表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
14/64

試験勉強と恋バナ

「でね。まなちゃんっ。まなちゃんって、よーちゃんと、海くん、どっちが好きなの?!」

へ?!

飲んでいたオレンジジュースと食べていたマカロンを吹き出しそうになった私。

突然なんだもん。

今ね、どこにいるかというと……。

⋯⋯

あれから、グループ分けの掲示を教室で見て。

「なーんだ。そこまで運気悪くないかも!」

とか思った私。

あの後、教室に張り出されたグループ分けの名簿。

クラスを3人ずつ、5グループに分ける。

Aグループ〜Eグループに分けられて、どうやら同じように分けられたAクラスのAグループと合同になるんだって。

Aクラスのグループ分けは私はわからないけど、Aクラスとは当日合流だから、当日にならないとわからないらしい。

そして、私はAグループだったのね。

なんと!

よーちゃんと、海と一緒。

信じられない!

まさか2人と一緒なんて!!

「まなみ、一緒だね! これなら安心でしょ?」

よーちゃんはそう言ってニッコリ。

あとは、Aクラスのグループなんだけど。

誰一人として私は知らないので、もう仕方がないかな〜って感じ。

当日に顔合わせみたいだけど、まぁ、なんとかなるか!

よーちゃんに、海もいるしね。

それに元々知らない人たちだから、まぁ、どうでもいいかもね。

私は軽く考えることにした!

ゆうちゃんはたっつんと一緒だから、「ハサミ忘れないようにしなきゃっ!」って言ってた。

たしかに〜野外研修はびっくりすることありそうだもんね……。

でも、よかったぁ。

3人仲良しがいるならば、何とかやれるかもしれない……。

いや!

やれるやれる。

もう楽しむしかないよね。

「でも、その前に定期試験があるよ?」

よーちゃんがそう私に言う。

うっ。たしかに。

テストもある。

「まずさぁ。野外研修は置いといて、試験勉強じゃなぁーい? まなちゃん、ノート見せてほしいの……」

お菊ちゃんが私の腕を掴む。

ううう。

確かに試験優先。

「お菊ちゃん! ノートね! いいよ!」

私は机からノートを出してお菊ちゃんに渡すと、

「今日一緒に勉強しよう〜数学教えてぇぇぇ〜。うちでお勉強会してぇぇ〜」

お菊ちゃんの悲しそうな訴え。

「うんうん。いいよ! じゃーお菊ちゃんち行く!」

⋯⋯

てわけで、放課後お菊ちゃんちにいるわけ。

お菊ちゃんちは、大きなお屋敷なの。

お金持ちなんだよね。お菊ちゃんは、お坊ちゃまなのよ。

お菊ちゃんちへ行くと、メイドさんが何人かいて、「お坊ちゃま、おかえりなさいませ」とかお出迎えがあって! すごいのよ。

可愛いぬいぐるみが置いてあるお部屋で、オレンジジュースとマカロンをいただきながら数学をやってた時に、お菊ちゃんのいきなりの質問!だったわけ。

「えー? よーちゃんと、海? そういう風に考えたことなかったよ」

「あ! そうなの? そこに、愛があった訳ではないんだぁ?」

お菊ちゃんは、マカロンをもぐもぐ食べながら私にそう聞いた。

……愛とかはそんなこと……。

「でもでも、お菊ちゃんなんでそんなこと聞くの?」

「えー? だっていつも一緒だから〜。女子はそういうこと知りたいものでしょ♪恋バナっ。」

……まぁねぇ。

お菊ちゃんは心は乙女だもんね。

「でもねぇ、お菊ちゃん。そういうのは考えたことないよ」

「まなちゃんは、まだ、おこちゃまね! 

でも……。

わ、た、し、は、海くん推し!」

え?!

いきなりそんなこと言うからマカロン喉に詰まっちゃう!

「ななな、なんで海なの?!」

「んふふふ〜まなちゃん、すごいあわあわしてる。可愛い〜」

ちょっとぉ!

茶化しすぎ!!

「なんで海くん推しか? だって海くんかっこいいし、優しいじゃない? 

洋平くんは、ちょっとミステリアスなとこあって。そこがいいんだけど。でも、海くん推し!」

お菊ちゃんはそう言って私を見る。

そして、小さな声で。

「まなみちゃんを幸せにできるのは海くんだと思うの」

「え……。そ、れは、女の勘?」

「そう♪」

私はそういう風に二人を見たことなかったなぁ〜……。

お菊ちゃんのベッドの上の可愛いクマのぬいぐるみを抱きしめて、そんなこと思ってたけど。

「お菊ちゃん。数学やらないと。試験すぐだよ?」

現実に気がつく。

「あわわわわわっ。そう! それ! まずそこだよね!!」

お菊ちゃんはノートへ目を落として、数学をはじめる。

「あ! お菊ちゃん。そこ間違えてるよ。ここは、こうやるの」

「ふむふむ。まなちゃんは数学得意でうらやましい。でも苦手な世界史は、教えてあげるね! 私のヤマを!」

「!神! お願いします!」

!!!!

女の勘は絶対当たる!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ