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異世界子供ヤクザ:無名のバクト  作者: 忍絵 奉公


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第44話 広がる街


 王都イデオ。

 変わり始めていた。


 隣国。

 戦争。

 難民。

 移民。

 大量流入。

 王都人口。

 急増。


 結果。

 外門。

 さらに外側へ拡張。

 巨大工事。

 完了。

 そして。

 今までの外門。

 撤去。

 

 東区。

 二十番街まで拡張。

 西区。

 二十番街まで拡張。

 王都。

 倍近く広がった。

 

 当然。

 縄張り争い。

 始まる。

 

 東区。

 光界。

 急拡大。

「救済を」

「秩序を」

 布教。

 炊き出し。

 治安維持。

 勢力を伸ばす。

 

 しかし。

 チェリーパイ。

 まだ死んでない。

 銃。

 薬。

 裏商売。

 移民街へ食い込む。


 結果。

 毎日のように抗争。

 燃える店。

 刺される若衆。

 消える人間。

 新聞。

 戦争状態。


 一方。

 西八番街。

 新勢力。

 現れる。


 半グレ青年。

 ダモン。

 10代後半。

 筋肉。

 短髪。

 喧嘩好き。

「俺らの時代だろ」

 そう言って。

 チーム結成。

 剛力。

 名前通り。

 力押し。


 移民街。

 若者。

 大量加入。

 勢い。

 凄まじい。

 さらに。

 七番街。

 元無言竜残党。

 チンピラ連中と抗争開始。

 毎晩。

 殴り合い。

 血。

 悲鳴。

 酒瓶。

 飛び交う。


 だが。

 その隣。

 五・六番街。

 異常なほど平和。


「スリがいねぇ」

「ぼったくりも減った」

「夜歩けるぞ」

「無名いるからな……」

 住民。

 安心。


 無名倉庫。

 昼。

 ポロン。

 蝋燭作ってる。

 カリナ。

 昼寝。

 ワイザ。

 木材運んでる。

 ヒャッポ。

 矢削ってる。

 平和。


 そこへ。

 ギルド長ゲルド。

「おいバクト」

「冒険者登録しねぇか?」

「嫌だ」

 即答。

「早ぇよ」

 ゲルド苦笑。


 理由。

 ある。

 ギルドには。

 鑑定玉。

 魔道具。

 触れると。

 スキル。

 ギフト。

 一部情報。

 表示される。


 バクト。

 鑑定眼持ち。

 超希少。

 しかも。

 ダブルギフト。

 バレたら。

 終わる。


 貴族。

 王族。

 宗教。

 全部。

 寄ってくる。

 面倒。

 確実。


「めんどくせぇ」

 それだけだった。

 夜。

 バクト。

 ふらり。

 六番街。

 孤児院前。


 変わってない。

 ボロい。

 だが。

 子供の笑い声ある。

 少し安心。

 袋。

 取り出す。

 銅貨三十枚。

「これで少しはマシになるだろ」

 そして。

 窓へ。

 ブン投げる。

 ガシャァァン!!

「あ」

 窓。

 割れた。

 中から。

「きゃあああ!!」

 シスター悲鳴。

 子供達大騒ぎ。

 バクト。

 逃走。

「やべぇ!」

 翌日。

 大工。

「窓修理、銅貨三十枚です」

 シスター。

 遠い目。

「……意味ないじゃない」

 一方。

 バクト。

 その事実を知らず。

「今回は完璧だったな」

 ドヤ顔。

 カリナ。

「窓割れてたけど?」

「え?」

 固まった。



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