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#91やはり二人が悪いんですね

「それじゃあ今回は二人が全体的に悪いってことですね」

 ココくんが真顔で判決を告げた。

「ココくん酷いよ〜」

 私はこの現場で言い訳ができないと確信した。

 な、何を言ってもミケの意見がストレートで通っていく。

 まるで仲のいい夫婦のように意思疎通が出来ている。

 やっぱ二人はもう夫婦なのか?それとも私の信用がないのか?

 ……私ってそんな信用ないのかな…

「そうだよ、ココちゃん。雪姉さんはココくんをそんな風に育てた覚えはありません!」

「雪姉さん反省はしているんですか、その態度?」

「はい、反省しています。これからはもっとオープンにエッチなことを教えていき、自然とココちゃんが手を出せるような環境を作ることをここに宣誓します!」

 雪さんには反省という単語はないのだろうか?

 むしろもっと状況を悪化させようとしてる。

「しないでいいです。そんなことするなら僕は…」

「僕は?」

 姉弟でエッチか…

 したら最後社会的にアウトだけど背徳感が気持ちよさそう。

 私も弟が欲しかったなぁ…

 一応、私にも妹がいてそれなりに目鼻立整ってて可愛いんだよ。

 身長も低いし、胸も小さい……ロリ、そうロリだから。

 もっと簡単に表現するなら雪さんの身体と正反対って感じ。

 だから都会でなら貧乳属性代表としてかなりモテそうなんだよ。

 けど欠陥って言ったら妹に失礼なんだけど…私よりも特殊性癖が多過ぎて田舎にいた頃はドン引きだった。

 都会こっちに来てしまって私もかなり変貌を遂げてしまったため若干理解はできる。

 けどそれでもまだ理解できない性癖がいくつか……

「雪姉さんと口聞かないよ!」

 きゅ、急にどうしたの?

「ひ、ひどい…ココくんが虐めてくる。けどなんか少し興奮する」

「へ、変態なんですか?雪姉さんは…色々なことを体験して挙げ句の果てに変態に成り下がるんですか?」

「妹よ…」

「弟なんだけど…」

「人間行き着くとこまで行けば変態になるんだよ!」

 雪さんがまともそうなこと言ってるけど全くまともじゃない……

 しかしその名言、少し…じゃなくてかなり納得できる。

 確かに人間成長したら結婚してエッチなことするようになる。

 だから強ち間違ってないんじゃないか!

「こ、ココくん!」

 この雪さんの意思はココくんの心に届けなければ!

「な、何ですか?急に大きな声を出して」

「ココくん!雪さんの今の名言は強ち間違いじゃないよ」

「ペルさんは急にどうしたんですか?ペルさんも変態なんですか?」

「違うんだよ、ココくん!」

「何がですか?」

「雪さんが伝えたいことはエッチなことじゃないんだよ。これから成長して行くといずれ結婚するようになるじゃん!」

「そうですね」

「結婚して仲良くなって行くとどうなるか?わかる、ココくん!」

 私は言葉言葉に自身の魂を乗せてココくんの思考に馴染ませるように問いかける。

 ココくんは少し考えてから…

「……ど、どうなるんですか?」

 いくら勉強熱心のココくんにも大人の世界の事はわからないみたい。

 私はココくんの頭を撫でながら、そっと言った。

「それは子作りだよ」

「こ、子作り!」

 ココくんは顔を赤くして言う。

 お、今回はエッチなこと言わないでください!って言われない。

 よし、これはチャンスだ!

 ここで私の最終切り札を使う。

 私の最大にして最強の奥義にして、私だけの絶対不可侵の領域に引きづりこむ。

 私はポケットから五円玉によく似たコインの穴に糸を通して置いた物を取り出す。

 学校の振り子の授業で振り子で人を洗脳できると聞いたことがある。それにテレビでもマジックショーで女の人を洗脳して操っているのをみたことがある。

 だからそれを使えばココくんをエッチでウブなケダモノに成長させれる。

 そしたらココくんと毎晩エッチができる!

 私は振り子を振りながら言い聞かせるように言う。

「そう子作り…だから人間が栄えるためには子作りが重要なんだよ!だからそんな嫌悪するものでもなんでもないんだよ……ココくん、わかる」

「はい……」

 まだわかってなさそう……

「だから子作りはいいことなの?人間がみんな子作りという行動がエッチなことだからやらなくなったら人類滅んじゃうんだよ。それ並みに重要なの…

「はい……なんとなくわかりました」

 ココくんはうまく理解できたようだ。

 自然と顔が普段の健康な肌色に戻っていく。

 これは洗脳成功するか!

「さぁ、ココくん忘れないように復習しよう。私の後に続けて、エッチなことはいいことって言ってみようか?」

「ココくんダメ!そんなことダメだよ!」

 気絶しているリックンの隣に座っている咲さん?

「うん」

「エッチなことはいいこと……」

「エッチなことはいいこと……」

「エッチなことはいいこと…エッチなことはいいこと……」

「エッチなことはいいこと…エッチなことはいいこと……」

「女の子をニャンニャン鳴かせてあげることは僕の仕事……」

「女の子をニャンニャン鳴かせてあげることは僕の仕事……」

 これワンチャン私のこと刷り込みできかも!

 あ、刷り込みっていうのは主に鳥類とか…えっとなんて言ったらいいんだろう。

 アレだ。

 あの冷蔵庫に入ってるやつ…そう、卵だ。

 主に卵から生まれてくる生き物に見られる現象で、最初に見たものを母親と認識することを刷り込みというらしい。

 だから目が覚めたらココくんが私の可愛い彼氏になるように仕向ければ!

 天才か私!

「僕の好きな人はペルさんです…」

「僕の好きな人はペルさんです…」

「ちょ!ペルちゃん、なんてことを吹き込んでいるの!」

 雪さんは私の洗脳を笑顔で見ていたがここは譲れないようだ。

「良いじゃないですか〜上手く行けばこの後、エッチし放題ですよ!」

「なるほど〜けど私がココちゃんのお嫁さんなの?」

「いやいや、それはダメですよ。保健の授業で習いませんでしたか?日本は三親等以内の結婚が法律上禁止されてるんですよ」

「三親等?」

「三親等とは、親族のつながりで姉と弟だと二親等だから法律上結婚できないよ」

「な、何だって!」

 宿屋の一室から雪さんの悲鳴のような声が響いたのであった。

次回予告

次回はなんだかんだで誤解を解いた私たちはダンジョンに出かける事になった。

ダンジョンっていうと何か出会いを求めたくなるよね!


作者より

作者の小雪です。

今回は私が書いている小説の紹介です。

『無能な僕と嫌われ者の少女』について紹介です。


主人公が暮らしている世界には魔導士まどうしという能力者たちが存在する。

魔導士たちは自身じしんたましいの本質を武装として顕現させ、魔力を用いて異能の力を操る千人に一人の特殊な存在。

主人公、坂本広輝さかもとひろきは大型魔獣災害によって自身に元からあった?能力を覚醒させた。

そして政府から強制的に関東魔導士学校への進学を通達される。

しかしそこは彼にとってはただの地獄を体現した場所だった。

その理由はなぜか………


この小説は能力ありの学園ラブコメって感じです。

もちろん、私のことですからケモミミもしっかりヒロインとして出て来ます!

こう綴っていながら私はかなり重度のケモナーですから。

もしかしたら主人公とキスとか色々しちゃうかも!

ぜひぜひ、読んでみてください!

※ちなみにケモミミ少女はこれから出てくる予定です。なので乞うご期待なのです!

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