その力、強大につき
最近ちょっとウキウキしてますただし色恋ではないです
色恋なんてできるとおもってんのかボケナスと自分を叱咤する毎日
「仕留める」
ガチャッ
パラムが洞窟の通路
そう、中級エネミーの奇声が聞こえてきた方に銃を向ける
「3・2・1、来た」
バンッバシュッ!
中級エネミーの影がちょうど視認出来たタイミングで
パラムの持つ銃から水色の弾丸が中級エネミーめがけて放たれる
「グググガッ」
撃たれた中級エネミーは呻きこそすれ倒れない
どういう事だろうと俺が思考を始めるより先に撃たれたエネミーに異変が起きた
「グガァッ」
エネミーの体が凍りはじめたのだ
「パラム何を撃ったんだ?」
「私が中級エネミーに撃ったのは水色の魔石、効力は“凍結”です」
魔石色々あるなぁ、、、
もう二度と敵には回したくないね
そして完全に中級エネミーが凍った
「あぁ終わりましたか、では」
パキィンッ
完全に凍った中級エネミーの芯を普通の弾丸で撃つ
するとそれは簡単に砕けた
そして直ぐに中級エネミーの体が数字と文字の羅列になり霧散した
後には中級エネミーの形を形どった氷が残されるばかりだ
中級エネミーは犬と恐竜を混ぜたような姿をしていたので残った氷だけみるとちょっとおかしい
「並大抵のエネミーならば私はこの様にすぐさま始末することができます
お役に立てると思いますので是非とも!」
なんだろう、仮面をしてるから表情は分からないが凄く褒めて欲しそうにしてるのは伝わってくる
(そもそも顔があるのか分からないが)
「あぁ助かるよありがとう」
パァァァとオーラが出てるような感じになった
いや、後ろのオーラもめっちゃブンブンしてる!
なんか、犬みたいだな、ちょっとかわいいかもしれない
そんな事を考えていると
「…パラムさん」
「なんでしょうか?」
「…パラムさんが仲間になるのは嬉しいですがそうしたらこのステージはどうやってクリアするんですか?」
クラリーが俺の忘れかけていた質問をパラムに投げかけた
「あー、そうですね、本来倒される場合しか想定されてなかったので、、、、
ちょっとここのデータを書き換えてきます」
「「「(…)そんな事でき(んの)(るんですか)(るんだ)!!」」」
俺たちが驚くとパラムは大広間の中央に立ち
手を上に伸ばし指先を動かしはじめた
視線は止まる事なく動いており
俺たちには見えない画面の様なものがあるみたいだ
「はい、上級エネミーは自分が番を受け持つ試練の会場のデータを書き換えることができます」
「「「(…) すげぇ!!! 」」」
「ここの会場で私が倒されたという風にデータを書き換えます
これで上級エネミーとしての私は倒されますが
新しい上級エネミーを生成しておきます
私は自分のデータを新しい参加者として197番目のデータに入れます
これで私は次の会場にもみなさんとご一緒できますよ!」
なるほど、新しい参加者として、か
思いもしなかった発想だ
「よし!完了です!」
パラムがその言葉を口にするのと同時に
俺たちの手元に2つ通知がきた
片方は
「 試練1crear
おめでとうございます
規定の人数が集まり次の試練がはじまるまで休憩していてください
次の試練までの休憩スペースですが各々のホームで休憩なさっても構いませんがもっと広々とした所で休憩をしたい場合はホームアイコンの入力する所に
【休憩スペース】と入力頂ければ結構です」
休憩スペース?
これまた気のきくことだな
そしてもう1つの通知は
「試練1のボスエネミーを撃破しました
【能力上昇、及び能力の使用回数変動】
・能力『疾風刃雷』の瞬間移動の使用回数が3→7になりました
・瞬発力12→27
・防御力13→21
・攻撃力11→19
」
え、なんか瞬発力がすごい上がってるな
これはどういう事なんだろう?
疑問を感じているといつの間にか隣にいたパラムが
「瞬発力が急激に上がってるのは
それが私の突出した能力だからです
基本エネミーを倒しても同じ原理で
能力の上昇に差がでてきます」
「なるほど」
ひとしきりチェックも終わり俺たちは通知に記されていた休憩スペースとやらに向かう事にした
ひと時の休憩を求めて。
あー楽し!
明日も5時にだします!




