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第2話 牢屋から脱出せよ①
魔王城の地下牢は、地下一階から六階に加え厳重な最下層からなる計七階層で構成されている。
地下牢には管理人であるライムの他に二人の監視人が巡回している。
「まず、この最下層から出ないとね」
牢内を見渡すジョヴァンナ。
「ここには何も無し、と」
牢内の安全は確認出来たため安心する。
「何も無いのは良いけど、どうやって牢から出るかが問題ね」
考え事をしていると部屋に誰かが入ってきた。
「食事の時間です」
「ありがとう」
彼女は、私に食事を持ってきてくれる係らしい、名前はまだ知らない。
「名前を教えていただけませんか?」
「囚人に教える名は持ち合わせていません」
「拒まれると聞にくいですね」
「私は戻ります。冷めないうちに食べてください」
冷めてしまっては勿体ないため、温かいうちに食べることにした。
食べながら一つ思ったことがある。
────別に牢屋のカギを奪わなくてもピッキングや魔法でどうにかなるのではないかということだ。
「カギを奪うのってリスクあるしな」
仮眠をとってから脱獄を試みることにした。




