表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/162

#49罰ゲーム…

「ペルお姉ちゃんとココお姉ちゃんはこの服に着替えてきて!」

 という事だったから着替えてみた。そして私は確信したの!

「やっぱり…ココくんって男の子じゃなくて…」

 私はもう一度、ココくんの姿を確認してから…

「女の子だったんだね!」

 大きな声で笑顔で言う。そう、私たちを捕まえた可愛い女の子の命令。それは!

「は、恥ずかしいです…」

 ココくんがスカートを抑えながら言う。私は黒騎士のコスプレ、ココくんがメイドのコスプレ。うん、子供たちの発想には、私も見習いたい点がある。その点はココくんにメイド服を着せる事だ。ここ、ここが重要。普段は茶色いマントを羽織ってるけど、こういう清純…純白な格好もありだ!

「「「ココお姉ちゃん可愛い〜」」」

 子供たちが口々に言う。可愛い…ココくんって女の子さがかなり高いんだけど。そして私は…

「「「ペルお姉ちゃんカッコいい!」」」

 と…この立場が逆転したような謎の状態。私、ありだと思う。よくあるライトノベルで魂が入れ替わってる!的なやつあるけど、そういう感動的なストーリーも凄い良い。けどオトコの娘と男装した女の子って重要だと思うんだよね。現代社会にはそういうものがないと成り立たない…そう確信した!

「ペルお姉ちゃん、その状態で壁とか屋根の上とか走ってみて!」

「壁!」

 壁…それは人間が重力に抗って居続けなければいけない空間。本来、人間は立てない絶対不可侵領域。そこを駆け抜けろと申すか…

「フッフッフ…よろしい。我の華麗な走りを見るが良い!」

 私はそういうと駆け出し始める。ちょうど孤児院のそばには学校と畑がある。畑は主に小麦畑である。そして畑のそばには壁がある。ミケ曰く、魔物が入ってこないように建築したとの事。さらに子供たちには伸び伸びと自然の中で暮らして欲しいと周りに森もある。なんと後から知ったが、この森の木には一本だけ仕掛けがあり、その仕掛けを発動させると地下シェルターに移動できるらしい。だからまぁ、壁を破られた時もすぐに避難できるからとても安全。私はこの話を聞いた時に思った。私がいない間に地下事情がどんどん進んで行く。だって私たちの家以外ほとんどの人の住居が出来上がり、みんな仲良く暮らしてるし…私はミケがどこまでやっているのか、まだ把握出来ていない。

 まぁ、そんなこんなでもうすぐ壁。私は国を囲むように円形に置かれた柱の一本を駆け上り、平らなところを走る。猫の身体能力ならこれぐらい…余裕!猫を侮ったら、この世の猫に殺されるぞ〜

「「「ペルさん凄い!カッコいい〜」」」

「そうかな…」

 遠くから見ていた子供たちが口々に呟く。可愛いのう…私のお手伝いさんとして女の子を雇いたいな。

 そして毎晩…

「ペルさん…今晩も昨晩と同じようにしてもらっても良いですか?」

 っていう毎晩、毎晩、エッチする日々を送りたい。それが女子高校生の青春なのです!

「良いよ。ここから行く?それとも胸から?」

 私は小さい女の子の股の間…スカートの中、ドキドキして濡れてしまったパンツの濡れているところをなぞりながら言う。すると…

「こ、今晩は…そのここからお願いします…」

 的な感じで。18禁展開をするために女の子が欲しい。いや、男の子でも良いよ。勿論、初めてはココくんが良いが、初めてしてもらった後、男の子に夜になると私の部屋の中に来て

「ペルさん…きょ、今日も…エッチな事してもらっても良いですか?」

 って誘って来て、それを私がエッチな格好して誘惑しながら…

「うん、良いよ。今日も君の好きなようにさせてあげる。けど…今日は最初に私の大事なところ…舐めてほしいな」

 的な感じ。うん、こういう薄いエロ同人誌の内容でありそうでなさそうな、微妙な事したいじゃん!

 私は壁を走って一周…孤児院のそばに着くと飛び降りる。私の装備…服装は今、真っ黒いロングコートに真っ黒いズボン (勿論、ロング)さらに上には黒いシャツ。こんなにも中二病と言わずとも、一目で「あ、中二病だ!」って思われる格好はこんな感じでしょ。だって明らかに手を前に出して「我が煉獄の炎の前に貴様を焼き切ってしまおう。来い、煉獄の業火 (ブラックオブヘルファイヤー)」っとかいかにも言いそうな格好してるし。恥ずかしい…そんな感情、ココくんにいつ裸を見られても良いように…捨てた!

「「「ペルちゃんカッコいい!もっといろんな事やって!」」」

 と壁を走った後の私はさらに好評になっていた。我の正気に皆、興奮を覚えたか…

「こ、ココお姉ちゃんは可愛い事して…」

 小さい女の子が一言口に出すと、周りの子も口々に言い始める。ナイス、子供たち!

「え…その、恥ずかしいよ…」

 ココくんが顔を赤くする。そ、その顔を赤くしてる所が可愛い…

「「「可愛い〜」」」

 うん、私は固定概念に囚われていた。だが、今日…私の固定概念が完全粉砕された…

「やっぱりココくんはココちゃんだったんだね!」

「違います〜」

次回予告

次回はギルドのデザイン確認をこの格好のまま実行!

これはココちゃんからしたら羞恥プレイだ〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ