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うちの母様 ~天然街道爆走中~  作者: まるーにゃ


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13/21

感化される

ご覧いただきありがとうございます。


 母様と何気なくテレビを見ていた時のことです。



「やぁだぁもぉお。失敗しちゃったぁん」


 高い声と何とも言えない仕草の女性が画面に映った瞬間。


母「何あれ」

私「何ですか、あれ」


 意図せず同時に呟いておりました。


母「何あれ」

私「……何でしょうね」


 おぉう。母様の眼が絶対零度です。

 再び言い放ってしまうほど不愉快だったようです。


 おそらく、あの女性は大勢に注目されてテンションが上がり、さらに自分をアピールしようとした結果ではないかと思われます。

 ……それにしても「たぁん」「たぁん」とよく繰り返しますね。


母「……何なの、あれ」

私「……鳴き声じゃないですか?」


 あまりに連呼するので、母様もどういう反応をしていいかわからなくなってきたようです。私もよくわからない返答をしてしまいました。


 コーナーが変わり「たぁん」の女性がいなくなると、何だかどっと疲れて椅子の背もたれに体重を預けました。横に座っていた母様も、同じ恰好をしています。


私「何かを根こそぎ持っていかれた気がします」

母「ママも……」


 しばらくすると少し回復してきたので、お茶を飲んでひと息つきました。



 その後、夕食の仕度の際、


母「あっ、もやしから入れちゃった~ん」

私「移ってますよー」

母「えっ?」


 無意識だったようです。


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