#42ミケに初めて盗られちゃう…
「ミケさんどうしたんですか?」
ココくんが怒っているミケにそっと聞く。ミケから殺意がまるで漏れ出ているようだ。
「どうしたのじゃない。ココさん!僕がペルちゃんとエッチするんだから邪魔しないでください!」
「……………はい?もう一回行ってもらって良いですか?」
「だから僕がペルちゃんとエッチするんだから邪魔しないで!」
「……そうですか。わかりました、ペルさん…ミケさんが待ってるので行ってきてあげてください。警察署の外壁は僕とリックンが直しておくので」
ちょっと待って。私、ココくんに売られてる…
「ココくん、ちょっと考えて。私がココくんのこと気持ちよくしてあげるから考え直して」
「それはダメです。あ、赤ちゃんとかできちゃったら困るので…」
わ、私はできちゃっても全然構わないよ!と言うかこれゲームだから出来ないはず…
「赤ちゃんとかって何!とかって…!」
「とにかくペルさん、ミケさんが待ってるので早く行ってください。ミケさん…人目のないところでエッチなこととかはしてくださいね!」
「え……ココさん。い、良いんですか?」
「はい、良いですよ」
ミケの殺気がサッとひく。そして
「ありがとうココくん!」
ミケが私に抱きつく。ちょっと待て…何そのミケのまるで神を見るかのようにココくんを見る目!そしてココくんは解放されて良かった的な安心の目をしてるの!
「ペルちゃん…エッチな事を早くしに行くよ」
「ちょっと待ってミケ。私にはココくんにエッチされないと死んでしまう体にされちゃったの!」
「そんな事してないです!」
「ペルちゃん…嘘はつかなくて良いよ。私が気持ちよくしてあげるから」
「ちょっと待って。私にはまだしなければならない事が!」
「大丈夫だよ、ペルちゃん。安心して…痛くはしないから」
そういうとミケは私の鼻をハンカチで塞ぐ。もしかして刑事ドラマとかで幼女とか女子高生とかが犯人に誘拐される時にさ…てる…催眠…
鳥の鳴き声のする朝…一体何があったのだろう。私の隣でミケがシーツに包まって、気持ちよさそうに寝ていた。私はというと制服を着ていた。私が考えるにどうやらミケは私のスカートに頭を入れてエッチなことをしたと推測できる。だってパンツだけ脱がされてたし…
私には昨日ミケに催眠ガス的な何かが吹きかけられたハンカチで鼻をふさがれてから記憶がないんだけど…
もしかして私…色々な事されちゃった。もしかして初めてとかもミケに盗られちゃった…
まぁ、ミケだから初めては別にとられちゃっても良いんだけど…盗られるならココくんとか小さい男の子が良かったなぁ。さらに望むなら無知の男の子!
私は制服を整え、新しいパンツをストレージから出す。昨日?まで履いていたのは凄い濡れててとても履けそうにはなかったから。
私は扉のドアノブに手をかける。な、なんかドアノブが凄いヌメヌメしてる…
ここで何があったんだか…そういえばここはどこだろう。私は部屋を振り返る…病院の診察室のような部屋…もしかして…
「ここって雪さんが発情期でいる部屋?けどここには雪さんはいない。どうして私とミケはこんな部屋にいるんだろう」
私が疑問符を浮かべていると…ドアが凄い音を立てて開く。
「ペルさん、大丈夫ですか!」
ココくんの声が部屋に響く。
「大丈夫じゃないと思う…多分」
「ペルさん、雪さんに何されましたか?」
雪さんに?え、ミケが私のこと襲ったんじゃないの…
「え、ミケが私のこそ襲ったんじゃないの?」
「違うよ、ペルちゃん」
ミケがココくんの後ろから出てくる。私…誰に襲われたの…
というか前にもミケがいて、後ろにもミケがいる。
ミケのドッペルゲンガー!
「私…じゃあ誰に襲われたの?」
「ペルちゃん〜もっとにゃんにゃんしよ〜」
この鈍った話し方は…雪さん!
「もしかして私、雪さんにエッチな事されたの?」
「はい、お恥ずかしながら…」
ココくんが顔を赤くして言う。…そうだ。雪さんも変身のスキルを持っているからミケに変身しようと思えば出来るんだ!
「ペルちゃん、大丈夫?」
ミケが心配そうに言う。
「だ、大丈夫だけど…」
「だけど…何。もしかしてまた発情期?僕で良かったらエッチする相手になるよ!」
「ミケの機嫌が悪かったのってどうして?」
ミケが少し考えて
「僕、機嫌悪そうだった?」
と頭にハテナを浮かべる。もしかしてもしかすると猫の気まぐれってやつ…
「うん、VRからログアウトしたらスタスタどっか行っちゃうし…」
「それはただゴロゴロしたかったからだよ」
あー私、ミケじゃなくて雪さんにエッチなことされてたんだ…
私、ちょっと心の底から今悲しい。
もし…もし初めて盗られちゃってたらすごい悲しいんだけど…
次回予告
私たちはそれぞれやりたい事をやってその後ログアウトをした。
そして私は入学式に出席。入学式までとても長かった気がするな…




