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#94お店に来たけど……

「ココくん、ペルさんっていつもあんな感じなんですか?」

ポットが僕に聞いてくる。

「いつもはあんな感じじゃないんですけど多分気を使っているんだと思います」

「気をですか?」

「はい、多分僕とポットさんだけにしようと思っているんだと思います」

それはないと思うけど…

あの変態さんに限ってそこまで考えが回っているとは思えない。

宿屋での様子から察するにおそらくポットを排除しようと考えているはず…

けど本当にお腹が痛くてトイレに行ったんだったらどうしよう。

ん〜……普段のペルさんがおかしいから今が実際におかしいのかわからない!

一応様子を見に行った方がいいのかな。

普通の人だったらトイレをノックしに行ったりするのかな?

「ココくん…」

「何ですか?」

「ペルさんが心配なんですか?」

「え、はい……」

このゲームは他のゲームよりも繊細と評判でお父さんは喜んでいたがプレイヤーからしたら色々不便だと感じる機能とかもある。

それは人間の生活に必要最低限の行為、だから…例えば食事行為とかを疎かにするとゲーム内では体調を崩したり体重が増えたりする。

だからペルさんがどういう状態なのか分からないのがすごい心配だ。

ちなみに獣人やサキュパス…などでゲームをプレイしていると発情期や食事行為がまた異なるらしいし、その種族にあわない食事をするとHPヒットポイントの最大値の減少したりするらしい。

まぁ、不評だったところはプロジェクト班と今度のアップデートに向けて相談するためにここ最近帰りが遅いことがあった。

正直、僕はサキュパスという生き物をこのゲームから抹消して欲しいところだ。

この前も始まりの街を歩いているとサキュパスの女性プレイヤーから結婚を申し込まれたことがあった。

路地裏にて…結婚してくれるなら私の身体をいつでもどこでも君の好きにして良いとか言われたことを覚えている。

馬鹿馬鹿しい…

よく初めて会った人にそんなことが言える。

僕が女の子だったら絶対にお断りだ。

「私はペルさんと会ってからまだ一日も経っていませんが、あの人は根がすごいしっかりしている人だと思いますよ。だから心配しなくても普段通り戻って来ますよ」

「………」

「それなら私が様子を見て来ましょうか?私は一応女の子なので様子を見てこれますが……」

「お、お願いしてもいいですか?」

「任せてください!」

そういうとポットは席を立ち、トイレの方角へと歩いて行った。

ペルさん大丈夫かな?


その頃私は……

私はゲーム史上最も想定外な出来事に遭遇していた。

「私も侮られたものだは〜獣人如きに倒せるだなんて思われちゃうなんて〜」

「いや、そんなところ触らないでよ…」

「あれ〜気持ちよくなってるんですか?」

「べ、別にそんな事な……ないし…」

「ほら、エッチな顔になって来てるよ〜」

「そんな事ないし……は、早く私を解放しなさい!さ、さもないと…」

「さもないと?」

「さもないと貴様の命を持って償ってもらうぞ」

「そんなこと言ってるけど身体は正直だね〜」

こ、ココくん……助けて…………

「私はサキュパスだよ。女の子の私だって女の子なんだから自分の身体のことぐらいわかるよ」

コンコン……

トイレのドアをノックする音が聞こえる。

もしかしてココくん?

あ、けどこんなハレンチな姿を晒したらココくんにまた嫌われちゃう……

わ、私は店員さんを監禁する前に決心したんだ。

ココくんが自分から手を出してくれるまで我慢するんだって!

「ペルさん、ポットです。お腹が痛いと言ってましたが大丈夫ですか?」

ぽ、ポット?

な、なんとか助けを呼ばないと……

ッーーーーーーーーーー

「わ、私はだい、大丈夫だから気にしないで……」

「ほ、本当に大丈夫なんですか?」

「う、うん……ちょっと感じてるだけだ………感じてるだけだから」

「感じてる?よ、よくわかりませんけど何かあったらメッセージを送ってくださいね」

「う、うん……」

た、助けを求めようとしたら、私の敏感なところをさ、サキュパスさんが…触ってきて…感じちゃう。

私、このままどうなっちゃうんだろう……


「あ、ポット。ペルさんの様子はどうでしたか?」

僕はトイレの方から戻って来たポットに問いかける。

「うん。だいぶ具合悪そうだったからしばらくトイレにいるって」

「そうですか……」

た、体調が悪いみたいだけど大丈夫かな。

びょ、病気だったらどうしよう……

ペルさんはなんかいつもテンションが高くて雪姉さんと同じでエッチなことばっかり言ってるけど、ペルさん自身のことをまったく喋ってくれない。

だから今どんな状態なのかがまったくわからないからすごい心配……

「ココくん」

「はい…」

「しばらくペルさんを待ってみませんか?それでも戻って来なかったら様子を無理やりにでも確認しましょう」

「………うん」

次回予告

ペルさんは操られていたみたい。

私、ポットは敵対していて少し後悔をしている。

ペルさんはサキュパスにずっと取り憑かれてたんだ!

だからあんなにエッチなことしてたんだ。


本日は月曜日!

無能な僕と嫌われ者の少女配信してます。

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