第2話:楽園のトラブル
暗いトンネルと、その先に見える光。
光は次第に大きくなり、ジンボの視界を覆い尽くしていく。
彼はゆっくりと目を開け、あくびを一つ漏らした。背伸びをすると、硬くて溝のある表面の上に横たわっていることに気づく。
不思議なことに、肉体的にも精神的にも何の不快感もない。最後の記憶はぼんやりとしているものの、ジムの体は羽のように軽く、これまでの人生で最高の気分だと言っても過言ではなかった。
目覚まし時計を確認しようと手を伸ばすが、空を切るばかりで、彼の顔から笑みが消える。
何かがおかしい。
目を細めて自分の手を見つめる。
かつて肉体があった場所には今、ゆらゆらと揺らめく半透明の白い奇妙なエネルギーがあり、ジムの感情に合わせて色合いを変える虹色のオーラに覆われていた。この状況下で、オーラはパニックと驚きを示す黄色と緑に染まっている。
ジムは悲鳴を上げて立ち上がり、動こうとしたが、目の前にいる半透明の白い存在にぶつかり、続いて後ろの存在にもぶつかった。左右の道もまた、手すりによって塞がれている。
大理石と黄金でできたエスカレーターが、パステルカラーの雲の間を昇っていたのだ。
«何が起きてるんだ!? ここはどこだ!?»
ジムは自分の体を上から下までペタペタと触りながら叫んだ。服を着ておらず、生殖器もない。視線を伸ばして見渡した先にいる、何百もの生き物たちとまったく同じだった。
ジムは、小さくて丸みを帯びた人型の容器に収められた白い炎のような、エネルギーの棒人間へと姿を変えていた。まるでぬいぐるみか、新種のポケモンのようにさえ見える。
背後にいる存在が、眠たげな目でうんざりしたような視線を彼に向けた。
「おい、落ち着けよ」
少し低く落ち着いた男の声だ。大学教授か軍人のような響きがある。
「ここまで来たら、お前の悩みなんてどうでもいいことさ。ただ旅を楽しめ。ほら、もうすぐ終点だ」と、彼はぽっちゃりとした手で先を指差しながら付け加えた。
«あんた、宇宙人か? 俺は宇宙人に誘拐されたのか!? 傷つけないでくれ、俺はあんたたちの味方だ!»
女の笑い声がジムを驚かせた。目の前にいる、周囲よりも背の低い存在からのものだ。
「まだ気づいてないのね?」と、小さな存在が面白そうに微笑みながら尋ねる。
«気づくって、何に……?»
ジムは依然として混乱していた。
「あなたの繊細な心を傷つけずに言葉にするには、どう言えばいいかしらね……?」
小さな存在は、かつて顎だった場所の近くに手を当てて自問すると、直後に両腕を振り回しながら叫んだ。
「あなたは死んだの! 死んだのよ! 終わり! 一巻の終わり! あなたの無限の宇宙は有限になったの! ゲームオーバーよ!」
ジムのオーラが暗く沈む。
震えながら頭を振り、その情報を拒絶した。すると、周囲の存在たちが彼に身の上を明かし始める。
「私の名前はメアリー。バナナの皮で滑って死んだ時は、ちょうど十六歳になったばかりだったわ。言っておくけど、曇りの日だったのよ」
「俺はグスタボ、三十二歳だ……。大学で講義を終えて帰る途中、武装強盗に遭って死んだ」
«で、でも俺には死んだ記憶なんてないぞ! こんなの何かの間違いに決まってる!»
ジムは手すりから身を乗り出し、雲の海へ飛び降りたい衝動に駆られながら叫んだ。
«そうだ、間違いだ。こんなことが起こるはずがない。神様、嘘だろ! 俺は信者ですらないのに!»
ジンボの終わりのない愚痴にもかかわらず、エスカレーターは進み続ける。
頂上はどこにも繋がっておらず、数秒間、メアリーが虚空へ落ちていくかのように見えた。だが次の瞬間、一筋の光が雲間を割って差し込み、メアリーを照らし出すと、そのまま彼女を持ち上げて積乱雲の彼方へと消し去った。
ステップが再び動き、今度は数秒前までメアリーがいた場所にジムが押し出される。
魂たちの間を押し通ろうとするが、グスタボに阻まれ、元の場所へと押し戻された。
「落ち着けって、坊主」
«どうやって落ち着けっていうんだ!?»
「難しいのは分かるが、きっとあの上に行けば答えが分かるはずだ」
«答えなんていらない! 俺は家に帰りたいんだ! せめて……! せめてネットの履歴だけでも消させてくれ!»
「そいつは無理だと思うぜ」
光の筋が再び降り注ぐ。
ジンボの魂が浮かび上がった。必死にグスタボの手にしがみつこうとするが、あっさりと振りほどかれてしまう。
«このクソ野郎おおおおおおお!»
ジムの声はどんどん遠ざかり――やがて完全に消えていった。
***
雲が散っていく。
ジムは頭を振り、足元に固い地面を感じて立ち上がった。
目の前には、白い木製の質素なデスクがある。その後ろに座っているのは、灰色の髭を蓄えた背の高い男で、質素な赤いチュニックを身にまとい、頭上には天使の輪が浮かんでいた。
男の背後には鉄格子と二つの扉――一つは黄金、もう一つは白銀で、どちらも真珠のアーチで飾られている――が佇んでいる。
男はジムに、彼がこれまでの人生で見た中で最も優しく理解のある微笑みを向けた。ジムは身震いして言葉を詰まらせ、子供の頃に見たアニメでまさにこんな場面があったことを思い出す。
«せ、聖ペテロ、ですか?»
聖人は頷いた。
«あの、俺がこれまでに悪態をついたり、神様の名前をむやみに使ったりした時のこと、ご存知ですか……? あれは冗談だったんです……»
聖人は柔らかな笑みを漏らした。その心地よい声のおかげで、ジムは少しだけ落ち着きを取り戻す。
老人はデスクの上にある本を開き、最初の数ページをめくった。
「孤児院での生活は大変だったようだね、我が子よ。だが勉強と努力、そしていくつかの好機をうまく活かして、見事に身を立てることができた」
«聖ペテロ、聞いてください、これはきっと何かの大きな間違いです»と、ジムはデスクに歩み寄る。
«せいぜい、圧倒的な勝利の興奮で昏睡状態に陥ったくらいで、死んでいるはずがありません。どうか神様か、キリストか、必要ならゼウスにでも話をつけて、俺を家に帰してください。お礼に、毎週日曜日にミサへ行くと約束しますから»
聖人の表情が思慮深いものになり、本の最後のページを確認する。
「火事だ」
«えっ?»
「君は自分のアパートの火事で亡くなった。悲しい事故だよ」
«そんなの覚えてません!»
「忘れさせてあげることは、天国の祝福の一つなのだよ、我が子よ。その最期の瞬間を思い出すことが、君のためになるとは思えないからね」
ジムはうつむいて自分の手を見つめた。
聖ペテロが本を読み続ける間、ジンボは自分の体をつねり、頭を叩いてみたが、痛みもなければ自分のベッドで目を覚ますこともない。『これは夢だ、幻覚だ』と小声で繰り返すが、時間が経つにつれ、この悪夢が現実なのだと理解する。
彼の人生は、その最期がどうだったか思い出せないほど恐ろしい形で幕を閉じたのだ。
«俺は死んだのか……。クソッ»
オーラの色を暗くくすませながら、ジンボは判決を受けるために天国の門番へと顔を上げた。
背の高い男は本の一行を指差し、眉をひそめる。
「ここに、君が自慰行為をしたと書かれているね、ジンボ。どうやら永遠に地獄で過ごしてもらうことになりそうだ」
ジンボのオーラが青ざめ、魂が真っ二つに割れてしまいそうなほど動揺する。
すると聖ペテロの表情が和らぎ、笑みをこぼした。
「冗談だよ。私たちは行為そのものよりも、その動機や本質に目を向けるのだ。君たちが思っているよりもずっと柔軟なのさ」
«じゃあ、地獄には行かないんですか……?»と、ジムはまだカチコチに固まったまま尋ねる。
「場合によるね……。ひょっとして、君にはニコラス・マドゥロという別名があったりするかな?」
«いいえ。誰かも知りません»
「それなら大丈夫だ。地獄は邪悪な魂のためだけの場所だよ、ジンボ。直接的であれ間接的であれ、多くの悪や腐敗、苦痛を引き起こし、救いようのない危険な魂のためのね。だが、君を天国に入れるわけにもいかない……。君の記録を評価した結果、君にとって最善なのは『輪廻転生』のサイクルに戻ることだと感じている」




