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#54違うところでは…

「いや〜ついにこの日が来たね」

 シロが背中を伸ばしながら言う。

「………もう、お嫁に行けない…」

 と私。

「そんな気を落とさないでください…ペルちゃん」

 とキュウちゃん。気を落とさないでって…2人は良いよね。体のスタイルがボン、キュ、ボンだから…私なんてボン、キュ、キュだし…胸は大きい方なのに2人はさらに大きいし!

 おかしい…この世界の神は私をどうしたいの〜

「ペルちゃん?」

「大丈夫、ペルちゃん?目が死んでるよ」

 2人が私を覗き見るように見る。

「え、何?」

「今から店の宣伝だよ。キュウとペルちゃんとシロちゃんで一生懸命頑張るよ」

「え、あ、うん」

「それじゃあレッツゴー!」

 シロが腕に大量のチラシを抱えて、お店のドアを開ける。ふ、2人とも元気だなぁ…私が元気じゃないだけかな?

「とりあえず今日は秋葉原駅前でお店の宣伝をしましょう」

「はい!」

「OK!」

 私たちは秋葉原駅にやって来た。秋葉原駅は平日でも関係なく…じゃなくて今日がもう金曜日だからかな結構、リュックを背負った人たちがいる。あれがいわゆるオタクというやつか…

「「「明日、開店するメイドカフェアニマルズです。良かったら来て下さい」」」

 私たちは声を揃えて言う。恐らく…今回も人気ないんだろうな…


「お姉ちゃんがバイトをしているというのは本当ですか、お母さん!」

 僕は机に手を思いっきりつく。そんな地球崩壊並みに危ない人がバイトしてるの!

 僕の背中に悪寒がする。背中からしっとりとした汗が流れる。ま、まるで幽霊とか未知のものに遭遇した感じがする…

「どうしたの、志太…そんなにお姉ちゃんが恋しいの?」

「違います。僕が心配なのはお姉ちゃんがペルさんとバイトをしている事です!」

 うちでは猫沢さんの事をペルさんと呼んでいる…

「…もしかして志太、ペルさんが好きになちゃったの?」

 お母さんが笑顔で言う。ぼ、僕があんな変態痴女な人…好きになるわけない!

「チ、チガイマス!」

「なんか発音が違ったよ〜どうなの、どうなの?」

「だから違います!ぼ、僕はただ…ただ…」

 な、なんて答えよう。何も考えてなかった…

「ただ?」

「ただあの変態痴女の雪姉さんとペルさんが一緒にいるのがまずいんです!」

「雪お姉ちゃんは変態痴女じゃないわよ。それにあの優しそうなペルさんもそんな事しないでしょ?」

 そんな事をしない?いやいや、かなりしてる。自分のスカートをめくってパンツを見せる人なんてどんな人でも変態…

「いや、お母さん…そんな固定概念を外してください。ペルさんは自分の胸を僕にもませたり、パンツ見せてきたりする人はどう考えても変態です」

「………」

 お母さんは少し考えてから笑いながら

「もう、志太ったらペルさんがそんな事するわけないでしょ…そんな志太ったら同人誌とかに手を出して、そんなにエッチな事が興味あるの?」

「ッ!」

 そ、そんな…そんな事ないし…僕がペルさんとエッチ…

 ベットの上でペルさんが…

「ココくん…私とエッチな事…しよ…」

「え…はい…」

 僕はベットに靴を脱いで上がる。ペルさんは…制服のブレザーの校章が入った大きなボタンを1個ずつ…1個ずつ外していく。すると白いワイシャツ下には…スカートは履いていない。パンツすらも履いていない…って事は後は白いワイシャツと下着だけ…

「ココちゃん〜」

「…………うわ!」

 気づくとお母さんの顔がかなり近づいていた。

「な、なんで顔を近づけてるの!」

「いや〜ココちゃんの顔がどんどん赤くなっててポーってしてたから。もしかしてペルちゃんのエッチな姿とかエッチな事をしてるシーンとか想像しちゃったのかな〜って」

 そ、その通りだけど…ぼ、僕はそんな事したくないし!

「まぁ、お母さんの子だからエッチになっちゃうのも当たり前か〜」

「な、何で当たり前なの!」

「それはお母さん…」

「お母さんは?」

 お母さんが人をからかうような笑顔で

「サキュパスだから!」

「………ありえない」

「その根拠は?」

「サキュパスだったら姉弟がもっと多いはずだから」

「…………………」

 お母さんは予想外の対応に言葉を失う。僕だった毎日お勉強してるからこれぐらいわかる!

「ココちゃん…」

「何?」

「ココちゃんそんなに子作りについてお勉強しちゃったのね。お母さんが手取り足取り体取り教えてあげようと思ったのに…」

「な!」

 な、な、な、な…なんで僕の周りは佳奈ちゃん以外こんなに変態なんだ!

「お母さんの馬鹿!」

 僕は自分の部屋に逃げるように帰っていった。


 私たちは色々な人にチラシを配った。お爺さんやお婆さんは勿論、小学生や中学生、高校生に大学生。そして社会人の人たち…様々な人に配った!

 その結果…

「「「シロちゃんのために僕らシロクマ隊。絶対明日行きます!」」」

「「「キュウちゃんのために僕ら狐隊。絶対に明日参上仕ります!」」」

 メイドカフェの店員さんの派生が今日2つ…新たに誕生した。今は誰も予想していなかったが、いずれは秋葉原メイドカフェの2大勢力の1つになるのだった!

次回予告

さて、宣伝を終了した私たちは着替えて帰宅。するはずだった…

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