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第6章21話 ダンジョン30層

 スミマセンでした。風邪で休んでしまいました。一週間前からでしたが、昨日が最悪だったものでダウンさせてもらいました。

 これからまた頑張りますので宜しく。


 ダンジョンの20層での特訓を再開した。アデルさんの様子が変になり、1人にしておく訳にも行かなかったので特訓は休んでいたのだ。

 流石に奴隷商の捜査は生々しかったようで、思い出す事も多かったらしい。


 夜20層に行く。何か有った時の為に俺だけマネさんに借りたローブを着て、装備を付ける。お姉さん達は裸のままだ。服を着ると動きが凄く落ちるので危険なのだ。

 20層の扉が閉じると地獄の使者が5体出て来るので、2体を全員で一斉に攻撃して倒し3体、の地獄の使者を残してお姉さん達が1人1体で連発開始だ。

 アデルさんも少しぎこちないが大分動きが良くなっている。マネさんとテリッチさんはヒラリヒラリとカッコ良く動きながら、最小限の攻撃で練習台を延命させている。

 アデルさんがコツを掴んだらしい。突然動きがスムーズになって宙返りとか、接近戦を始めた。傷跡のお陰で筋肉の動きまで見える。力が抜けて楽に動いている。大の字になって急激にスピードを落とすのも覚えたようだ。

 30分くらいで終わらせた。


「ミノル、待たせたな」


 最初に帰った来たマネさんが汗だくになっていた。キスしてくれた。テリッチさんも汗塗れで戻ってキスしてくれた。アデルさんが最後で、身体を汗で光らせている。思い切り抱きしめてキスしてくれた。


「ミノル、出来たぞ! 皆に追いついたぞ!」


 元気を戻してくれて良かった。

 皆で座ってボスフロアで休憩を取る。俺が配ったタオルで汗を拭いている。


「30層はまだなのか?」


「30層入口の移動石は有りますよ。僕達が休んでいた時届いたようです。ボス戦は全滅だらけで情報無しです」


「やってみるか」


 マネさんがやる気だ。


「行きましょうよ。楽しみです」


 テリッチさんも乗り気だ。

 アデルさんが首を縦に振っている。カワイイ。

 ご褒美を貰ってロックを解除し、開始地点に戻ってから移動石で30層入口に着いた。

 ボス戦に向かうグループが先に居た。男3人女性3人のグループだった。洒落た服を着ているので流入者だろう。裸の三人を見てビックリしている。最近お姉さん達は誰に見られても気にもしない。


 我々は草地に寝転がって順番を待つ。6人グループがボス戦に入って行きフロアが封鎖された。


 10分くらいでロックが外れフロアが見えた。誰も居ない。失敗したようだ。


「さて、始めるか」


 マネさんが立ち上がった。皆でフロアを進んで行くとフロアがロックされた。

 地獄の使者と姿は似ているが、より大きく赤茶色の奴が3体出て来た。


「ブオオーン」


 凄い迫力の大音量だ。3体だったので俺は透明化して部屋の隅に行く。

 こいつ等はブレスを吐き、両手から大きなファイヤーボールを撃って来た。大きいくせに動きが良い。これでは全滅だらけになるのも分かる。

 お姉さん達は慣れない相手に苦戦している。敵の攻撃をやっと避け攻撃がおろそかになっている。20分くらいで攻撃が出来るようになって来た。

 攻撃力が弱いのか余り削れてない。動きはヒラリヒラリと避けているのだが、口と両手からの攻撃と動きの速さにまだ負けている。


『ミノル。手伝ってくれ』


 アデルさんから要請が入った。動きが遅くなっている。少し大きめの氷弾を連射する。


「ガガガガガ」


 氷弾が当たっている間は声を出して敵の動きが止まる。暫く続けてから大きめの氷槍を3本連射して氷弾の連射に戻す。暫くして敵が倒れた。


「バホホーン」


 崩れるように消えてゆく。


『ミノルさん。私も』


 テリッチさんからも要請が来た。

 氷弾を暫く連射して敵を止めていると、テリッチさんも攻撃を再開して終わらせた。


『ミノル。儂もだ』


 アデルさんとテリッチさんも参戦して氷弾を撃つと簡単に終わった。


 汗だくの3人が順番にキスしてくれた。


 中央にご褒美が出て来た。姿が消えるローブだった。次が高そうな剣。その次が楯だった。最初ボーナスの割に欲しい物が無かった。全部マジックバッグに入れると31層への魔法陣が現れ30層のロックが解除された。他のグループが我々を見ている。

 我々は31層に行ってみる海みたいな所だった。雰囲気が感じ悪い。


「もう1度30層をやりたいな」


 アデルさんが言ったので30層入口に戻って、お姉さん達は草地に座り汗を拭いている。


「あんたら、勝ったんだろう?」


 男が俺の嫁達をジロジロ見ながら聞いて来た。


「勝ったぞ」


 マネさんが答えた。


「どんな相手だった?」


 マネさんが説明してあげている。アデルさんが俺の手を握って来た。嬉しい。


 男4人女性3人のグループだった。


「何故、裸なんです?」


 女性が聞いて来た。


「服が有ると動きに付いて行けんのだ」


 マネさんが、また答えた。

 7人が進んで行った。30層がロックされた。


「ミノル、どんな氷弾を撃っている?」


 アデルさんが聞いて来た。


「3センチくらいの、こんな奴ですよ」


 作って見せてあげる。軍が使う30ミリ弾の先端をイメージしたものだ。


「これは強そうだな」


 マネさんが似たような物を作っている。


「連射が大変だったら20ミリ弾でも大丈夫だと思います」


 また作って見せる。


「両方やってみます」


 テリッチさんが積極的だった。


 今回は20分くらいでロックが外れた。また誰も居なかった。


 4人で進んで行くとロックされ3体が現れた。


「ブオオーン」


 また大迫力の叫びが鳴り響く。俺はまた透明化して部屋の隅に撤退した。

 三人は氷弾を連射して飛び上がって行った。テリッチさんだけ最初30ミリ弾を撃って、すぐに20ミリ弾に変えた。20ミリ弾で十分みたいだ。

 相手の速い動きに合わせ、攻撃を避けながら氷弾を撃ち込んでいる。

 ブレス攻撃と大玉のファイヤーボールの連続攻撃を避けるのに失敗すると再生が大変そうだ。

 三人共大分敵を削ったらしく連射を控え出した。少し余裕すら感じるようになって来た。

 テリッチさんが最初に倒した。


「バホホーン」


 モンスターが崩れて行く。

 次がマネさんだった。少し息が荒い。最後にアデルさんが倒して帰って来た。


 ご褒美に弓が現れた。なかなか良い弓だが、矢張り魅力に欠ける。宝箱も貰ってロックを外した。外には誰も居なかった。


「もう一度したいですけど、どうしましょう?」


「僕は体力と安全を考えると、今日は終わりにした方が良いと思います」


「残念だな」


 アデルさんが明るくなっている。

 洞窟に帰ると俺もローブをすぐに脱いだ。汗だくだった。見ている方も疲れる程良い戦いだった。

 池に向かおうとしていると三人が勉強会をしてくれた。凄く嬉しかった。


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