野外研修の詳細と嫌な予感
ざわざわざわ
朝、学校について教室の前。
みんなが集まってざわざわしている。
???どうしたのかな?
成績でも張り出したのかな?
でも、そんな時期じゃないよねぇ。
「まなみ!きてきて!大変なの!」
ゆうちゃんが大きな声で手まねきする。
左手でハサミを持ってる。
ん?!たっつん髪伸びちゃったのかな?!
ゆうちゃんの方へ駆け寄ると。
『連絡〜野外研修について〜』
あらっ
昨日噂をしていた野外研修のはなしじゃない!
さすが、お菊ちゃん。
女の勘バッチリね!
学校からお知らせ出るんだぁ。
「キャンプのお知らせかぁ」
のんびり答えると。
キャンプ楽しみだなぁ。
ゆうちゃんが私をみて早口で話し出す。
「ちがうの!そうじゃなくて。
内容!やばいの!みて!
たっつんも髪の毛伸びまくりだよ!」
え?!
そうなの?!
た、確かに伸びまくりだ⋯⋯。
それは大変!!
連絡を上から読んでいくと。
『野外研修について
グループ分け
能力を均等に割るグループをつくる。
ひとグループは6人
グループ分けは以下のとおりとする。
①Aクラス3人、Eクラス3人の6人グループ
②Bクラス2人、Cクラス2人、Dクラス2人の6人グループ
グループは能力順にランダムに分ける。』
えっ?!
どういうこと?!
合同グループ?!
「クラスごとじゃないの?!どういうこと?!」
私はほんとにびっくりしてしまった。
たっつんがびっくりするのもわかるよ⋯⋯。
だってちょっと前に担任の先生が、例年クラスでグループ作る形になるので。
どういうグループ分けにしようか。
とか話してたような気がするんだけどなぁ。
違ったってこと?!
「まなちゃん!まなちゃん!昨日の噂話がまさに今日きた!って感じ〜。でもAクラスとなんてちょっと怖いよね⋯⋯」
お菊ちゃんがそばに来てそう言った。
うん。ほんとにそう。
「私、知り合いなんか一人もいないし、Aクラスでしょ?うん。怖いかも⋯。」
「うんうん。で!でも。まなちゃんは、もっと最悪なことになりそう〜。あ。これ女の勘。」
ええええ。お菊ちゃん!!!
やだやだやめて!!!
私が半泣きになって反論しようとしたら。
「まなみちゃん!お菊ちゃん。」
ヨッシーがコソコソとこっちへ来た。
「どうしたの?」
「占いをしたんだけど。まなみちゃん、気をつけて!運気が悪い。でもね。これは3人の秘密だからね!」
えええええ。
秘密?!
私はねぇ。みんながなんだかんだいっても、ヨッシーの占い信じちゃう方なの。
当たらないとかみんな言うけど!私は結構、当たると思う!
ヨッシーにお菊ちゃん。
2人は最強タッグだよ。
もう泣きそう⋯⋯。
グループ分けですごい変なグループになっちゃうとか。
大怪我するとか⋯⋯。
もうこの先の野外研修が最悪かも!!と
悪いことを妄想してる私⋯⋯。
しかも秘密だなんてっ!
「ねぇ。まなちゃん。洋平くんのことなんだけどね。」
お菊ちゃんがそう言って私の耳元で囁こうとした瞬間。
「まなみ〜?どうしたの?涙目で。何かあった?」
よーちゃんが、私の隣に立つ。
「え?あぁ。よーちゃん!!
お菊ちゃん。よーちゃんがどうしたの?」
お菊ちゃんは私の顔を見ると。
「ん?洋平くん?ああ。心配してこっちに来るよ〜って伝えたかっただけぇ!
ほーんと過保護なんだからぁ〜。
ヨッシー、たっつんの髪の毛切ってあげよう〜。あれは伸びすぎ!」
2人はそう言って行ってしまった。
「ったくよぉ。桜井のやつが隣で読みだして!
それどころじゃなかったぞ。」
海がブツブツ言いながらやって来た。
「まなみ?どうしたの?」
よーちゃんが私の顔を見て尋ねる。
「うん。今、運気最悪なの私。」
「なーにいってんだ?」
海が呆れるように私を見る。
「だって!Aクラスの人との合同グループなんて!ちょっと怖くない?!なんでそんなことするの?!すごいやだっ!」
私は、2人からの運気最悪忠告を片隅に置きながら。
よーちゃんと、海にぶつくさと文句を言う。
「まぁまぁ。Aクラスからも3人一緒になるわけだから。大丈夫だよ!」
よーちゃんはそう言ってなぐさめてくれたけど⋯⋯。
運気最悪な私はやっぱり嫌な予感が消えなくて。
よーちゃんは慰めてくれたけども。
心は、晴れなかった。




