番外編〜みんなの気持ちは四角形〜
「当たったんだ」
海が私にいきなりそんなことを言う。
しかも興奮してて⋯⋯
え?
な、なにが⋯⋯
「えっと⋯⋯食べ物かなんかにかな?」
私が恐る恐る聞くと。
「宝くじ!」
海が私の顔に顔を近づけてそう言ったの。
え?
あ!!
宝くじ??
あ!まさか!!
私はまえにヘビ丸くんが来た時に言ってたやつ!
「海、あれから、宝くじ買ったんだ〜?それが当たったの?」
「そう!すっかり忘れててさ、この間、あ!そういえばって、売り場持ってったら!500万円当たっててさ!!」
「ひぇ〜ごごごひゃくめ⋯500万!?」
か、噛んじゃったよ⋯⋯
「ヘビ丸が、当たり前だろ?って言って⋯⋯」
海が鞄から顔を出すヘビ丸くんを撫でる。
ひゃー!ヘビ丸くんは本当に金運だぁ〜!
私はポカーンと海を見つめてた⋯⋯
オレの宝くじの当たり話を聞いて、ポカーンとオレを見るまなみ⋯⋯
そんな顔もほんっとに可愛い⋯⋯
可愛いなぁ⋯⋯
オレはその可愛い顔を見ながら、まなみの耳元で囁く。
「で、2人でどこかいかない?どこいきたい〜?」
オレがそう言うと。
「え?!」
まなみはびっくりしたようにオレを見る。
ほのかに顔が赤い⋯⋯
もしかして意識してくれたのか?
「テーマパークとかにする?」
テーマパークもいいなぁ。
あ!海の見えるリゾートプールは?!
それも2人で⋯⋯
『ピー!テメー!顔!ダラッダラッだな!汚ネーナ!ピー』
呆れたようにピーちゃんがオレの肩に止まる。
⋯⋯と、
「きーこーえーたーよー」
?!
振り返ると
ニッコリ笑うお菊。
ひっ!
ちょっ!笑ってるけど目が笑ってない!!!
オレは何も言えずお菊を見つめた⋯⋯
教室の端でコソコソと、海くんが、まなちゃんに耳元でささやいてるのをみて。
なにやってんの?!
って慌てて近づけば!
まなちゃんと2人でお出かけだって?!
とんでもないぬけがけ!!
しかも、ニヤついて!!
僕は慌てて海くんの背後に忍び寄ってやった!
「ずるーい!僕も行く!」
僕が言うと、まなちゃんはニッコリ微笑んで
「うん!!みんなでどこかいきたいね!ね!海!」
海くんにそう言った。
んふふふふ。
ざまぁ〜
はい!2人でお出かけは消えた〜。
まだ!抜け駆けはゆるさないんだから!
ほんと全く油断も隙もない!
海くんは、ちょっと残念そうな顔をしながら
「おー。じゃー、みんなでパーっとな!!」
そう言って
桜井くんと、ケンケンにも声をかける。
そう簡単に2人きりででかけさせないんだから!
今1歩リードしてるって思ってるかもしれないけど、リードなんかしてないからな?!
簡単にはいかないからね〜!
おぼえとけ!
「どこいくー?リゾートホテルでもいいよね〜ホテルのプールもたのしいよー!流れるプールとか〜ホテルバイキングもおいしいよぉ〜」
僕が言うと
「え?!流れるプール?いきたぁーい!」
まなちゃんがニコニコ笑う。
「じゃー!そうしようよ〜海くん!」
僕がニッコリ笑って言うと
「お?おお!」
海くんは大きく頷いた。
いいねぇリゾートプール!!
たのしみー!
可愛い水着を用意しておこう〜♪
そんなことを思いながらまなちゃんを見た。
「へー、リゾートホテルかぁいいね」
海君に声をかけられてたけど。
最初から聞こえてたからね。
海君、最初2人で行こうとしてたのみてたんだけどね。
菊さんがさっさと2人きりを阻止してた。
まぁ、菊さんがあと少し遅かったら僕がしてたけどね。
「ケンケン?どうしたの?考えごと?」
僕の隣にまなみがくると、僕を見上げて首を傾げた。
⋯⋯ぐ⋯⋯
かわ⋯⋯
まなみと流れるプール行きたいな。
「ん?なんでもないよ?楽しみだね」
僕は動揺を抑えて、まなみにニッコリ笑かけた⋯⋯
可愛い水着いくつか用意しておくね⋯⋯
リゾートプール!?
流れるプール!!
ホテルバイキング!!
すっごい楽しみ!!
「海〜色々調べて決めよう〜」
私はウキウキしてしまう〜
でも!!!ほんとに
ヘビ丸くんパワーはほんとすごい!よねー!!!
私は海の鞄から顔を出すヘビ丸くんを撫でる。
『海⋯⋯学校でこの話するなよ⋯⋯2人きりのときにしろよ⋯⋯でも⋯⋯お前のが1歩リードしてるんじゃないのか?幼馴染だろ?』
ヘビ丸はそう言ってオレを見あげた。
あぁ⋯⋯
ホントだよ⋯⋯帰り道に話せばよかった⋯⋯
オレはバカだぁ⋯⋯
ヘビ丸⋯⋯1歩リードなんかしてないぞ⋯⋯
でも⋯⋯皆で行ったほうがたのしいよな!
パーっとな!
2部完結後の番外編第3弾です!
明日朝に第4弾投稿予定です!!
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