫ぶ。

「海だぁ⋯⋯。」

海は⋯⋯ちょっとゴツいんだよなぁ⋯⋯。

ほかの4人に比べてガッチリしてるから。

4人は線が細くて、お菊ちゃんと桜井くんは女の子に間違えられそうなくらいなんだけど。

海は⋯⋯イケメンだけど。女の子にしちゃうとちょっとゴツいのよ。

『カイ!お前!キモいぞ!オェー!』

ピーちゃんは海の頭に止まるとツンツンしてる。

女装してます!ってよーくわかる感じ。

高橋くんとかよーちゃんは⋯⋯化けたよねぇ。

4人はもうアイドルよ!!!

「見るな!ジロジロ!!」

海は真っ赤な顔で首を振る。

「1人くらいこういうのがいないとね!」

ゆうちゃん⋯⋯。わざとなんだね⋯⋯。

他の男子もみんな可愛く着飾ってて。

みんな結構まんざらでもなさそう!

でも。センター5人以外は裏方希望だから。

地味な感じにはしてるんだけど。みんな可愛く出来上がった。


「さて!!次は私たちよ!まなみ!こっちきて!」

ひぇえー


ゆうちゃんに言われるがまま着替えさせられて。

「ゆうちゃん。スカート短くない?」

髪の毛はくるくるに巻かれて。

お化粧をしっかりとされてしまった。

「やだ!かわいい。閉じ込めておきたいくらいー!

本当に元がいいから。まなみは。」

「え?そんなことないけど⋯⋯」

「あのねぇ?あんたは、少し自分の可愛さを自覚しなさい!バッチリな目!プルっとした唇!髪の毛もツルツルだし。出るとこ出てるし!

そんな格好して堂本さんがどんな反応するか見もの。」

ニヤリとゆうちゃんは笑う。

ゆうちゃんも着替えると。

小悪魔みたいな妖艶なメイドさんが出来上がった。

「ゆうちゃんのがよっぽどかわいいよ?」

「まあ。そこは否定しないけどね!」

うん。すごく素敵!!


「はい!チラシ配り班メイド2名出来上がりました〜!」

ゆうちゃんに手を引かれクラスの中に。

みんなの視線が⋯⋯。

「や!ヤバい!何この可愛いメイドちゃん!!!」

お菊ちゃんが私達のところにかけよって来る!

「えーかわいい!!!あとで写真を撮ろう〜!」

桜井くんは大喜びしてくれた。

『ピーー!!ピー!まなみ!オレ!飛ぶのワスレソウ!!』

ピーちゃんがふらふらとして海の頭で転がる。

「⋯⋯まなみ⋯⋯お前⋯⋯」

海はポカンと私を見てるんだけど⋯⋯。

「ちょっとスカート短くない?気をつけて歩くんだよ?まなみ可愛くできたね。」

よーちゃんが私の横に立つ。

えーよーちゃんのが可愛いからね?!

『海!テメー!!なんか言え!ミトレスギなんだよ!このアホ!』

ピーちゃんがそう言いながら海の頭の上をつつく。


「よーちゃんびっくりだよ!可愛いアイドル!」

私が言うと、よーちゃんはフワっと微笑んだ。

「ありがとう。」

ひぇぇぇー。その微笑みで。誰かが恋に落ちちゃいそうだよ?!

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