#34それぞれのお仕事
私はミケとココくんと雪さんと一緒に朝食を取っている。
発情期はミケが飲ませてくれた薬で治りました。あのまま襲ってたら色々まずかったな…
「ペルさん、本当に大丈夫ですか?」
「な、何でそんな離れて言うの…もしかして私を嫌いになったの!」
「嫌いにはなってません。でも発情期が治まっていなかったら襲われちゃうので」
「襲わないよ。それに人間はいつでも発情期ってたまに誰か言ってるよ」
「それじゃあ、いつも離れてなきゃいけませんね」
「酷いよ、ココくん…」
「ココちゃん、あんまりペルちゃんをいじめちゃダメだよ〜」
そう言って雪さんが私に抱きつく。
「雪姉さんは警戒心が無さ過ぎです!」
「エヘヘ、そうかな〜」
ちなみに今日の朝食はカレーの残り物だ。私たちは食事をしながらそれぞれが今日する事について相談した。
「僕は昨日と同じで指示を出してるよ」
ミケが元気よく言う。指示を出す仕事はミケが一番適任だろう。
「私たち何すればいいの〜」
雪さんがすごいダラダラしながら言う。見るからにやる気がなさそうだ。
「ミケの方で人が必要なところある?」
「う〜ん。鉱石が足りてないから洞窟で鉄とか金とかを取ってきて欲しいかな」
「じゃあ私が取ってくるよ〜」
雪さんがお皿を片付けながら言う。私は特にやることないし、ココくんといちゃついてても良いかな。ゆっくり服を脱がせながら、ココくんの柔肌を堪能してって…
「ペルさん、そんなことダメですよ」
「ダメじゃないよ。会った時からずっとしたかったんだから…」
「そ、そんな…優しくしてください…」
私が妄想に浸っていると、ココくんがミカンを向きながら
「じゃあ僕は昨日言ってたギルドの設立を相談してきますね」
え…何それ?
「昨日のって何の事?」
「ペルさんが発情期で寝込んでいる時に、3人で相談していたんですけどギルドを作る事にしたんです」
「わ、私のいないところでそんな話が…」
「しょ、しょうがないじゃないです。ペルさんが発情期だったんですから…」
「私だってなりたくてなったんじゃないんだけど。ギルドを作るって誰の明記で作るの?」
「「ペルちゃんに決まってるでしょ」」「ペルさんですよ」
3人の声が重なる。え、私?
「私がギルドマスター的な人になるの?」
「「「うん」」」
なんで私?一番この中で使えなさそうじゃん、私。
「私になった理由は?」
「一番戦闘能力が高いから」
ミケが真顔で言う。私、この中で一番戦闘能力高いの…私、そこまで強い自覚ないんだけど…
「他には?」
「可愛いから」
雪さんがリンゴを切りながら言う。私より雪さんの方が大人っぽくて絶対良いって…
「他には?」
「「「………………………」」」
「ないの…」
結局、私がギルドマスターという立ち位置に立たされた。私、そこまで戦闘技能高くないよ…
今日の役割分担は、私が国の警備で、ミケが人々への指示。ココくんがギルド設立の相談。そして雪さんが鉱石発掘。なんか私だけ戦闘職じゃない…
まぁ、素材とかが手に入るから良いけど。そう、私は思っていた。
野原に徐々に広がる国、野原には魔獣も動物も何もいない。国の周りを周っていてもダンジョンも見つからない。
暇だな…私、やる事が無さ過ぎて暇だな。一応、警備はしているけど何も来ないから仕事がない。
これならまだ、発情期が続いてた方が良かった。まだちょっと身体が敏感で胸とか自分で揉むと、色々逝きそう。
私的には発情期って意外と良いものだった。なんか身体中が火照ってきて、なんかムラムラするんだけど、そのムラムラが気持ちいいんだよね。身体がベットのシーツとかに擦れたりするとドキドキして繰り返しちゃうんだよね。というか他に発情期になった事のある人っているのかな。なんか発情期って一度なったらハマっちゃって困りそう。
私が思うに、発情期になった時点で変態へ一直線なのだ。
それにしても何も起きないな。赤龍とか青龍とか何でもいいから国を滅ぼしに来ないかな…
僕は今、ギルド総合管理所に来ている。
ギルド総合管理所では、自分たちのギルドを立ち上げる時に申請しなければいけないらしい。中に入ってみると、中はまるで銀行のようだった。入ったら機械から出てくる受付票をもらい、椅子に座って自分の番がくるまで待っているらしい。ここでは依頼などを受けたり、素材の売買ができるらしい。
僕は時間が来るまで、猫の世界にある国の通貨を考えていた。通貨などは総合両替商に登録すれば、通貨として認められる。共通通貨から自分たちの国の通貨に両替をすることなどができる。国や街の治安や人気度によって通貨の値段が変わる。現実とほとんど変わらない。
あ!総合両替商に行ったら、政治の予算についても考えないと。政治自体も考えないと!
忙しい、忙しい。もう、猫の手でも借りたいぐらいだ。
ミケさんは忙しそうだから…ペルさん。いやいや、ペルさんはなんかまだ発情期の名残りで襲ってきそうだから頼みづらい。き、昨日のペルさん…凄かった。む、胸がすごく柔らかかった。まるでマシュマロみたいで、食べてみ…僕はな、なんて破廉恥なことを考えているんだろう。こ、これじゃ、変態のペルさんと同じじゃないか。
…?よく考えてみたら、変態のペルさんと同じだとしたらぼ、僕も発情期なんじゃ…
「僕の信頼が…」
そうだ!
発情期の予防薬や発情期を抑える薬を開発しよう!
次回予告
何処からか異国の大軍が攻めて来た。私がこの野原を血の海に染めてやろうではないか!
そして雪さんは山を発見。そこの麓の洞窟で鉱石を発掘。発掘に夢中になっていた雪さんは、後ろにあった洞窟の出入り口がどんどん遠のいて行った。雪さんは洞窟内である伝説の鉱石を発見!
その鉱石とは何なのか?
次回もお楽しみに!




