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フェランディスの問題処理係  作者: 雲居瑞香
第5章 その真実の名は
43/43

登場人物

最後に人物紹介。








【ベレンガリウス・グラシアン・フェランディス】

 26歳。フェランディス王国第2王子となっているが、実際には女性であることは公然の秘密。本名はベレンガリアであり、どちらにしろ愛称は『ベガ』になる。のちのベレンガリア二世。

 国王の二番目の子が王国に繁栄をもたらす、と言うことで第2王子、王位継承者とみなされている。

 王妃の二番目の子であるが、実は国王の子ではない。王妃が王弟と関係をもった末に生まれた子である。本人はそのことに気付いているが、誰にも言っていない。

 女性ながら秀才。武術の腕も良く聡明で、基本的に父と兄のしりぬぐいに奔走している。短気ですぐに物にあたる。だが、人望はある。政治能力も高い。女王でもいいから彼女に王になってほしいと言う人物は多い。治めにくい地方、アラーニャ地方の領主。

 長い金髪にエメラルドグリーンの瞳をしたかなりの美人。長身で細身だが割と筋肉質な女性で、中性的な面差しをしている。男装すれば男だが、女装すれば女に見えるタイプ。秀麗な顔立ちだが、苦労性。一度ひとしきりキレてから落ち着くタイプ。臣下たちいわく、『貴公子めいた優男風』。小さいころは泣き虫だったらしい。2月生まれ。

 身長174センチ。





【フアニート・オルティス】

 27歳。王弟オルティス公爵の跡取り。年がほとんどちがわないのでベガとは幼馴染のように育つ。愛称は『フアン』。

 王の甥であり王子たちの従兄。オルティス公爵の跡取りであるが、実際にはオルティス公爵の妻と国王の間に出来た子。

 聡明かつ武術にも優れ、明るい性格で人当たりも良いのでモテるし人望もある。ベガと一緒にぼけられると収拾がつかなくなる。ベガからの扱いが結構ひどい。

 アッシュブラウンの髪に空色の瞳をしたハンサム。均整のとれた体つきで、ベガに「良い筋肉」と言われる。面倒見が良い。

 身長187センチ。





【クリストバル・ハロン・フェランディス】

 28歳。フェランディスの第1王子。王妃の子であり、正当な王位継承権を持つが、予言の為立太子されていない。

 ベガの兄であるが、仲は良くない。ベガはもし予言がなければもう少しましな性格になっていたのではないかと思っている。

 よくキレる。でも人望はある。あまり人の話は聞かない。

 最終的に、ベガは自分より頭のいい人だったのではないかと疑っている。すべては彼の掌の上。

 赤みがかった金髪に新緑の瞳をしたなかなかの美形。既婚。そして、恐妻家。弟妹達のことは全員ちゃんと愛している。

 身長182センチ。





【イバン・オルネラス・フェランディス】

 52歳。クリス、ベガの父親。フェランディス国王。予言を信じ、クリスを王太子としなかった。

 力で国を安定させた過去があるので、力でなんとでもなると思っている。と言うわけで、現在実際に国政をまわしているのはベガである。ちなみに、ベガとも仲が悪いが、クリスとも仲が悪い。基本的に家族仲は良くない。

 自分の妃を寝取った異母弟を恨んでいるが、自分も異母弟の妻を寝取っているのでやっぱり自業自得。ベガは本気で排除しようか考えることが多いらしい。

 金髪に青の瞳の精悍な顔立ちの男。

 身長185センチ。





【アミルカル・ウルティア】

 25歳。ウルティア公爵家の次男坊。ベガに仕える騎士隊長の青年。苦労性。腕も良く結構賢いのにかなりの確率で貧乏くじを引く。

 基本的に剣士。銃も撃てるが、あまり得意ではないと公言。跡取りではないのでのんびり過ごしている。ベガの側にいると気苦労は絶えないが、彼はフアンがいないときのベガのストッパーである。苦労性。

 栗毛に空色の瞳をした美男子。長身で精悍な顔をしているが、時々泣きそうな表情をしているのを目撃されている。ベガに見いだされたので、彼女には感謝しているが、もう少し落ち着いてほしいと思っている。愛称はアミル。

 身長188センチ。





【ヒセラ・エレディア】

 22歳。エレディア侯爵家の長女。ちなみに、従姉はクリスの嫁。ベガに仕える武人の一人だが、身の回りの世話をする侍女でもある。妾の子であり、正妻に疎まれて虐待を受けていたところをベガが拾い上げた。凄腕スナイパー。

 絹の黒髪に紫の瞳をした美女。東洋の血が入っており、エキゾチックな雰囲気がある。狙撃手であり、遠視。体には虐待の痕が残っている。これがひそかにコンプレックス。

 身長166センチ。





【リノ・マルティン】

 16歳。マルティン男爵の三男坊。一応貴族子息であるが、あまり身分が高くないので、従者扱いとなる。ヒセラと同じく、ベガの身の回りの世話をしている。マルティン男爵は長男を国王イバンに、次男を第一王子クリスに、三男を第二王子ベガに仕えさせているが、リノ自身はベガのことを尊敬している。

 弓術の名手であり、非常時となれば戦闘も行える。

 濃い金髪にヘイゼルの瞳をしたかわいらしい系の少年。結構いい性格をしており、笑顔でベガにとどめを刺すのは基本的にこいつ。

 身長164センチ。





【ディエゴ・モランテ】

 30歳。モランテ侯爵で、ベガが不在のときの彼女の代理人。執政官。かなり有能な人物であるが、結構な貧乏くじ。妻子がいる身だが、その二人が二人ともベガを慕っているので余計いたたまれないと言う……。

 ディエゴ自身は執政官であり、戦闘力はほとんどないが銃の腕前はかなりのものである。みんな不在の時にも一人宮殿に残るのでとても気の毒な人物。

 褐色の髪に薄茶色の瞳をした優しげな人物。ベガによく騒ぐなうるさい、と言われるが、実際は彼女の方がうるさい。

 身長180センチ。





【エカテリーナ・アルチェミエヴァ・フェランディス】

 49歳。フェランディス王妃。北方のバツィナ王国の国王の妹。金髪に翡翠の瞳をした美しい女性だが、感情の起伏に乏しい。国王の弟アドリアンを愛していた。

 ある意味とても人間らしい女性。現在は宮殿内にある離塔で暮らしている。

 身長160センチ。





【エミグディア・バルラサ・フェランディス】

 23歳。フェランディス第2王女。愛称はエミ。18歳でヴァルティア王国王太子ミカエルに嫁いだ。二児の母でしっかり者かつさばさばした微妙に男気のある性格をしている。勉学はベガに教わり、礼儀作法はともに第二妃エリカから学んだ。今のところ、夫を尻に敷いている。

 豪奢な金髪に淡い緑の瞳をした、姉のベガ曰く美貌の女性。ちなみに、ベガのことは慕っているが、ちょっと怖い。でもツッコミ入れる。

 身長164センチ。





【ミカエル・ヴァルティア】

 27歳。北方の国、ヴァルティア王国の王太子。彼の方が年上だが、ベガを『兄上』と呼ぶ。愛称はミカ。少々気の弱い男性で、すでに妻エミグディアに尻に敷かれている。でも、夫婦仲はよい。気が弱いだけで、優秀ではある。ベガ曰く、確信犯なのか天然なのかわからないとのこと。

 淡い茶髪に濃いとび色の瞳をしたなかなかのハンサムである。

 身長178センチ。





【アドラシオン・レイナ・フェランディス】

 10歳。フェランディスの第6王女。第三妃の娘で末っ子。ベガの言うことはよく聞く。栗色の髪に青の瞳のなかなかの美少女。

 身長138センチ。





【エリカ・リアスエロ】

 42歳。リアスエロ侯爵家の出身。第二妃。第3、第4王女、第3王子は彼女の子である。もともとは侍女として宮殿に上がっていたところをイバンに見初められた。ベガやエミに礼儀作法を教えたのは彼女。宮殿内の後宮の陰の支配者。ベガを宮廷内で最も信頼している。

 身長162センチ。





【レメディオス・トゥリーナ・フェランディス】

 21歳。第二妃の娘で、フェランディス第3王女。すでに他国に嫁いでいる。





【マルセリナ・カミロ・フェランディス】

 17歳。フェランディス第4王女で第二妃の娘。一般的な女性であるが、母親の教育の為かやっぱりベガを慕っている。結構な問題児。

 緑がかった黒髪に淡い青の瞳をした美少女。

 身長157センチ。





【デイフィリア・フロレス・フェランディス】

 13歳。フェランディス第5王女で第三妃の娘。ミーハーな少女。





【サルバドール・ドラード・フェランディス】

 18歳。フェランディスの第3王子。第二妃の子。主に外交担当であまりフェランディス国内にはいない。内政に関してはベガに全幅の信頼を置いており、報告は彼に行く。二年前から他国のイベントなどに関する出席はすべて彼が行ってきたが、花祭りはたまたま彼がいなかったためベガが行くことになった。

 黒髪に空色の瞳をした優しげな顔立ちの人物。だが、外交手腕はたしか。

 身長180センチ。





【レアンドラ・ベラスケス】

 32歳。ベラスケス伯爵の姉。エリカと同じく侍女として宮殿に上がったところを見初められた。エリカより気が弱いものの立ち回りはうまい。

 栗色の髪に青い瞳の美女。





【ギルバート・オブ・ダリモア】

 23歳。ダリモア王国の王太子。飄々としていてそこが見えない。そこそこの武芸の腕があり、フットワークが軽い。帝国へ向かっているところ、ベガたちと遭遇する。ちなみに、彼ははじめからベガが女だと気付いていた口。

 柔らかな茶髪に優しげな青の瞳の貴公子。印象的にはベガとも近い。ニコレットの従弟。

 身長182センチ。





【ヴォルフガング・ハインツェル】

 36歳。ハインツェル皇帝。残虐皇帝とのうわさがある。実際に、ベガは彼と対面したときに戦慄を覚えている。実際に冷徹な部分もあるが、皇妃とはラブラブで周囲は引いている。

 銀髪に濃い青の瞳をした精悍な男性。有能であるが、臣下には残念扱いされている。

 身長190センチ。





【ニコレット・ド・ロワリエ】

 26歳。ハインツェル帝国皇妃でロワリエ王国の第2王女。二児の母。自由人で好奇心旺盛、よくわからない研究をしているのだが、それを理解できる友人ができてちょっとうれしい。クライバー銃の開発者。母親とは思えないほど天真爛漫である。夫のことは大好き。

 淡い金髪に淡い紫の瞳をしたなかなかの美人。相変わらず甘いものは好き。

 身長160センチ。





【アドリアン・オルティス】

 49歳。フェランディス国王イバンの弟で、オルティス公爵。本名はアドリアン・エクトル・フェランディス。公式にはフアニートの父親だが、実際にはベレンガリウスの父親で、フアニートは実際には甥にあたる。しかし、彼を実の子と思い育てている。

 少々思うところがあるようで、ベレンガリウスに肩入れしている状況。陽気な男性に見えるが、そこが見えないのでベレンガリウスと腹の探り合いをしている。

 金髪に青緑の瞳をした男性。真実を知っている様子はあるが、やっぱり底が見えない。

 身長183センチ。





【メデイア】

 年齢不詳。自称魔女の黒髪赤目の美女。たびたびベレンガリウスの前に現れて予言を下す。





ありがとうございました!


書いてない設定としては、私の中でクリスは冷酷に見えて愛情溢れるひと。ベガは優しそうに見えて冷酷なひと。でも冷酷になりきれないのが彼女。


本来はクリスだって死ぬ必要はなかったんですよね……ただ、このままだとベガの方が死んじゃうから死んじゃっただけで。大丈夫です。いってる私もよくわからないので。(オイ)


ちなみに、初期設定ではクリスはベガを一人の女性として愛していました。なんなのそのどろどろは(笑)



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