表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
23/26

ガールズトーク

「んんんんっ。なんか! 街の空気がここちよい〜。

あっ。お菊ちゃん!そのプリンタルト美味しい? あたしもとってこよ〜!」

ケーキバイキング。

ゆうちゃんと、お菊ちゃんと。

今日は野外研修の打ち上げ女子会!

お菊ちゃんがまた招待券を持っていて。

なんか、パパさん?のお仕事の関係で手に入るらしい!

素敵!!!

「プリンタルトも美味しいけど。シュークリームも美味しいよぉ。」

お菊ちゃんはシュークリームを食べてうっとりとした顔。

うん! ほんと美味しい〜。

「でね。ほんと、お疲れ様だよねぇ。」

ゆうちゃんはケーキを次から次へ口に運びながらそう言った。

野外研修は終わって、午前中の早い時間で解散だから。

お家へ一度荷物を置きにもどって、着替えてから集合して。

ケーキバイキング!

「本当に大変だったよねぇ。でもさぁ。なんだかんだ偉そうにしつつ、Aクラスって何もできなかったよねぇ。」

お菊ちゃんはそう言って思い出し笑いしている。

「そうなの! 偉そうに、Eクラスのゴミとか?!いいながら! あの人たち米も炊けないわけ!」

うんうん。

ゆうちゃんの言葉にわたしも何度も頷いちゃった。

「やっぱり何にもできなかったんだね。そっちも。」

「そうなの〜! 米も石鹸で洗おうとしてさぁ。」

お菊ちゃんの話に、わたし、吹き出しそうになる。

みんなそうなの?!

Aクラス⋯⋯本当とんでもないわね。

「でね! 別々に過ごす!とかいいながら。魚も取れない。米も炊けないでしょ?! 何にもできないんだもの! もうしかたがないよね。2泊もするから。食べ物も分けたわよ。」

ゆうちゃんは呆れたようにつぶやいて、アイスティーを飲みほす。

んふふふ。

同じ同じ。

「ねぇ〜ほんとにさぁ。それでお礼もちゃんと言えないの!」

お菊ちゃんは、3個目のシュークリームをかぶりと口に含んでそう言って、ちょっと怒った顔をした。

「お礼かぁ。そうだね。そういう大事なこと抜けてるよね。あの人たち。私達の班も、なんだかんだでみんな、私と海とよーちゃんで、やったのね。

なんかきちんと『ありがとう』とは言われてないよ。

あ⋯⋯でも、ケン⋯⋯堂本さんは、ちゃんとしていたかも⋯⋯。」

ケンケンって言いそうになってあわてて言い直した私。

「ん? 今さぁなんか⋯⋯。」

鋭いゆうちゃんにお菊ちゃんは見逃さない!

「まなちゃんっ? なんかあった?」

えっと⋯⋯。

私は堂本さんと少し仲良くなって、初めてだからあだ名つけてって言われた話をしたの。

もちろん、内緒の話は全て内緒のまま!

「えー?! 何その話! ちょっと待って! ケーキ取ってくるから! お菊ちゃん!! ケーキ取ってこよう!」

「そ! そうだよねー! ちょっと待って!」

2人は慌てるようにケーキを取りに行き。

沢山のケーキを持って戻ってくる。

「こっちのシュークリームと、プリンタルトはまなちゃんね!」

私のお皿にお菊ちゃんが置いてくれる⋯⋯。

「で! 堂本さんね! 何その進展!」

ゆうちゃんはお菊ちゃんおすすめのシュークリームにかぶりつく。

「ほら、ゆうちゃんたちと同じで、Aクラスの人たちほんっとに何もできなくて。こっちもお米を石鹸で洗おうとしてて⋯⋯。」

「うんうん。それはもういい〜! 堂本さんの話!」

お菊ちゃんこわいって⋯⋯。

「それで。色々助かったよとか話をしてて。釣りとかも教えてよってなって。2日目はそれで結構、わきあいあいになったのね。」

「そうなのね?! さすがね! 堂本さん! 大人ね!」

ゆうちゃんはチョコレートケーキをパクっと口に入れた。

「ででで?! なんであだ名になるの?!」

お菊ちゃんはもう聞きたくってソワソワって感じ。

「夜ちょっと寝付けなくてさ。その堂本さんも同じで、そこで少し話をして。

Aクラスの特別な能力じゃない? 結構自由がないとか話をしてて⋯⋯。

お友達とかできないみたいで。あだ名をつけてもらったこと一度もないみたいなこと言うから⋯⋯。」

「うんうんうん。それで、こう呼んでって言われたの?!」

お菊ちゃんのドアップ。

「えっ⋯⋯えっと。あだ名つけてほしいって言われて⋯⋯。

健一だから。ケンケンだねって⋯⋯。」

小さい声で伝えると。 

『えええぇぇえ〜!!』

2人の声がハモる⋯⋯。

「まなちゃん!! なにそれ!! キュンキュンじゃんっ!!! ケーキ何個でもいけちゃう!!」

「あたしもよ!!」

ちょっと⋯⋯

「ふ、2人とも! 落ち着いてよぉ!!」

私はプリンタルトを口に入れる。

あら。ほんとに美味しい。

「で。連絡先とか交換した?」

ゆうちゃんがそう言って私を見る。

「あー。してないなぁ。」

「えー。ばか!! せっかくのチャンス! しときなさいよ!」

わーん。ゆうちゃんこわいって。

「でもさぁ。まなちゃんにはそういうことできないでしょ〜。そういうのが気に入られたんだと思う〜。

まなちゃんって素朴だもん〜。」

お菊ちゃんが本日5個目のシュークリームをパクリと食べる。

「でもねぇ。わたしは、堂本さん推し!」

ええっ? この間は海推しって言ってなかった?

「お菊ちゃん⋯⋯推しが多いんだけど?」 

呆れてお菊ちゃんにそう言うと。

「ん? だって私の女の勘がビンビンきてるもん!」

えええぇぇえ。

「そうね! まなみ! 学校で、また話しに行こう!」

えー、Aクラスって行くのちょっとやかも。

「でもね。Aクラスの特に特別な能力って大変だなって思ったよ。

友達とこうやって出かけるとかできないって言ってたよ。」

私がそう言うと。

2人は

「たしかに⋯⋯それは嫌かも。」

「わたしもやだぁ。」

ほんとだよね。

「ちょっと話は変わるんだけどっ。夏休みじゃん? もうすぐ! 小中と違って、10日にしかないけどさぁ。」

お菊ちゃんがふてくされたような顔をしてそう言った。

女の会話はコロコロ変わる!♪

そうなんだよねぇ。

義務教育終ってその上は、能力を高めたりする専門課程になるわけじゃない?

私達は今1年だけど、3年生以降は能力のことをもっと詳しく勉強したりするんだよね。

1、2年生は教養を中心なんだ。

といっても、Eクラスだと。

3年以降は職業訓練とかそういうのとかもあるらしい。

でも、もっと能力を磨くとか? そういうのもあるみたいよ。

そういうのを学んで、Eクラスでも、特殊な能力ってなる子もいるとか聞いたことある。

と言っても、Aクラスへ変更とかはないけどね?

「短い夏休みかぁ。また、女子会しよう!」

ゆうちゃんが張り切ってそう言うと。

「えー! ならうち来ない〜?! うちで女子会しようよぉ。あ! 別荘来る?!大きなプールあるよ!」

お菊ちゃんがそういって私達をみる。

「別荘?! いくいくいくー!」

「あ〜でも。別荘なら、もっと呼ぶかぁ。

あ! 堂本さんよべたらいいのになぁ。まなちゃん! 声かけてみて! うち、セキュリティは結構してるからその辺に行くより安心だと思う!」

えー。なんでそんな⋯⋯。

「それすごくいい! あたしも一緒に誘いに行ってあげる!」

ゆうちゃんは身を乗り出して大興奮。

えー⋯⋯。

「メンバーは、Eクラス全員はちょっと可愛そうだよねぇ。じゃー、海くんと、桜井くんと⋯⋯。よっしーも呼ぼう!たっつんは髪の毛伸びたら大変だしなあ⋯⋯。」

お菊ちゃんが何やらブツブツ。

思い出したように

「あ! クラス全員呼ぶのはさ、うちのパーティーの時呼ぼう♪ 夏にパーティーやるからさ!

堂本さんを囲む会は、堂本さんが、びっくりしない程度に人数少し控えめにするね!」

ちょっと〜お菊ちゃんちってどんだけ〜?

夏休みの話とか、その他の噂話で、夕方まで盛り上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ