#41私の心が長芋みたいに折れそう。
私は今、ミケと夕食をとっている。今の時刻は8時…結構、ゲームに夢中になっちゃってたけど大丈夫かな。
今晩の夕飯は白米、チンしてできるハンバーグ、そして最近出たふりかけお味噌汁!
「私が作るよりも圧倒的に美味しい…私、これの足元にも及んでない」
ミケは煮干しを美味しそうに食べている。み、ミケがゲームからログアウトしてから構ってくれない。悲しい…心が悲しい…
「ミケ、なんで構ってくれないの…」
「………」
「嫌われた…」
私は食事をとるとお皿を洗った。やっぱりお皿を洗うのにはまだなれなそうだ。水は温水で暖かいけど…心は冷たい。
私はそのお風呂に入った。私は湯船に浸かりながら
「どうして嫌われちゃったんだろう」
私嫌われるような事したかな…大体、男の子とかって興味が出て、ついつい手を出しちゃう生き物じゃないのかな。
そんな私だってこっちに出てから、ちょっとばかりじゃない欲が出たぐらいだし、私の実家じゃそんなエッチな本なんて売ってすらいないのに…
人間の私がいう事じゃないけど
「人間って難しい…」
相手の感情を読めるようになるにはどうしたら良いんだろう。
「ペルさん、ペルさん」
ココくんが元気に話しかけてくる。
「どうかしたの?」
「僕ってエッチな男の子ですか?」
「……どうして?」
「いや、さっきログアウトした後、雪姉さんと夕食を食べていたんですけど、雪姉さんが急に「ココちゃんってちょっと食べ方エッチだよね」って…」
「そ、そうなの?」
「そうらしいです」
ど、どういう事だ。全く『ツンデレ』というものを活かせるタイミングがないじゃないか!何、さっきの恋愛小説にはツンデレは普段はツンツンしてるけど認めた相手には優しくなる的なやつだよね。その要素を発揮するタイミングが分からない。
「ペルさん…今日はリックンを迎えに行った後に、ちょっと行きたいところがあるんですけど寄って良いですか?」
こ、こういう時に使うのかな?
「べ、別に良いわけじゃないけど良いわよ!」
あれ…なんか変な感じになっちゃった。
「それは行って良いんですか?行っちゃダメなんですか?」
「い、行って良いよ!」
私にはまだツンデレというものがあまり上手く出来ないらしい。
私たちが浜辺に行くと、リックンがもうすでに待っていた。尻尾を右に左にしていた。
「お待たせしました、リックン」
「ココ、遅いよ〜」
「すみません」
「ペルさんもいるんですね」
「うん」
私、もしかしていらない子?
「もしかしてリックン私の事嫌い?」
「いや、嫌いじゃないんですけど…」
「嫌いじゃないけど?」
私はリックンに言及する。私に問題があるのはなんとなくわかってるから、そこを直さないと…
「なんかいつ襲われるか怖いじゃないですか」
「え…」
「…もしかしてペルさん、リックンにも手をかけていたんですか?」
「べ、別に手なんてかけてないし…わ、私はココくん一筋だから…」
私は笑顔でリックンに言う。これで改善されたら良いな…
なんかさっきよりちょっと顔が赤くなった気がする。
「そうだったんですか。なら安心です!ココ良かったな」
「ペルさん…」
「どうかしたの、ココくん?」
「ペルさんはなんでそんなにエッチなんですか?」
私に聞かれても…
「それはさっき言ったことに一部重複するけど、私は田舎から都会に出て来て、都会色に染まっちゃったからだよ」
「こっちの人はみんなエッチじゃありません!」
「ココくんだって雪さんに「ココちゃん食べ方エッチだね」って言われたって事は、自分ではまだ気づいてないけどエッチなんだよ!」
「確かにココはエッチなところがあるな…」
リックンが私とココくんの間に入る。何、ココくんにはまだエッチなところがあるの!
「リックン、その事について詳しく聞かせて!」
私は頭を下げる。
「え、そんなに僕…」
「良いですよ。俺、ペルさんにしたい事があるんですけど良いですか?」
リックンがココくんの言葉を遮る。私は何としてもココくんのエッチな事を知らなければならないのだ!
「良いですよ、何なりとお申し付けください!」
「そ、そんな僕エッチなの…」
ココくんが顔を赤くして深刻そうな顔をしている。エッチな事ってそんなに深刻かな…私はもう染まってしまったから戻りようがない。
「スカートめくりさせてください!」
「何、お願いしてるんですか!」
ココくんがリックンのお願いを聞いて、リックンの頭に思いっきりげんこつを入れる。
「お、女の子になんて事言ってるんですか!」
「痛いなぁ、ココ。そりゃ…スカートの中は男のロマンだから!」
「ロマンのかけらもありません」
「私はこの前発情期でココくんに見せちゃったから、別にリックンにも見せても良いよ」
「い、良いんですか!」
「ダメで…」
「良いよ、ほら」
私はココくんの言葉を遮って、スカートをめくる。
「今日の私は猫模様の下着だよ!結構自信あるんだ」
「ぺ、ぺ、ぺ…ペルしゃんなんてことしてるんですか!」
ココくんは両手で自分の目を塞ぐ。
「ほ、本当ですね!もっと近くで見て良いですか?」
「良いよ〜」
私はリックンに笑顔で返答する。私が笑顔で返答すると、リックンがパンツに顔を近づけてくる。私はここ最近思い始めたんだよ。下着なんていらいのでは…と。正直、最近はもう小さい男の子に襲われたくてたまらないんだよね。
「ペルさん…やめてください。スカート下ろしてください」
ココくんが顔を赤くしならがら言う。もしかして目を塞いでる手の間から見てるのかな。これは使える…
「ココくんなんでまだ下ろしてない事分かるの?」
「そ、それは…」
「ココはスケベだからしょうがないですよ」
「そうなんだ〜」
「僕はスケベじゃありません。そ、そんなハレンチな事興味ないです!」
ココくんの手が目をしっかり塞ぐ。リックンは私のパンツを触っていた。な、なんか触られてると出ちゃいそう…パンツが濡れて湿って来てる気がする。
「固有魔術:世界転移」
私は世界転移を発動する。私は猫の世界の警察署の取調室の中に転移する。リックンが急に転移した事に驚いて、声を出そうとする。私は喋られなように口を塞ぐ。そして
「ちょっとココくん襲いたいから部屋から出て言ってもらってて良い?」
「はい、わかりました。ありがとうございました」
リックンは取調室から何一つ音を発さずに部屋から出て行った。良くやった、リックン!
私はまだ目を塞いでいるココくんを石の床に押し倒す。
「…痛い。ペルさん、何かあったんですか!」
「もう逃がさないよ」
私はココくんに馬乗りになって言う。目を塞いでいた手を目から離した瞬間、手を両手で床に押しつける。
「ずっとエッチしたかったんだから」
「ぺ、ペルさん…やめましょう。そんなハレンチな事やめましょう」
ココくんは私にほぼ行動不可能な状態にされているため、説得することしかできない。それに説得はされない!
「ぺ、ペルさん…」
「ココくん」
まずは周りに聞こえないように口を塞ごう。私はそっとココくんの口にキスを…
ズバッン…
「ちょっと待った!」
警察署の壁が吹き飛ぶ。何だし!
「ペルちゃんとエッチするのは僕!」
吹き飛んだところからミケが入ってきた。何してるの、ミケ!
「何してるの、ミケ!」
「何してるんですかミケさん!」
私とココくんの声が重なる。何で…何でミケがここに。
「ペルちゃん、僕という存在がありながら何でココくんとエッチしようとしてるんですか!」
「そんな…ミケ、どうしたの?」
「どうしたのじゃない…僕がペルちゃんとエッチしたいの!」
次回予告
ミケがなんか怒ってる?
というかなんか取合いみたいになってるんだけどどうしてこうなった!




