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エピローグ


革命はまるでなかったかのように⋯⋯

あの騒ぎはあっという間に消えてしまった。

人々の記憶からは全て消え、誰ひとりとして、あの『革命』の話を思い出さない。

本当にあったのか、なかったのかも、誰ひとりとして思い出すこともない。


全てがなかったことになっていた⋯⋯


堂本さんは初めから存在しなかったみたいに⋯⋯


堂本さんが消え⋯⋯全てが消えた⋯⋯




朝の光が、私の顔を照らす。


世界はあまりにも何事もなかったかのように平穏を取り戻していた。



残されたのは、私の手のひらにかすかに残る、あの氷のように冷たかった指先の感覚だけ⋯⋯

そして⋯⋯あの夢の中でもらった⋯⋯鍵⋯⋯

それが、確かに彼が存在した証⋯⋯



「まなみ!」

背後から聞こえた優しい声に振り返る。


そこにいるのは、いつもと変わらない日常。

「海!おはよう!」


2人で並んで学校へ向かう。


⋯⋯もう二度とあの人は戻らない。


⋯⋯堂本さん⋯⋯あなたが遺してくれた世界を、私たちは確かに生きている⋯⋯


変えたいという小さな気持ちが

いつか大きな力になって少しずつ世界が変わるといい。


そう⋯⋯堂本さんが確かにいた証拠が⋯⋯


いま、若者を中心に、能力格差の世界。能力だけで人生が決まる世界を⋯⋯

変えようという、新党が生まれた。

そこがきっと始まりで⋯⋯

これからもっと大きくなっていくに違いない。

もちろん、正しい道を通って⋯⋯


きっと、堂本さんの思っていた世界へ少しずつ少しずつ進んでいくんだと思う。



外の青空を見上げながら、私はそっと胸に手を当てた。


「さらに危険な組織」――あの人が最後に残した言葉の影が、いつかまた訪れるとしても⋯⋯


失われたものの大きさを抱きしめながら、新しい朝が、静かに始まっていく。


これから先の未来はきっと、もっといいものになるよね?

私は空を見て大きく息を吸い込む。


「何ボーっとしてんだー?遅刻するぞ〜!」

海が呼ぶ声がする

「はーい!なんか、お腹空いちゃった〜」

「じゃーサポってなんか食う〜?」


こんな日は

たまにはいいかも⋯⋯





おわり

第2部をお読みいただき、本当にありがとうございました!


これにて完結となります!!


最後まで読んでくださってありがとうございます。


もう少し書きたいことあります。

番外編を近日公開よていです!


もし、続きを読みたいと言っていただけたら、第3部もかけたらないいなと思っています。

リクエストとか頂けたらうれしいです。


応援いただけたら励みになります。


良かったらご評価いただけると本当に嬉しいです。


お付き合いありがとうございました!


他にも連載してます!

良かったらこちらも読んでいただけたら嬉しいです

⇓

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