#35降伏して欲しいな〜
「この辺りでいいかな〜」
私、雪はグリフォンに乗って富士山より高い山の麓に着きました。正確には…富士山以上エベレスト以下かな。私が今回、ここに来たのは鉱石集めのためで〜す。この辺り所々に洞窟の入り口っぽいのがあるから適当に中に入って鉱石を取ろう!
「グリちゃん、どの洞窟が良いと思う?」
「…」
「わかったよ〜人に頼むんじゃなくて自分で決めろって事だね。オッケーだよ!」
「…」
私はグリちゃんをカゴに入れて、洞窟内を探索しに行く。洞窟内は暗くても松明持ってれば大丈夫!
私は洞窟内は所々に鉱石が埋まっている。モンスターも少しいる。私は次元収納機能付きの手さげにグリちゃんが入ったカゴをしまって、違うカゴを取り出す。うん、これがほのちゃんだ。
私がカゴを開けると赤龍が元気よく飛び出る。
「ほのちゃん、私を守って!」
ほのちゃんが元気に咆哮を放つ。よし、これで集中して鉱石を集められられる。
「暇だな…」
私が野原で横になっていた。野原で寝転ぶのは気持ちいい。気づいたら私の周りで猫さん達も横になってお昼寝をしていた。可愛い…黒猫に白猫、茶色い猫もいる。
私は白い猫の頭を撫でながら猫さん達に話しかける。
「暇だね〜」
「にゃ〜」
「君たちもお昼寝?」
「にゃ〜」
「そうかそうか。じゃあ一緒にお昼寝してよっか」
「「にゃ〜」」
私は白猫を抱きつきながら心地の良い夢を見るはずだった…
「戦じゃ!」
「え…」
「「「「「おおーーーーーーーー!」」」」」
なんで私が心地の良い夢を見ようとしてる時に、どっかから来た変な集団が国を襲おうとしてるの!
変な集団の声で猫さん達が逃げちゃったじゃん。私の癒しの空間が…
これって私の仕事かな。つまりあの集団を始末すれば良いんだよね。
「猫さん達の安らかな眠りの邪魔をした恨み…晴らして置かぬてはなかろう」
私は愛剣のエクスカリバーを構えて、馬に乗ってくる集団の前に飛び出る。集団たちは私に気づき、馬を止める。私は大きな声で集団に問いかける。
「あなた達は何をしにきたんですか?」
リーダー?まぁ、武将的な人が私に
「そこの少女、あの国のものか?」
私の質問に答えろよ!
「ええ、そうですけど」
「貴様らの大国を我が国の領地とするために参上した。大人しく降伏するなら、命だけは取らないぞ」
は、急に現れて急に降伏しろとか。こいつらふざけてるでしょ。こいつら始末していいんだよね…
「私たちは降伏はしません。そちらこそ、降伏するつもりはありませんか?」
武将的な人が少し驚くが、すぐに笑いながら私に
「ハッハッハ〜誰が降伏するか!笑わせるではない少女。我が軍は20万人いるのだぞ。少女の国の軍では我らに勝てない」
武将的な人が言うと、周りの兵士も笑い出す。よし、生け捕りにして後でじっくり料理しよう。私はあえて満面の笑みを浮かべて
「なら容赦しませんよ。何人こちらの手に落ちるのか楽しみです」
と答える。正面に立っている兵士の半分が怯えていた。
「我の兵士が落ちる事はない!少女、もしかして単騎で戦おうと言うのか。なら、我が相手にしてやろう」
やった〜こいつを倒せば兵士の4分の1は落ちるぞ!これで国がさらに発展する。そういえばあそこ、いつから国になったんだろう。武将的な人が馬から降りて剣を構える。右手に槍、背中に斧を背負っている。私の敵ではないだろう。
私もエクスカリバーをしっかりと構える。
「我が名はアランドだ」
うわっ…なんか今、空気が震えたみたいだった。こういうのって私も名乗らないといけないのかな…
「私の名はペル!」
なんかこういうのってアニメキャラがしてることでなんかワクワクする。槍は近距離だとかなり強いはず、距離をしっかりと掴まないと。野原に一陣の風が吹く。
「「いざ、尋常に参る!」」
アランドが槍を構えて、接近してくる。私のエクスカリバーの前にはそんなただの鉄で出来た槍なんてもやし同然。一撃で真っ二つだ!
私もエクスカリバーを持って接近する。槍との間合いに入ると私は相手めがけて
「剣技:回転斬り!」
アランドが両手で槍を構えて防御の体勢になる。私は力いっぱい剣を振ると槍がポキ…っと虚しい音がなって真っ二つになる。槍、悲しいほど簡単に折れちゃった。そのまま相手の防具に回転斬り!
防具は今の回転斬りによって綺麗に亀裂が入った。な、なんかこの人がつけてる武器と防具脆いな…
アランドは驚きのあまり言葉を失っていた。周りの兵士も動揺していた。動揺が顔に出過ぎ…何、この人そんなに強いの?
国一番レベルの人が負けたような顔してるけどこの人、国一番なのかな…
私は一度距離を置き、剣を地面に突き刺す。そして
「私はもう降参して欲しいんだけど…降伏するなら、仕事をあげるよ」
私はなるべく優しく言ったはずなんだけど、もう後ろの方にいた兵士なんて逃げ出してたし…
まぁ、逃しはしない。しっかり働いてもらおうと思ってるし。
「火炎魔術:ファイアーウォール!」
私は防御に使う魔術を大きく展開して、相手兵士20万人を囲む。やばい、魔力量半端ない…けど、これでも逃げようものなら燃え死ぬけどね。労働力ゲットだぜ!を心の奥に隠して笑顔で言う。
「私、降伏して欲しいな〜降伏してもらえればこれ以上戦わなくていいし、助かるな〜」
私って結構、黒いかも。相手なんて怯えてる。もう、泣き出してる兵士もいる。私ってそんな怖いかな…
「それにしっかり住むところもあげるよ。降伏するなら」
「ここどこですか?」
「………?ガオ〜」
「そ、そんな頼りない声出さないでよ、ほのちゃん」
「ガオ〜」
私はほのちゃんの頭を撫でながら言う。私たちの声が静かに響く。なんか鉱石回収にはまって鉱石撮り続けたら、スキルで鉱石サーチとか採掘速度アップとか手に入った。そしてそれらのスキルのレベルをマックスにするためひたすら鉱石を撮ってたら、下にマグマの海が見えるようなところについてしまったのだ。
「ガオ〜?」
「大丈夫大丈夫。こういう時って大体、ココちゃんが助けに来てくれるから」
「ガオ!」
「うん、大丈夫!」
次元収納がある手さげがそろそろ満タンになりそうで困る。この手さげ最初のガシャでもらって結構お気に入りだったのに、ちょっと汚れちゃった。あとで洗濯しないと…
私が今まで取った鉱石は、鉄や金、アルミに銅、ダイヤまで様々な鉱石が取れた。これで色々なものができるな〜魚人族さんたちから色々貰えたけど、もう少しでなくなっちゃいそうだったから沢山取れて良かった。
「ココちゃん〜助けて〜」
私の声が洞窟の中に響き渡る。
次回予告
20万という労働力を手にした私。中にはイケメンとか気弱な女の子とかがいるからこれから楽しそう!
こんだけ人がいれば発情期が起きても問題ない!




